オコタンペ湖
実写(ライセンス済み)Reh gambare / CC BY-SA 4.0

北海道・千歳No.886★★地図で見る →

オコタンペ湖

nature穴場——実はすごい

恵庭岳が自分で吐き出した噴出物にせき止められてできた湖。支笏湖の上の森にあり、北海道三大秘湖のひとつ。水ぎわへ下りる道はなく、道ばたの展望台から見下ろすだけの湖だ。

  1. 起点千歳駅
  2. 車で約50分車かタクシー・バスなし
  3. 降車オコタンペ湖展望台(北海道道78号)
  4. そこから
  5. オコタンペ湖

狙い目

隠されているものは何もない。展望台には案内が出ているし、駐車場も無料だ。静かなのは、ここで「する」ことが一つもないからである。見て、車に戻る。それだけだ。バスは上がってこないし、先の道は何年も閉じたまま。冬は入り口から通行止めになる。つまり、ここを目指して曲がった車しか来ない。

場所

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見どころ(歩く順)

道道78号の展望台Reh gambare / CC BY-SA 4.0
  1. 国道453号のオコタン分岐支笏湖へ向かう道から展望台への登りが始まる分かれ道
  2. 道道78号の展望台路肩の駐車スペースつき。湖が見えるのはここだけ
  3. 水の色光と角度でコバルトブルーからエメラルドグリーンへ移るといわれる
  4. 湖をとりまく林水ぎわまで途切れず下りる原生林。砂浜も踏み跡もない
  5. 恵庭岳東側の火山。この谷をせき止めた噴出物の出どころ

実際の行き方

  1. 千歳駅または新千歳空港から国道453号で支笏湖方面へ。
  2. オコタン分岐で北海道道78号支笏湖線に入る。
  3. 坂を登って展望台の路肩に停める。湖は右手の眼下にひらける。
  4. 帰りは同じ道を戻る。美笛方面へは抜けられない。
千歳駅か空港から車で
国道453号で支笏湖方面へ向かい、オコタン分岐から北海道道78号支笏湖線に入る。道は湖の上の展望台まで登っていく。JR千歳駅からの所要は約50分と、千歳市の観光案内も北海道公式の観光サイトも書いている。道道78号にバスはないので、車がなければ支笏湖畔からタクシーになる。
国道453号まで下りる
展望台から先は抜けられない。帰りは来た道を国道453号の分岐まで戻ることになる。そこから支笏湖・千歳方面へ、あるいは洞爺側へ。給油も食事も国道453号ぞいで、この上には何もない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

オコタンペ湖は恵庭岳の西のふもと、支笏湖より高いところにある。火山の噴出物が谷をふさぎ、その裏に水がたまってできた堰止湖だ。岸をひとまわりして約5km。四方から原生の林が水ぎわまで下りてきていて、砂浜も桟橋も、岸へ下りる道もない。人が見に来るのは水の色で、光と見る角度によってコバルトブルーからエメラルドグリーンへ移ると言われる。阿寒のオンネトー、然別の東雲湖とならんで、北海道三大秘湖に数えられる。

おすすめの楽しみ方

目的地というより途中の一点だ。柵の前で30分もいれば十分で、時刻より空模様のほうが効く。曇っていれば、わざわざ登ってきた理由の色が出ない。単独で組むより支笏湖の一日に挟むのがいい。坂を20分ほど下ればビジターセンターのある湖畔に着く。

歴史・背景

名はアイヌ語のオ・コタン・ウン・ペ、「川下に村がある」に由来する。指しているのは湖ではなく川のほうだ。湖は隣の山より若い。恵庭岳の噴火が谷を埋めるだけの物を落とし、その裏に水が溜まった。オンネトー・東雲湖と組にして三大秘湖と呼ぶのはずっと後の、観光の時代の呼び方である。ただ、この括りは的を外していない。三つとも町を持たない湖で、森が人との距離を保っている。

行く前に

現金
料金はかからない。展望台も駐車場も無料で、券売所も売店も自動販売機もない。
行く前に
道道78号の展望台から先、美笛キャンプ場へ向かう区間は2020年6月の法面崩落から通行止めが続いていて、千歳市はいまも通行止めとして案内している。国道453号から展望台までは通れる。冬期は道そのものが閉鎖され、おおむね11月下旬から4月末までは入れない。
別ルート
国道453号は洞爺・喜茂別側からも上がってくるので、千歳を通らずに分岐まで来ることもできる。坂を下れば支笏湖で、国立公園のビジターセンターはそちらにある。組み合わせて回るのが現実的だ。
降りたあと
展望台は道道78号にそのまま面していて、路肩が駐車スペースになっている。水ぎわへ下りる道はない。ガードレールの向こう、眼下の木々の頭ごしに湖を見る。