嬉野温泉
実写(ライセンス済み)STA3816 / CC BY-SA 4.0

佐賀西部・嬉野温泉No.537★★地図で見る →

嬉野温泉

〜日本三大美肌の湯〜

onsen穴場——実はすごい

佐賀県南西部、旧長崎街道沿いの谷にひらけた温泉町。肌にとろりとくる炭酸水素塩泉で、本通りには公衆浴場が建ち、同じ湯で炊いた湯どうふが名物になっている。

  1. 起点武雄温泉駅
  2. 約30分新幹線かJRバス・約30分
  3. 降車嬉野温泉駅(西九州新幹線)
  4. そこから
  5. 嬉野温泉

狙い目

嬉野は名の通った温泉地で、新幹線の駅までできた。隠れ湯ではない。それでも過ごしやすいのは、日帰りの受け皿が最初から整っているからだ。公衆浴場、日帰り入浴を出す旅館、茶屋、湯どうふの店が数本の通りに収まっているので、泊まらず午後だけでも成立する。

場所

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見どころ(歩く順)

嬉野温泉本通りの足湯Peka / CC BY-SA 4.0
  1. シーボルトの湯本通りに建つ公衆浴場。大正ロマン風の木造2階建て
  2. 対岸の嬉野温泉公園浴場の向かいに川をはさんで広がる公園。橋を渡ればすぐ
  3. 本通りの足湯同じ源泉を引いた屋外の足湯。靴を脱いで無料で座れる
  4. 湯どうふの店温泉水で白く濁るまで煮た豆腐。同じ通り沿いに何軒も並ぶ
  5. 嬉野茶の店背後の丘で摘まれた茶葉。町なかで売られ、その場で淹れてもらえる

実際の行き方

  1. 博多→武雄温泉(JR特急・約1時間)。
  2. 武雄温泉→嬉野温泉(JRバス・約30分)、または新幹線で一駅の嬉野温泉駅へ。
  3. 新幹線で来た場合は、駅→温泉街(タクシーで約5分)。
  4. 本通りのシーボルトの湯で湯に入り、近くで温泉湯どうふを食べる。
武雄温泉で乗り換える
博多からの特急は約1時間で武雄温泉に着き、ここで西九州新幹線に接続する。武雄温泉からはJRバスが温泉街まで直通で約30分。新幹線なら一駅先が嬉野温泉駅だ。バスは温泉街のまん中に着き、新幹線は駅からタクシーが少し要る。
武雄温泉経由で戻る
バスも新幹線も武雄温泉に戻り、そこから特急で博多方面へ。バスは温泉街の嬉野バスセンター発着で、公衆浴場から歩いて数分だ。夕方以降は本数が減るので、長湯に入る前に最終便を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

嬉野は佐賀県南西部の谷あいにあり、旧長崎街道が通っていた町だ。旅館は一本の本通り沿いに集まっている。泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、肌に触れるとぬるりとやわらかい。この感触が町の評判をつくってきた。佐賀県の観光サイトは、島根の斐乃上温泉、栃木の喜連川温泉と並べて三大美肌の湯に挙げている。宿泊しない客のための仕組みがひととおりそろっているのがこの温泉街の特徴で、公衆浴場が中心にあり、旅館の多くも日帰り入浴を受けている。背後の丘には嬉野茶の畑が広がり、台所では同じ湯で豆腐を煮て、白く濁るまでとろけさせる。

おすすめの楽しみ方

シーボルトの湯は朝6時に開き、最終受付は21時30分。泊まらなくても朝風呂に入れるし、夕食のあとにもう一度でもいい。貸切風呂は並ぶのではなく時間で予約する。湯どうふは昼夜どちらでも出ていて、茶屋はふつうの商店の時間で開いている。午後に着いても、湯・豆腐・茶の順でひととおり回れる。

歴史・背景

この湯は、奈良時代に編まれた『肥前国風土記』にすでに出てくる。東のほうに人の病を癒す湯があると記された、その湯だとされる。地名の由来は神功皇后の伝説で、水面から鶴が飛び立つのを見て思わず漏らした言葉が、そのまま町の名になったと伝わる。江戸時代には長崎街道の宿場町となり、長崎から内陸へ向かうオランダ人と荷物がこの通りを抜けていった。公衆浴場の名は、その街道を旅した医師シーボルトから取られている。建物は2010年、かつてここにあった大正期の湯屋の姿で建て直された。

行く前に

現金
シーボルトの湯は大人450円、小人220円。貸切風呂は50分2,500円(大人5人まで・別途入湯税)。旅館の日帰り料金は各館で異なる。茶屋や豆腐店は現金のほうが早い。
行く前に
シーボルトの湯は毎月第3水曜が休館(祝日にあたる場合は翌日)。旅館の日帰り入浴は各館が時間を決めていて、公衆浴場より受付が短い。旅館の湯を目当てにするなら、先に時間を確認しておくこと。
別ルート
福岡空港からは高速バス「九州号」が嬉野バスセンターまで約1時間20分で走る。武雄温泉での乗り換えが要らないので、飛行機で入る場合はこちらが早い。
降りたあと
嬉野温泉駅は公衆浴場から北東へ約1.5km、谷をひとつ上がった高台にある。タクシーで約5分、歩けば約25分。行きは下り坂になる。