道後温泉本館
実写(ライセンス済み)Wei-Te Wong / CC BY-SA 2.0

愛媛・松山道後No.541★★★地図で見る →

道後温泉本館

onsen王道を、いちばんいい形で

松山・道後にある木造三層の公衆浴場。国の重要文化財でありながら、いまも現役の湯屋として営業している。長い保存修理を終え、浴室も上階の休憩席も皇室用の別棟も、ふたたび揃って見られるようになった。

  1. 起点JR松山駅
  2. 約25分伊予鉄市内電車・5系統
  3. 降車道後温泉駅(伊予鉄市内電車)
  4. 徒歩
  5. 道後温泉本館

場所

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見どころ(歩く順)

道後温泉駅Saigen Jiro / CC0
  1. 道後温泉駅明治風の洋館づくりの電停。前庭に坊っちゃん列車が据えられている
  2. 振鷺閣屋根の上にのる小さな塔屋。赤いギヤマン(色ガラス)張り
  3. 神の湯二つある浴室のうち広い方。どの入浴コースにも含まれる
  4. 霊の湯小さい方の浴室。上階には畳敷きの休憩席と個室がある
  5. 又新殿皇室のための浴室として建てられた別棟

実際の行き方

  1. JR松山駅前→道後温泉(伊予鉄市内電車5系統・終点、約25分)。
  2. 道後温泉駅→商店街をまっすぐ抜けて本館へ(平坦な道を数分)。
  3. 入口で入浴コースを選んで購入し、そのコースの順に湯と上階の休憩席を使う。
  4. 同じ通りを戻って電停へ。
伊予鉄市内電車5系統・JR松山駅前から直通
JR松山駅前の電停から、5系統の市内電車で終点の道後温泉へ。道後温泉公式の案内では所要は約25分。日中は続けて走っているので時刻表を細かく調べる必要はなく、終点なので降り損ねる心配もない。
道後温泉駅から戻る
商店街の入口にある終点から、同じ5系統でJR松山駅前へ戻る。夜が更けると本数は減るので、夕方以降に入浴するなら、上階の休憩席でくつろぐ前に発車案内を見ておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

本館は道後の商店街を抜けた先に立つ、城郭を思わせる木造三層の建物だ。屋根の上には振鷺閣(しんろかく)と呼ばれる小さな塔屋がのる。浴室は二つに分かれていて、広い方が神の湯、小さい方が霊の湯。霊の湯の上階には畳敷きの休憩席と個室がある。別棟の又新殿は皇室のための浴室として建てられたもので、同じ性格の建物は国内にほかにない。建物は全体が国の重要文化財に指定されており、大がかりな保存修理をひととおり終えたところだ。それでも性格は変わっていない。町の人がいまも通う湯屋である。

おすすめの楽しみ方

公式の案内では、いちばん早い入浴は朝6時から。振鷺閣の刻太鼓は一日に三度、開館時と正午と夕方に打たれる。この回に合わせれば、商店街が開く前に湯を使い、そのまま上階の休憩席へ上がれて、戻る頃には通りが動き出している。湯だけなら短くすむが、休憩席や上階まで見るつもりなら時間に余裕を持ちたい。

歴史・背景

道後の湯は日本最古の温泉としばしば語られ、傷ついた脚を湯で癒やした白鷺の伝説が起源として伝わる。いま建つ本館は明治27年(1894年)の改築によるもので、城郭建築の流れをくむ木組みでつくられた。皇室用の又新殿が加わるのは明治32年(1899年)。明治28年(1895年)に松山へ赴任した夏目漱石も通ったとされ、上階には「坊っちゃんの間」の名で部屋が残る。平成6年(1994年)には、公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定された。

行く前に

現金
本館の入浴コースは入口で購入する。浴室・休憩席・観覧の組み合わせでいくつかに分かれている。市内電車は降車時に払う一回均一の運賃で、現金が使える。料金は改定されることがあるため、最新の額は各事業者の案内で確認したい。
行く前に
ここは博物館ではなく現役の浴場なので、部屋や上階は購入したコースに紐づき、使えない場合もある。混み合うのは日中の時間帯。電停からの道は平坦でおおむねアーケードの下を通るため、雨でも歩きやすい。
別ルート
松山空港からは道後温泉駅前行きのリムジンバスがあり、市街地で乗り換えずに道後まで入れる。
降りたあと
道後温泉駅を出たら、坊っちゃん列車が据えられた駅前広場を横切って商店街へ。本館はその突き当たりで、平坦な道を数分。