出島
実写(ライセンス済み)Jakub Hałun / CC BY 4.0

長崎中心部・出島No.1037★★★地図で見る →

出島

〜扇形の旧オランダ商館跡〜

history王道を、いちばんいい形で

長崎の中心部に残る扇形の人工島。鎖国のあいだ、日本が西洋に向けて開いていた唯一の窓口だった。発掘した地面の上に江戸期の建物が建て直され、朝早くから夜遅くまで開いている。

  1. 起点長崎駅
  2. 約10分路面電車1系統・本数多め
  3. 降車出島電停(長崎電気軌道1系統)
  4. 徒歩
  5. 出島

場所

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見どころ(歩く順)

カピタン部屋Christophe95 / CC BY-SA 4.0
  1. 水門西洋の品も学問も人も、最初にここから上がった海側の門。現在は二つある入退場口のひとつ
  2. 一番船船頭部屋一階は倉庫だった土間、二階は当時の居室を再現した、第Ⅰ期復元の建物
  3. カピタン部屋島でもっとも大きい商館長の住居兼事務所。一階は歴史の展示、二階は暮らしの再現展示
  4. 表門と出島表門橋復元された正面の門と、対岸の江戸町側からそこへ渡る細身の橋
  5. 旧長崎内外倶楽部と旧出島神学校東端に残る明治期の洋風建物。一方の一階にはレストランと居留地時代の展示が入る

実際の行き方

  1. 長崎駅前→出島(長崎電気軌道1系統・崇福寺行き、均一運賃150円)。
  2. 出島電停→水門側の入口へ。出島海岸通りを渡って徒歩1分ほど。
  3. 復元された通りを水門側から東へ。商館長の住まいを過ぎ、明治期の洋風建物まで歩く。
  4. 帰りは表門橋を渡って江戸町側へ抜けると、そのまま旧市街へ歩き出せる。
長崎駅から路面電車1系統
長崎駅前の電停から長崎電気軌道1系統の崇福寺行きに乗り、「出島」で下車。入口までは徒歩1分ほど。運賃はどこまで乗っても均一150円で、日中の本数も多いため時刻表を調べる必要はない。長崎駅南口からは長崎バスの17番・27番も「出島」に停まる。
出島電停から戻る
線路をはさんだ反対側の電停から、同じ1系統で長崎駅前方面へ戻れる。電車は夜遅くまで走るが深夜は動かないので、ライトアップの時間まで残るつもりなら、先に電停で終電の時刻を確かめておくと安心だ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

出島は長崎の街のただなかにある。湾へ突き出す形で築かれた扇形の人工島で、のちの埋め立てによって陸に埋もれた。長崎市はこれを段階的に建て直しており、いまは十六棟が十九世紀初頭の姿で立っている。砂糖や蘇木をおさめた蔵、商館長の住まい、料理部屋、海側の水門。島はもう水に囲まれてはいないが、その輪郭は周囲の道路に印で示されている。復元区域そのものは一本の通りとして歩ける造りで、建物の中には展示室やミュージアムショップ、レストランが入っている。

おすすめの楽しみ方

表門橋側は8:00から21:00まで開いていて、最終入場は20:40。水門側はもう少し早く、18:00で閉まる。開場と同時に入れば団体の前に通りを歩けるし、夕方に戻れば同じ通りが灯りのなかで静かになる。ただし一枚の券での再入場はできないので、二度に分けず一度で歩き切る組み立てにしておきたい。

歴史・背景

島が完成したのは1636年。幕府の命を受けた長崎の町人たちが、ポルトガル人を町から隔てるために岬の先へ築いた。そのポルトガル人は三年後に追放される。1641年からはオランダ商館がこの島へ移され、以後二百年あまり、出島は日本が西洋と交易する唯一の場所であり続けた。商館が廃止されたのは1859年のことだ。やがて埋め立てが進み、島は大きくなる市街のなかに消える。戦後になって復元が始まり、2017年には新しい橋が架けられて、対岸から表門へ渡る道がよみがえった。

行く前に

現金
史跡の入場は有料で、料金所で支払う。公式サイトによれば、現金のほかクレジットカード・電子マネー・QRコード決済が使える。路面電車のほうは均一運賃で、全国の交通系ICカードやタッチ決済のクレジットカードにも対応している。
行く前に
決まった休館日はないが、メンテナンスで一部の建物が見られない日がある。旧出島神学校は安全上の理由で現在は入室できない。通りは屋根のない屋外なので雨は避けられず、レストランとミュージアムショップは史跡本体より短い時間で閉まる。
別ルート
ひとつ先の「新地中華街」で降りても、徒歩4分ほどで着く。グラバー園の側から北上してくる場合はこちらのほうが自然だ。長崎駅から歩く場合は、港沿いに出島ワーフを見ながら南へ一直線でたどり着ける。
降りたあと
出島電停からは、出島海岸通りを渡ってすぐの水門側の入口までが徒歩1分足らず。表門橋側の入口は反対側にあたり、中島川の江戸町側から渡って入る。