
北海道東・霧多布No.732★★地図で見る →
霧多布湿原センター
国際的な登録を受けた湿原と、その北の高台に建つ町のセンター。窓の外がそのまま湿原になる。通うバスの名前も、湿原からとられている。
- 起点釧路駅
- 列車+町営バスJR花咲線+町営バス・平日
- 降車湿原センター(浜中町営バス)
- 徒歩
- 霧多布湿原センター
狙い目
隠れた場所ではない。国際的な登録があり、町も案内を出している。人が少ないのは地理の問題だ。よく知られた釧路の湿原よりずっと東にあり、通う町営バスは月曜から金曜まで。結局、車で来るか、来ないかになる。
場所
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- 展望ホール上の階を丸ごと使った、端から端までガラスの部屋
- 津波の地層展示この海岸を洗った波が地面に残した縞の記録
- バードカービング町で記録された鳥を木で彫り起こした展示
- MGロード湿原の縁を通る道。Marshy Grassland の頭文字が愛称になっている
- 琵琶瀬展望台湿原の南側、道端から横長に見渡せる展望台
実際の行き方
- 釧路駅→茶内駅(JR花咲線)。
- 茶内駅→湿原センター(浜中町営バス・霧多布湿原線・平日運行)。
- 1階の展示を見てから、上の階のホールへ。
- 外に出て湿原の縁の道を歩き、戻りのバスに乗る。
- 釧路駅から花咲線、茶内で町営バスへ
- 釧路駅から花咲線で東へ、茶内駅まで行く。本数が少ないので、湿原に一日を合わせるのではなく、この列車に一日を合わせることになる。茶内からは浜中町営バスの霧多布湿原線。霧多布温泉ゆうゆと茶内駅を結ぶ路線で、その途中に「湿原センター」という停留所がある。町の案内では月曜から金曜の運行だ。
- 茶内へ、そして釧路へ
- 帰りも同じ霧多布湿原線で茶内駅へ戻り、そこから花咲線に乗り継ぐ。土日祝にこの路線は走らないので、週末に行くなら車かタクシーになる。町は来訪者向けの路線マップを出している。展示に落ち着く前に、そこで最終の時刻を確かめておきたい。
どんな場所か
霧多布湿原は浜中町の海岸の内側に、3,168ヘクタールにわたって広がっている。派手な景色ではない。泥炭と湿った草、点在する水面、そのあいだを蛇行していく川。起伏がないぶん、地面のかたちがそのまま見えてくる。センターが建っているのは湿原の北側の高台で、窓のすぐ外が湿原になり、それでいて広がりの端まで届く位置だ。1階には展示があり、上の階は眺めのためにほとんど空けてある。外に出れば、湿原の縁をなぞる道が続いている。空気の匂いまで確かめたい人のためのものだ。
おすすめの楽しみ方
予定は湿原ではなく列車に合わせる。花咲線の本数が全部を決めていて、バスはそれに従っているだけだ。7月のはじめにはエゾカンゾウが湿原一面に立ち上がり、日も長い。天気が崩れても引き返さなくていい。ここでいちばんいい眺めは、はじめからガラスの内側にある。
歴史・背景
湿原がラムサール条約の登録湿地になったのは1993年6月。センターが高台に建ったのも同じ年だった。館内にあるのは湿原の展示だけではない。この海岸を洗った津波が地層に残した縞を見せる一角があり、町で記録された鳥を木で彫り起こした作品も並んでいる。運営を担っているのは地元の自然保護団体で、町の施設をこの団体が受け持っている。だから館内は博物館というより、人を入れてくれる現場事務所に近い。
行く前に
- 現金
- 北海道の公式観光サイトの掲載では、センターの入館は無料。敷地に駐車場もある。町営バスの運賃は車内で払う仕組みで、子どもや障がい者手帳を持つ人への割引を町が公表している。カードが使える前提では動かないほうがいい。現金を持っていくこと。
- 行く前に
- 開館時間は季節で変わる。4月から9月は9時から17時、10月から3月は9時30分から16時。冬側の期間は火曜が休館で、火曜が祝日にあたる年は翌日へ振り替わる。1月2日から20日までは完全に閉まる。町営バスはどの季節も土日祝には走らない。
- 別ルート
- 車なら、茶内駅と琵琶瀬を結ぶ道道沿いにセンターがある。同じ道を南側へ回り込むと琵琶瀬展望台に出る。湿原を横に長く見渡した写真は、たいていここからのものだ。町営バスの霧多布厚岸線が琵琶瀬に停まる。展望台は道端にあって係の人もいないので、センターの開館時間とは無関係に立てる。
- 降りたあと
- 停留所の名前はセンターそのもので、降りればもう敷地に入っている。建物は湿原を見下ろす高台にある。入口は下の階、眺めはそこからひとつ上だ。