浜比嘉島
実写(ライセンス済み)Kugel / CC BY 3.0

沖縄中部・うるま市の島No.660★★地図で見る →

浜比嘉島

〜神話の御嶽が暮らしの中にある島〜

culture穴場——実はすごい

沖縄本島の東、うるま市の海に浮かぶ小さな島。琉球の創世神話に結びつく聖地が、赤瓦と琉球石灰岩の集落のただ中に残り、島の人は半農半漁の暮らしを続けている。

  1. 起点那覇バスターミナル
  2. 約2時間15分沖縄バス+島しょバスか車
  3. 降車屋慶名バスターミナル(沖縄バス27・52・80番)
  4. そこから
  5. 浜比嘉島

狙い目

ここは知られていない島ではない。県の公式観光サイトにも載り、橋が架かってからは車で渡れる島として定着している。それでも静かに感じるのは、観光地ではなく人の住む島だからで、沖縄の旅程の多くが本島西海岸に集中していることも大きい。

場所

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見どころ(歩く順)

アマミチューの墓Kugel~commonswiki / CC BY-SA 4.0
  1. 浜比嘉大橋平安座島から渡る橋。正面に島の低い緑の稜線が広がる
  2. 浜の集落島の北側。赤瓦の屋根と琉球石灰岩の石垣が続く
  3. アマミチューの墓東の海辺、岩の小島アマンジにある祈りの場
  4. シルミチュー比嘉集落の奥、森の中の洞窟。子宝祈願の霊場として知られる
  5. 比嘉グスク比嘉集落の背後の丘。平安座島と太平洋を見渡せる

実際の行き方

  1. 那覇バスターミナル→屋慶名バスターミナル(沖縄バス27番・52番・80番。県の観光サイトの目安で約2時間)。
  2. 屋慶名→浜比嘉島(うるま市の島しょバス・タクシー・車で海中道路と平安座島を経由し、浜比嘉大橋を渡る)。
  3. 浜の集落を歩き、東の海辺へ出てアマンジの岩とアマミチューの墓へ。
  4. 比嘉集落へ進んでシルミチューと比嘉グスクを見て、橋を戻ってバスか車で帰る。
沖縄バスで屋慶名へ、その先は島しょバスか車
那覇バスターミナルから沖縄バス27番・52番・80番のいずれかで、勝連半島の屋慶名バスターミナルへ。県の観光サイトはこの区間を約2時間としている。乗り継ぎ地点はこの屋慶名で、うるま市が運行する島しょ地域のバスが、橋でつながる島々を結んでいる。タクシーやレンタカーも同じ海中道路を通る。バス運賃は車内で支払う。
屋慶名バスターミナルから戻る
行きと同じ道を屋慶名まで戻り、同じ沖縄バスの路線で那覇へ。島しょ地域のバスは本数が限られるので、帰りの便は出発前に決めておきたい。車なら時間の制約はないが、バスなら屋慶名で最終便の時刻を確かめてから島へ渡ること。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

浜比嘉島は、うるま市・勝連半島の沖に浮かぶ島だ。周囲はおよそ7キロ。島の全体が浜と比嘉という二つの集落で分けられ、住民は古くから半農半漁で暮らしてきた。名産はモズクの養殖である。隣の平安座島から浜比嘉大橋が架かり、県道がそのまま島へ入るので、船の時刻に合わせる必要がない。聖地は囲われた公園にはなっていない。森の洞窟、海辺の岩の小島——どれも集落の縁にあり、うるま市はこれらを市の文化財に指定している。

おすすめの楽しみ方

車を停めるのも、バスを降りるのも一度でいい。集落は歩いてつながる距離にあり、石垣のあいだの小道そのものが、聖地と同じくらいこの島の顔になっている。御嶽は見世物ではなく、数軒先に住む人の祈りの場だ。掲示に従い、外から見るよう案内されているところには入らない。午後の光はアマンジの岩と東の海によく合う。

歴史・背景

琉球の始まりを語る神話では、女神アマミチュー(アマミキヨ)と男神シルミチュー(シネリキヨ)がこの島に住み、その子孫が島々に広がったとされる。島には物語に結びつく場所が残っている。東の海に浮かぶ岩の小島アマンジにある墓と、比嘉集落の奥の森にある洞窟だ。後者は子宝を願う人が長く訪れてきた霊場で、うるま市はどちらも市の文化財に指定している。東の御嶽(シヌグ堂)ではいまもシヌグの祭祀が行われる。橋が架かるまで、島へは屋慶名から船で渡っていた。

行く前に

現金
聖地の見学に料金はかからず、海中道路も浜比嘉大橋も通行料の要らない県道だ。バスは車内払いなので、小銭と小額紙幣を用意しておきたい。島の商店は集落の規模で、まとめ買いには向かない。
行く前に
御嶽は現役の祈りの場で、参拝者以外の立ち入りを控える場所もある。掲示に従い、外から見るよう案内されているところには入らない。道はいつでも通れるが、聖地は明るいうちに見るのがいい。台風の季節は、海中道路も橋も風の通り道になるので、出発前に道路状況を確認したい。
別ルート
高速道路からなら沖縄北ICで降り、一般道を東へ。県の観光サイトは約40分としている。海中道路で平安座島へ渡り、そこから浜比嘉大橋を越える。
降りたあと
屋慶名バスターミナルは本島側にあり、橋まではおよそ5キロ離れている。ここから歩いて島へ渡る道はない。最後の区間は島しょバスかタクシー、レンタカーで海中道路と平安座島を経由する。橋を越えてしまえば、浜と比嘉の集落は歩いて行き来できる距離だ。