ばんえい十勝 帯広競馬場
実写(ライセンス済み)馬面長伊奈 / CC BY-SA 4.0

北海道・帯広No.1135★★地図で見る →

ばんえい十勝 帯広競馬場

〜世界で唯一のばんえい競馬〜

entertainment穴場——実はすごい

重りを積んだ鉄のそりを曳いた馬が、まっすぐな砂の走路に築かれた二つの坂を越えていく。世界でここだけに残ったばんえい競馬の舞台で、柵の内側を歩きながら、最初から最後まで馬に並んで見られる。

  1. 起点札幌駅
  2. 約2時間40分JR特急・1日11本
  3. 降車帯広駅(JR根室本線)
  4. そこから
  5. ばんえい十勝 帯広競馬場

狙い目

国内ではよく知られた場所で、穴場ではない。とはいえ、人が多すぎて入れないということも、まず起きない。理由は知名度ではなく距離にある。十勝は札幌・富良野・函館を結ぶ道内の定番ルートから外れているので、海外からの客がここまで東に来ることは少ない。考えるべきは混雑ではなく、その日が開催日かどうかだ。

場所

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見どころ(歩く順)

馬の資料館Ozizo / Public domain
  1. パドック発走前の馬が引き出される場所。装具の作りと筋肉の張りまで見える距離
  2. 柵の内側の通路観客が馬と並んで発走からゴールまで歩ける、走路脇の開かれた道
  3. 第2障害高さ1.6メートルほどの土の坂。勝負の多くがここで決まる
  4. 馬の資料館ばんえいの歩みと馬具、働く馬の時代を伝える場内の展示館
  5. とかちむらスタンドの隣に並ぶ、十勝の農産物と郷土の食を扱う店の一角

実際の行き方

  1. 札幌駅→帯広駅(JR特急おおぞら・とかち、約2時間40分)。
  2. 帯広駅→帯広競馬場(駅バスターミナル12番乗り場から十勝バス、「帯広競馬場前」下車。または徒歩約20分)。
  3. 次のレースが始まる前にパドックへ行き、そのまま柵の内側の通路へ移る。
  4. レースの合間に、馬の資料館ととかちむらまで足を延ばす。
JR特急・札幌駅から帯広駅へ
札幌駅→(JR特急おおぞら・とかちで約2時間30分〜2時間50分)→帯広駅。JR北海道の時刻表では下りが1日11本あり、早朝から夜まで散らばっている。当日ホームで探すのではなく、座席は先に押さえておきたい。
帯広駅から戻る
帰りも同じ特急で札幌へ。午後から夜にかけて本数がある。照明をつけた開催は終了が遅いので、最終レースを見終わってから列車を探すのではなく、先に戻る時刻を決めておく。夜の開催を最後まで見るなら、帯広に一泊したほうが一日に無理がない。
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どんな場所か

ばんえい競馬は、北海道の開拓農家で働いていた馬の力くらべから育った競技で、いまも開催しているのは帯広だけだ。コースは楕円ではなく、砂を敷いた200メートルの直線。馬は後ろに重りを積んだ鉄のそりをつないでいる。行く手には土を盛った坂が二つあり、後ろのほうがきつい。曳く重さは最大で1トンに達し、それは馬自身の体重とほぼ変わらない。開催は年間を通してあり、スタンドはカーブの外からではなく、走路の正面を見下ろす向きに建っている。

おすすめの楽しみ方

開催は土曜・日曜・月曜が基本なので、旅程のほうを日程に合わせることになる。開催日と発走時刻は公式サイトに出ている。レースとレースのあいだには間があり、パドックや資料館、とかちむらまで歩いて戻っても次の発走に間に合う。照明をつけて夜まで続く開催日もある。

歴史・背景

北海道の馬は、開拓の労働力として運ばれてきた。畑を起こし、木を運び、島じゅうの農家と一緒に働いた。どの馬がよく曳くかをくらべる村の祭りはやがて競技の形を整え、道内の馬文化は2004年に北海道遺産へ選ばれている。かつては四つの市が開催日を分け合っていたが、三市が撤退したのち、2007年から帯広が一手に引き受けた。全国のファンと民間企業の支援が、その決断を支えている。

行く前に

現金
入場については公式サイトに案内があり、確認した時点では無料と記されていた。馬券と場内の飲食、とかちむらでの買い物は別になる。駐車場は400台分。開催日は近くの病院の駐車場も、時間を区切って使えるようになっている。
行く前に
毎日開催ではなく、季節の変わり目には休みの期間もある。まず日程を確かめること。スタンドも走路脇の通路も屋外で、十勝の冬は冷え込みが強く空気が乾く。立ったまま過ごす時間が長いので、足元から防寒しておきたい。
別ルート
とかち帯広空港からは、到着便に合わせてターミナル前から競馬場へ向かうバスが出る。新千歳空港に着いた場合は、札幌まで出ずに南千歳駅で同じ特急に乗り換えても帯広に着く。
降りたあと
帯広駅からは西へ、番号のついた通りを進んで徒歩20分ほど。バスなら駅バスターミナルの12番乗り場から十勝バスに乗り、「帯広競馬場前」で降りると入口の前に出る。南口からタクシーを使えば10分もかからない。