
佐賀北西部・唐津No.1258★★★地図で見る →
唐津くんち
〜曳山が町を巡る秋の大祭〜
毎年11月2日から4日、唐津神社の秋季例大祭で、漆塗りの曳山が旧城下町を曳き回される。曳山行事は国の重要無形民俗文化財で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
- 起点唐津駅(JR筑肥線・唐津線)
- 徒歩約10分唐津駅から徒歩
- 唐津くんち
場所
佐賀のほかの記事 14件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 曳山展示場(アルピノ)唐津駅そばの仮展示場。曳山がひとつの広間に勢ぞろいする
- 大手口初日の宵曳山の出発地。提灯をともした曳山がここから動き出す
- 唐津神社祭りの本社。宵曳山のあと曳山が並び、翌朝からの巡行はここから出る
- 西の浜 御旅所神輿が休む浜辺の砂地。曳山はここへ曳き込まれる
実際の行き方
- 博多→唐津駅(福岡市地下鉄空港線からJR筑肥線へ直通)。
- 唐津駅→駅そばのアルピノにある曳山展示場。
- 旧城下町を北へ、大手口を経て唐津神社へ。
- 11月3日は曳山について北西の西の浜へ。正午ごろの曳き込みを見る。
- 唐津駅から歩く
- 唐津駅にはJR筑肥線と唐津線が乗り入れる。福岡からは福岡市地下鉄空港線で西へ向かい、JR筑肥線へ直通する唐津行き・西唐津行きに乗る。筑前前原止まりなら、そこで乗り換える。駅から唐津神社までは北へ歩いて10分ほど。
- 唐津駅へ戻る
- 来た道を南へ唐津駅まで戻り、JR筑肥線で福岡方面へ。地下鉄へそのまま直通する列車もある。祭りの日は、巡行が終わる前に帰りのきっぷを買っておくと慌てずに済む。
どんな場所か
「くんち」は、秋の実りを神に供える「供日(くにち)」が九州の言葉でなまったものとされる。唐津くんちの主役は14台の曳山で、旧城下町の町ごとに1台ずつを持ち、自分たちの手で曳く。つくりは乾漆で、粘土の型に和紙を重ねて漆を幾度も塗り、金箔や銀箔で仕上げる。かたちは赤い獅子の頭、鯛、鳳凰の舟、名だたる武将の兜とさまざまだ。笛と太鼓と鐘の囃子に、曳き子が「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」と応える。
おすすめの楽しみ方
11月2日の宵曳山は日が暮れてから始まり、どの曳山も提灯をともして町を進む。3日は朝に神輿とともに神社を出て、昼ごろ西の浜に着くと曳き込みが始まり、午後にふたたび曳き出される。4日は町をもう一巡りして、夕方に展示場へ戻る。
歴史・背景
御旅所への御神幸は、寛文年間(1661〜1673年)に始まったと伝わる。曳山が加わったのはその後で、1819年に刀町が最初の「赤獅子」を仕上げ、1876年まで各町が次々に自分たちの曳山をつくった。明治期にはもう一台が失われている。曳山行事は1980年に国の重要無形民俗文化財となり、2016年には「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録された。
行く前に
- 現金
- 曳山展示場は入館料がかかる(確認時点で一般310円)。JR唐津線・筑肥線には交通系ICカードが使えない区間があるので、きっぷ用に現金を持っておきたい。
- 行く前に
- 巡行の沿道では自撮り棒とドローンの使用が禁じられ、曳山や綱に近づかないよう求められている。曳山展示場は新しい展示場ができるまでの仮の場所にあり、くんちの日は休館する。新館への移転にあわせて公開のしかたが変わる可能性があるので、祭り以外の日に訪ねるなら唐津観光協会のサイトで確かめたい。
- 別ルート
- 昭和バスの高速バス「からつ号」が、福岡と唐津大手口バスセンターを結んでいる。着く場所は、初日の出発地である大手口のそばだ。
- 降りたあと
- 唐津駅から旧城下町を北へ10分ほど歩く。白い鳥居が唐津神社の入口の目印になる。