玉造温泉
実写(ライセンス済み)Matsue / CC BY-SA 4.0

島根・松江 玉湯No.836★★★地図で見る →

玉造温泉

onsen王道を、いちばんいい形で

松江の南西、川沿いに宿が連なる温泉町。肌にやさしい湯として古代から名の通った土地だ。川べりの遊歩道も、湯を引いた足湯も、谷の奥の神社も、通りがかりの人に開かれている。

  1. 起点松江駅
  2. 約30分JR+バス10分
  3. 降車玉造温泉駅(JR山陰本線)
  4. そこから
  5. 玉造温泉

場所

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見どころ(歩く順)

玉作湯神社Naokijp / CC BY-SA 4.0
  1. 玉湯川の遊歩道川下の宿から谷の奥まで、両岸をつなぐ石畳の道
  2. 無料の足湯川べりの小さな広場に据えられた、源泉を引いた湯船
  3. 玉作湯神社谷の奥の杜に鎮まる社。境内に願い石と御神水がある
  4. 出雲玉作史跡公園谷の名の由来になった、勾玉工房跡の発掘地

実際の行き方

  1. 松江駅→玉造温泉駅(JR山陰本線・普通・西へ二駅)。
  2. 玉造温泉駅→温泉街(バス約10分/タクシー約5分)。
  3. 川を上流へ、足湯を経て玉作湯神社まで歩き、下りながら湯に入る。
松江駅からJR山陰本線
松江駅から山陰本線の普通列車で西へ二駅、玉造温泉駅で降りる。温泉街は駅前ではない。島根県の観光案内では、駅からバスで約10分、タクシーで約5分とされている。
玉造温泉駅へ戻る
温泉街から駅まではバスとタクシーが出ている。駅は時間帯によって無人なので、きっぷはホーム側の券売機で。山陰本線の普通列車は夕方以降本数が落ちるため、湯に浸かる前に帰りの列車を決めておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

玉造温泉は、宍道湖の南に切れ込んだ細い谷にある。玉湯川をはさんで宿が向かい合い、その間を石畳の道が抜けていく。湯は硫酸塩・塩化物泉で、肌に残る感触の柔らかさから、化粧水のような湯と言い習わされてきた。源泉が川沿いに配られているぶん、この町は外に開いている。川べりの小さな広場には無料の足湯が据えられ、遊歩道は端から端まで一つの門もない。町の名前はそのままの意味だ。玉を作る谷、つまり古代出雲が祭祀に使った勾玉の工房地帯だった。

おすすめの楽しみ方

着くなら午後遅めがいい。まず川を一往復して足湯に足を入れ、宿の夕方の受付が混む前に湯へ。日帰り入浴を受けている宿は多いが、その日の状況は玄関で聞いたほうが確実だ。願い石が目当てなら、社務所の時間があるので神社を先に回る。暗くなると川べりに灯が入り、同じ道が食後の散歩に変わる。

歴史・背景

八世紀に編まれた『出雲国風土記』は、すでにこの谷の湯を書き残している。一度入れば姿が美しくなり、二度入れば万の病が癒える——今も引かれるのはその一節だ。さらに古く、この谷は工房の集まる場所だった。祭祀に使う勾玉を削り出した職人たちの土地で、谷の奥に鎮まる神社もその技の神を祀っている。工房跡は発掘され、川から少し離れた公園として残されている。

行く前に

現金
川沿いを歩くことと足湯には料金がかからない。宿の日帰り入浴は別料金で、金額は宿ごとに違うので玄関で確かめるとよい。バス用の現金は持っておきたい。
行く前に
足湯は屋根のない露天で、大雨のあとは川沿いの低い段が水に浸かる。冬の山陰は曇りが続いて冷えるが、この町はもともとその季節のためにある。
別ルート
出雲側からなら、出雲市駅から山陰本線を東へ進んで同じ駅で降りる。車なら山陰道の松江玉造ICから約7分。
降りたあと
玉造温泉駅から温泉街は谷の南側。駅前からバスで約10分、タクシーなら約5分。歩けなくはないが、地図の印象よりずっと時間がかかる。