座喜味城跡
実写(ライセンス済み)Renate Hano / CC BY-SA 4.0

沖縄・読谷村No.691★★地図で見る →

座喜味城跡

history穴場——実はすごい

沖縄本島西側・読谷村の高台に残る15世紀のグスク。曲線を描く琉球石灰岩の城壁と、楗石を組んだアーチ門が現存する。入場料も閉門時刻もなく、麡には村立のユンタンザミュージアムが建つ。

  1. 起点那覇バスターミナル
  2. 約90分バス・1日数便
  3. 降車座喜味(読谷線29・62番)
  4. 徒歩
  5. 座喜味城跡

狙い目

世界遺産であり、知られた場所だ。穴場ではない。それでも慌ただしくならないのは、リゾートの海岸線から内陸へ入った位置にあり、切符売り場に並ぶ必要もないからだろう。日中のいちばん混む時間を外せば、城壁をゆっくり歩ける。

場所

沖縄のほかの記事 41件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

座喜味城跡のアーチ門Renate Hano / CC BY-SA 4.0
  1. 外郭のアーチ門最初にくぐる門。アーチの頂点に楗石が据えられている
  2. 曲線を描く城壁直線ではなく、ゆるやかに折れ曲がりながら続く琉球石灰岩の石積み
  3. 一番奥の郭城内でもっとも高い場所。かつて建物が建っていたと考えられている
  4. 西に開ける眺め高台から見渡す読谷の畑地と東シナ海
  5. ユンタンザミュージアム城跡の麡に建つ村立博物館。グスクの展示と沖縄戦の展示がある

実際の行き方

  1. 那覇バスターミナル→座喜味バス停(読谷線29番または62番・喜名経由、約90分)。
  2. 座喜味バス停→ユンタンザミュージアム・城跡入口(坂を上って徒歩約10分)。
  3. 先に博物館を見てから、アーチ門をくぐって奥の郭と西向きの城壁へ。
  4. 帰りは座喜味から。便がなければ西へ徒歩約20分の高志保入口へ回り、本数の多い28番に乗る。
那覇バスターミナルから読谷線
那覇バスターミナルから読谷線29番・62番(喜名経由)で座喜味へ。所要はおよそ90分。ただしこの2系統は1日に数本しか走らないので、ターミナルへ行ってから考えるのではなく、乗る便を決めてから那覇を出ること。
座喜味から戻る
帰りも同じ29番・62番だが、夕方には終わってしまう。着いたら座喜味バス停の時刻表を読み、折り返す時刻を先に決めておきたい。乗り遅れたときは、本数の多い28番が出る高志保入口まで歩く手がある。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

グスクは、土と木ではなく切り出した琉球石灰岩を積み上げる、沖縄独自の城のかたちだ。座喜味城跡は沖縄本島西側・読谷村の高台にあり、城郭の外周は365メートル、内側の面積は7,385平方メートルにおよぶ。城壁は直線で走らない。ゆるやかな曲線を描いて折れ曲がり、郭へ入るアーチ門には楗石が組み込まれている。この形式のアーチ門としては沖縄でも古い部類とされる。城内から瓦が出土しないため、かつて建っていた建物は板葬きだったと考えられている。

おすすめの楽しみ方

城跡そのものに門はないので、時間を区切るのは麡の博物館のほうだ。開館は午前9時から午後6時、入館は午後5時30分まで。石積みの意味を知ってから登りたいなら、展示室を先に回るとよい。夕方近くになると、曲線の城壁に低い光が差す。

歴史・背景

築いたのは、築城家として名の通った読谷山按司・護佐丸とされる。時期は15世紀初頭で、1416年とする説が一般的だが、1422年とする説もある。戦後は1956年に琉球政府の重要文化財となり、本土復帰の1972年に国指定史跡となった。翌年からは文化庁と沖縄県の補助を受けて発掘調査と城壁の修理が進み、いま見える姿がかたちづくられた。2000年12月には他の琉球の遺産とともに世界遺産へ登録されている。

行く前に

現金
城跡は無料。ユンタンザミュージアムは別料金で、村外の高校生以上500円、小中学生300円(確認日時点の館公式表示)。バス代と入館料の現金は用意しておきたい。
行く前に
博物館は水曜と12月28日〜1月4日が休館。その間も城跡には入れる。城壁の上には柵がなく、日沒後の照明もない。沖縄の台風シーズンは夏から秋にかけてなので、出発前に天候を確認したい。
別ルート
名護方面からは名護線20番・120番で喜名バス停下車、そこから徒歩約30分。車なら国道58号の喜名交差点から約5分で、駐車場は無料。
降りたあと
座喜味バス停からは北へ、坂を上って徒歩約10分。集落の道を進むと、博物館と城跡の駐車場が同じ入口でつながっている。