
沖縄中部・与勝諸島No.862★地図で見る →
伊計島
〜海中道路の先の畑と浜の島〜
海中道路でつながる島々の、いちばん奥にある島。畑と細い道が島の大半を占め、中ほどに復元された古代の集落跡、北の端に砂浜がある。
- 起点沖縄北IC
- 約40分車・海中道路経由
- 降車屋慶名バスターミナル(沖縄バス27・52・80番)
- そこから
- 伊計島
狙い目
隠れた島ではない。県の観光サイトにも載り、海中道路には一日じゅう車が通っている。それでも騒がしくならないのは、ここが何かへ向かう途中ではなく道の突き当たりだからで、島の表面のほとんどが観光地ではなく現役の畑だからでもある。訪れる人の多くは、最初の橋か最初の浜で足を止めてしまう。
場所
沖縄のほかの記事 41件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 伊計大橋宮城島から渡る最後の橋。左右に海が開ける
- 島の道とサトウキビ畑畑と畝と小さな集落のあいだを通る島の道
- 仲原遺跡国の史跡。発掘された集落跡に草葺きの竪穴住居を復元
- 伊計ビーチ北端の管理された浜。入場料とマリン用具の貸し出しがある
- 大泊ビーチ北東の海岸にあるもう一つの砂浜
実際の行き方
- 沖縄北IC→一般道を東へ、海中道路の入口へ(県の観光サイトの目安で伊計島まで約40分)。
- 海中道路で平安座島へ渡り、宮城島を抜けて伊計大橋を越える。
- 島の中ほどの仲原遺跡に寄り、復元された竪穴住居を見る。
- 北端の伊計ビーチと大泊ビーチまで進み、同じ橋を戻る。
- 沖縄北ICから車で
- 沖縄自動車道を沖縄北ICで降り、一般道を東へ。県の観光サイトはこの区間を約40分としている。海中道路で平安座島へ渡り、宮城島を抜け、最後に伊計大橋を越える。海中道路も橋も通行料は要らず、道は最後まで対面通行の一般道である。
- 同じ橋を戻る
- 島を出る道は来た道しかないので、帰りにも同じ40分と、週末の海中道路の渋滞を見込んでおきたい。島々を結ぶバスは1日7往復ほどなので、帰りに使うなら先に時刻表を確かめたい。そうでなければ車かタクシーが現実的だ。天気が崩れる日は、出発前に道路状況を確かめること。海中道路は風をまともに受ける。
どんな場所か
伊計島は、うるま市・勝連半島の沖に連なる与勝諸島の東の端にある。行き方は海中道路だ。浅瀬の上をまっすぐ延びるこの道で平安座島へ渡り、宮城島を抜け、最後に伊計大橋を越えると島に着く。周囲はおよそ7キロ。そのほとんどが畑で、主役はサトウキビ、あいだにメロンやスイカ、トマトの畝が並ぶ。沖では漁と養殖が続く。集落は小さく、道は静かだ。人が目指すのは両端——島の中ほどにある古代の集落跡と、北の砂浜である。
おすすめの楽しみ方
着いてからより、着くまでの道のほうが記憶に残る島だ。海中道路と三つの橋を、目的地への移動ではなく本編として走りたい。伊計ビーチは管理された有料の浜で、潮の干満に左右されず通年泳げるとされている。ほかの浜のリーフが引いてしまう時間帯には、この一点が効く。浜と浜のあいだの道はゆっくり通ること。御嶽は展望台ではなく祈りの場で、畑は誰かの仕事場である。
歴史・背景
橋が架かるずっと前から、人はここに住んでいた。島の中ほどの仲原では、縄文時代の終わりごろの竪穴住居の集落跡が見つかり、国の史跡に指定されている。発掘された跡地には草葺きの住居が復元され、集落の配置がその場で読み取れるようになっている。南西の岬には伊計グスクの跡が残り、島には神女が守ってきた御嶽がいまも点在する。最後の橋が架かるまで、これらへ渡る手段は船だけだった。
行く前に
- 現金
- 海中道路も橋も無料で通れる。伊計ビーチは管理された有料の浜で、マリンアクティビティは別料金。大泊にも有料の区画がある。島の商店は集落の規模なので、現金を持ち、必要なものは渡る前に買っておきたい。
- 行く前に
- 強風や台風のときは海中道路が通行止めになる。両側が海の道が続くためだ。浜の施設も天候次第で閉まることがある。島の御嶽は現役の祈りの場で、掲示に従い、入らないよう案内されている場所には立ち入らない。
- 別ルート
- 車を使わないなら、那覇から沖縄バス27番・52番・80番のいずれかで勝連半島の屋慶名バスターミナルへ。その先はタクシーか、うるま市の島しょ地域のバスになるが、乗り場はターミナルではなく近くのJA与那城前である。本数が限られるので、頼る前に時刻を確かめたい。
- 降りたあと
- 屋慶名バスターミナルは本島側にあり、最初の橋までかなり距離がある。ここから歩いて島へ渡る道はない。最後の区間はタクシーか島しょバス、車で海中道路と二つの島を経由する。伊計大橋を越えてしまえば、仲原遺跡も北の浜も車で数分の距離だ。