雲仙地獄
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

長崎東・島原半島No.788★★★地図で見る →

雲仙地獄

〜噴気が立ちのぼる温泉街の地熱地帯〜

onsen王道を、いちばんいい形で

島原半島の温泉街のまんなかで、約30の噴気帯が湯気を上げつづける一帯。木道が無料で抜けている。白く抜けた地面と硫黄の匂い、そして殉教碑がその中に立つ。

  1. 起点諫早駅
  2. 約70分島鉄バス・約70分
  3. 降車雲仙(島鉄バス)
  4. 徒歩
  5. 雲仙地獄

場所

長崎のほかの記事 20件・地図で開く →

見どころ

噴気帯を渡る木道663highland / CC BY 2.5
  1. 大叫喚地獄もっとも激しく音を立てる噴気帯。仏教の地獄の名を借りている
  2. お糸地獄人の名で呼ばれる噴気帯。ここの地獄にはこうした呼び名が多い
  3. 清七地獄色の抜けた粘土と立ち枯れの木に囲まれた噴気帯
  4. 噴気帯を渡る木道決められた足場のまま蒸気のそばまで近づける、板張りの遊歩道
  5. 殉教碑禁教下にここで命を落としたキリシタンをしのぶ石碑

実際の行き方

  1. 諫早駅→雲仙(島原鉄道バス・約70分)。
  2. 雲仙バス停→温泉街の木道入口(徒歩数分)。
  3. 噴気帯の間を木道で一巡し、同じ道でバス停へ戻る。
  4. 帰る前に、噴気のなかに立つ殉教碑まで足を延ばす。
諫早駅から島鉄バス
諫早駅→(島原鉄道バス・約70分)→雲仙。半島の山を登っていく路線で、街なかを走るシャトルとは性格が違う。雲仙のバス停から噴気帯までは徒歩数分。
雲仙のバス停から戻る
諫早方面のバスは、温泉街の同じバス停から出る。本数は多くないので、着いたときに時刻表を撮っておくとよい。遅い便がある前提で動かないほうがいい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

雲仙温泉は島原半島の高いところにあり、その中心の地面が休まない。約30の噴気帯がそれぞれ「地獄」と呼ばれ、白っぽい粘土質の地面から蒸気と熱湯を噴き上げている。硫黄で土は色を抜かれ、木も枯れているので、まわりを囲む森に対してこの一帯だけが灰白色に見える。噴気帯の間には木道が渡してあり、柵も入場料もない。囲われた施設ではなく、町の一部としてそこにあるからだ。風向き次第で、湯気は木道の上を流れていく。

おすすめの楽しみ方

道路から眺めるのではなく木道を歩いたほうがいい。地面の皮の張り方や色の変わり目は、近づかないと見えない。ゲートがないぶん、観光バスの前後の時間に自分で入れるのも利点で、空気が冷たい日ほど湯気は立つ。帰りがけに、噴気の蒸気で蒸した温泉卵を売店で買っていくとよい。

歴史・背景

雲仙が日本初の国立公園に指定されたのは1934年で、それ以前から外国人を含む湯治客が通う温泉地だった。より古い歴史は重い。禁教下の領主・松倉重政は、この煮えたつ地面を島原半島のキリシタンを責める場として使った。犠牲になった人びとの殉教碑はいまも噴気帯のなかに立ち、地熱の名所であると同時に、記憶の場所として扱われている。

行く前に

現金
噴気帯を抜ける木道は無料。お金がかかるのはバス代と、温泉街で入る湯くらいだ。
行く前に
夜間の照明はなく、標高のある吹きさらしの地形なので、風が湯気と硫黄の匂いを木道の上に運んでくる。寒い日は湯気が濃くなり、向こう側が見えなくなることもある。
別ルート
長崎からは、長崎駅前のバスターミナルから県営バスの急行が1日3便、約1時間40分で雲仙まで入る。
降りたあと
雲仙のバス停から温泉街の通りを歩いていくと、通りに面して木道の入口が開いている。数分の距離。