軍艦島
実写(ライセンス済み)ノーマルエディタ / CC BY-SA 4.0

長崎・端島No.745★★★地図で見る →

軍艦島

〜長崎沖の無人の炭鉱島〜

history王道を、いちばんいい形で

長崎の沖に浮かぶ、閉山した炭鉱の島。護岸に囲まれたまま無人になった。長崎港から上陸クルーズが出ており、海況が許せば、島の一角に設けられた通路を歩くことができる。

  1. 起点長崎駅
  2. 船で約40分クルーズ船・要予約
  3. 降車長崎港ターミナル(大波止電停)
  4. そこから
  5. 軍艦島

場所

長崎のほかの記事 20件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

端島の集合住宅群Nsxbln / CC BY-SA 4.0
  1. ドルフィン桟橋島で唯一の接岸場所。上陸はここからに限られる
  2. 見学通路三つの見学広場を結ぶ整備された通路。立ち入れるのはここだけ
  3. 第二竪坑坑口桟橋跡かつて第二竪坑へ人と資材を運んだ桟橋の、コンクリートの脚だけが残る
  4. 総合事務所炭鉱の事務棟。坑夫が使った共同浴場もこの建物にあった
  5. 30号棟日本で最初の鉄筋コンクリート造集合住宅。その奥に端島小中学校が立つ

実際の行き方

  1. 長崎駅→大波止(路面電車)、歩いて長崎港ターミナルへ。
  2. 予約した運航会社で受付を済ませ、クルーズ船に乗る。
  3. 船で端島へ渡り、条件が整えばドルフィン桟橋から上陸する。
  4. 見学広場をつなぐ通路を歩き、乗船して島を周回する。
路面電車で大波止、そこからクルーズ船
長崎駅→(路面電車)→大波止電停、そこから歩いて長崎港ターミナルへ。多くの運航会社がここで受付をする。片道の航海は約40分。往復と上陸を合わせた所要は会社によって2時間30分から3時間20分ほどになる。
港へ戻ってから
船は出た桟橋へ戻る。最終便は午後の早い時間に出てしまうため、夜の便という選択肢はない。欠航になったときに待つのは次の船ではなく別の日になる。午後の予定は緩めに組んでおきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

端島は長崎の南西、外洋のなかにある。東シナ海の波を受け止めるための護岸に囲まれた、コンクリートの塊だ。三菱は海底へ延びる坑道から石炭を掘り、産出が増えるにつれて島そのものを広げていった。掘り出したボタを浅瀬に落として埋め立て、もとの岩はやがて埋立地の下に消えた。坑夫とその家族を住まわせる高層のアパートが密集して建ち、船から見た輪郭が軍艦のように見えたことから軍艦島と呼ばれるようになる。閉山からは手が入っておらず、建物は海に少しずつ壊されている。

おすすめの楽しみ方

予約は数週間前に取っておきたい。長崎港からは5社が運航していて、多くは午前と午後の早い時間の2便。1便あたり半日ほどかかる。選べるなら午前の便がいい。欠航しても午後の便が残っているからだ。足元は割れたコンクリートなので歩ける靴で。通路では傘を差せないので、雨具は上着で用意しておく。

歴史・背景

端島の石炭は19世紀後半から三菱の手で掘られた。人口は1960年に約5300人で頂点に達し、当時の日本でもっとも密集した島になる。並んだ高層棟のなかには、日本で最初の鉄筋コンクリート造集合住宅もあった。1970年代に閉山し、島は数か月で無人になる。長く立入禁止のまま置かれたのち、2009年に見学のための上陸が始まり、2015年には「明治日本の産業革命遺産」の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録された。

行く前に

現金
乗船料は予約時に運航会社へ支払い、それとは別に市の施設使用料がかかる。確認時点で大人650円、小中高生320円。
知っておきたいこと
うねり・風速・視程が市の定める基準を超えると上陸は中止になり、出港後に引き返すこともある。その場合は島を周回するクルーズに切り替わる。上陸できる割合は月によって大きく変わる。島には日陰も雨宿りできる場所もトイレもない。
別ルート
運航会社によっては長崎港ターミナルではなく、南側の松が枝町にある常盤桟橋から乗る。出発前に予約した桟橋を確認しておくこと。
降りたあと
大波止電停から長崎港ターミナルまで徒歩約5分。受付はターミナル内の場合と会社ごとの桟橋の場合があるので、窓口を探す時間を見ておきたい。