久高島
実写(ライセンス済み)Kugel~commonswiki / CC BY-SA 4.0

沖縄・南城市(本島南東)No.673★★地図で見る →

久高島

culture穴場——実はすごい

沖縄本島南東の沖に浮かぶ、祈りが日常として続く島。琉球の始まりの地とされ、森も浜も多くが立ち入れない。何ができるかより、何をしてはいけないかを先に知って渡る島だ。

  1. 起点安座真港(南城市)
  2. 約15分安座真港から船・約15分
  3. 降車徳仁港(久高海運・安座真港から)
  4. そこから
  5. 久高島

狙い目

久高島は知られていない島ではない。船は近く、浜の写真は広く出回っている。それでも静かなのは、人が少ないからではなく、島の多くが開かれていないからだ。御嶽も井泉も浜も信仰の場所で、島は立ち入らないよう求めている。訪れる人に許された範囲は、思っているより狭い。

場所

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見どころ(歩く順)

久高集落Kugel~commonswiki / CC BY-SA 4.0
  1. メーギ浜島で唯一、海水浴が認められている浜。港から北へすぐの位置にある
  2. 久高集落低い石垣と井泉、家ごとの拝みの場が並ぶ、島にひとつだけの集落
  3. イシキ浜五穀の種子が入った壺が流れ着いたと伝わる、東側の浜
  4. フボー御嶽島最高の聖域。通年で何人も立ち入れず、道の入口に掲示が立つ
  5. カベール岬アマミキヨが降り立ったと伝わる、島の北端の岬

実際の行き方

  1. 那覇バスターミナル→安座真サンサンビーチ入口(38番志喜屋線)、徒歩で安座真港へ。
  2. 安座真港→徳仁港(久高海運・高速船約15分/フェリー約25分)。
  3. 徳仁港→待合所で自転車を借りる。
  4. 一本道を北東へ:メーギ浜、久高集落、イシキ浜、フボー御嶽の掲示、カベール岬。
那覇からバスと船で
那覇空港駅→旭橋駅(ゆいレール)、徒歩で那覇バスターミナルへ。38番志喜屋線に乗り「安座真サンサンビーチ入口」下車、約1時間・760円。そこから徒歩5分ほどで安座真港に着く。久高海運が高速船とフェリー「フェリーくだか」を徳仁港へ運航している。車なら那覇から本島南東岸を素直に南下すればよい。
徳仁港から戻る
復路も久高海運が徳仁港から安座真港へ運航する。便の間隔は空くので、北へ走り出す前に帰りの便をカウンターで決めておくこと。安座真からは「安座真サンサンビーチ入口」の停留所に戻り、往路を逆にたどれば那覇に着く。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

久高島は、沖縄本島南東の知念岬の沖に細長く横たわる、起伏のない島だ。道は一本、集落も一つ。レンタカーもバスもないので、歩くか港で自転車を借りるかのどちらかになる。土地は個人ではなく字(あざ)の名義で共有されていて、琉球王朝時代の地割制度が残った形だという。島の大部分を使うリゾート計画が持ち上がったとき、島はそれを止め、取り決めを土地憲章として文章にした。観光施設らしい観光施設がいまもないのは、その選択の結果である。

おすすめの楽しみ方

船は日中を通して出ているので、半日あれば足りる。徳仁港で自転車を借り、一本きりの道を北東へ進んでカベール岬で折り返す。高速船は約15分、フェリーは約25分だが、便は1〜2時間おきなので、港を離れる前に帰りの便を決めておきたい。泳ぐつもりがあるなら、行けるのはメーギ浜だけだ。

歴史・背景

琉球王国の王は、聞得大君を伴ってこの島に渡り、拝みを行った。のちにその礼拝は本島側の斎場御嶽から久高島を遥拝する形に変わり、国王の代理が務めるようになる。島は女性が神役を担う祭祀の体系を守り、その頂点にあったのが、島の女性が神女となるための儀礼イザイホーだった。後継者が続かず、長らく行われていない。『琉球国由来記』は、五穀の種子の入った壺が島の東の浜に流れ着いたと記す。久高島が五穀発祥の地と呼ばれるのは、この記述による。

行く前に

現金
島に入るための料金はない。かかるのは船賃だけで、切符は両岸の事務所で買う。集落に簡易郵便局はあるが金融機関の窓口はないので、船賃・自転車・食事の分の現金を持って渡ること。
行く前に
フボー御嶽は通年で立ち入れず、時期によって入れなくなる場所もある。ヤグルガーへ下りる階段は補修中で使えない。海水浴ができるのはメーギ浜だけで、ほかの浜はすべて信仰の対象にあたる。砂・石・サンゴのかけら・草木など、島の自然物は持ち出せない。ヤシガニも獲ってはいけない。
別ルート
安座真港へは本島・南城市側から車やタクシーでも入れる。久高島を海の向こうに望む斎場御嶽と一日でつなぐなら、この行き方が組みやすい。
降りたあと
徳仁港は島の南西の端にある。桟橋の待合所で自転車を借りられ、道はそこから北東へ、集落を抜けてカベール岬まで一本で続く。レンタカーもバスもないので、移動は自転車か徒歩になる。