
高知市・帯屋町No.861★★地図で見る →
ひろめ市場
〜高知の相席の食堂街〜
高知の街なかにある一棟の市場。小さな店が通路の両側に並び、卓はどこの店のものでもない。好きな店で買って、空いている席に座って食べる。隣で同じことをしている人がいる、それだけの場所だ。
- 起点高知駅
- 約15分路面電車+徒歩
- 降車大橋通停留場(とさでん交通伊野線)
- 徒歩
- ひろめ市場
狙い目
ここは隠れた場所ではない。市内でいちばん人の多い部屋で、高知の旅程にはたいてい入っている。それでも行く価値があるのは席のきまりのほうだ。予約席がないから、ひとりでも八人連れでも同じように座れる。人の引いた時間に行けば、同じ卓が地元の食堂の顔に戻る。
場所
高知のほかの記事 18件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 龍馬通り入ってすぐの一列、鮮魚店と精肉店、海のものの店が並ぶ
- お城下広場共有の卓がいちばん多く集まる一角、四方を厨房が囲む
- いごっそう横丁広場から外れた、惣菜と揚げ物の短い列
- 自由広場焼き物や鰻、小さな居酒屋を背にしたもうひとつの席の広場
- ぎっちり日曜市厨房ではなく、酒と青果と土産の店が並ぶ通り
実際の行き方
- 高知駅から大橋通へ路面電車で。はりまや橋で伊野線に乗り換える。駅からアーケードを歩いてもいい。
- 南の帯屋町アーケード側か、北の追手筋側から入る。
- 一軒で買って空いた席に着き、次のひと品はまた別の店で買う。
- 空いた皿は卓に置いたままでいい。スタッフが下げてくれる。
- 高知駅から大橋通へ、路面電車で
- 高知駅前から電車で南へ下り、はりまや橋で東西に走る伊野線に乗り換える。西へ進んで大橋通で降りればいい。市内は狭いので、駅からアーケードを歩いて来る人も普通にいる。
- 高知駅へ、歩くか電車で
- 腰を落ち着ける前に、大橋通の終電を確かめておきたい。市場は市場の時間で動いている。屋根付きのアーケードを抜けて駅まで戻る道は明るく、迷いようがない。
どんな場所か
ひとつ屋根の下に五十を超える商いが入っている。飲食店ばかりではない。鮮魚店も精肉店も、青果も酒屋も土産物も、厨房と同じ列に並ぶ。区画は番号ではなく名前で呼ばれ、通りと広場に分かれていて、そこに散らばる卓は共有物だ。カウンターで頼み、皿を持って空いた席へ運び、次のひと品はまた別の店で買う。食べ終えた皿は、そのまま置いておけばスタッフが下げてくれる。
おすすめの楽しみ方
日曜だけは平日より一時間早く開き、外の街路市が夕方まで北側を占める。夜はすぐ埋まるので、遅めの昼か、夕食前の空いた時間が席を見つけやすい。店ごとに休みも営業時間も違い、市場自体の休館日は公式のカレンダーに出ている。
歴史・背景
この一帯の名は、土佐藩の家老・深尾弘人蕃顕の屋敷に由来する。屋敷そのものは明治の変動のなかで姿を消したが、高知の人はその土地を「弘人屋敷」と呼び続けた。一九九八年、衰えかけた商店街の核にここを据えるという地元の案に、土地の所有者と建設会社が乗った。市場は古い呼び名を掲げて開き、以来この街区の要であり続けている。
行く前に
- 現金
- 入場料はない。会計は店ごとで、キャッシュレスに対応している店には公式の店舗一覧に印がついている。それ以外のために現金も持っておきたい。駐車場の精算機は高額紙幣を受け付けない。
- 行く前に
- 店ごとに休みも営業時間も違い、市場の休館日は公式のカレンダーに掲載される。日曜の朝だけは平日より早い。天候に左右されない場所なので、高知で雨に降られた日の逃げ場になる。
- 別ルート
- 車なら、ホールの上階がそのまま立体駐車場になっている。出入口は北の追手筋側と南の大橋通側の二か所。日曜は街路市のため夕方まで北側が使えないので、南から入る。
- 降りたあと
- 大橋通からは同じ街区のうちだ。南は帯屋町のアーケードから、北は高知城側の追手筋から入れて、どちらから入ってもすぐ通路に出る。