
長野北東・山ノ内No.1230★★地図で見る →
志賀高原
〜上信越高原国立公園の池と湿原〜
長野県北部、上信越高原国立公園のただ中に広がる高原。スキー場のあいだに池と湿原と白樺林が点在し、バスターミナルから半日でそれらをつなぐ自然探勝路が整っている。
- 起点長野駅
- 約70分長電バス急行・約70分
- 降車志賀高原山の駅バスターミナル(長電バス)
- そこから
- 志賀高原
狙い目
ここは国内でもよく知られたスノーリゾートで、穴場ではない。変わるのは季節のほうだ。スキーシーズンが終わってから初雪までのあいだはリフトの多くが止まり、宿も静かになり、池をめぐる道を歩く人はぐっと減る。
場所
長野のほかの記事 27件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 志賀高原山の駅蓮池にあるバスターミナル。観光案内所と売店、レンタル用品が入る
- 志賀高原ビジターセンター西へ数分の通年開館の施設。自然の展示とコースの現況がわかる
- 蓮池ターミナル前の池。低い場所の池のなかで最初に紅葉が進む
- 田ノ原湿原自然探勝路の途中に開ける高原の湿原。木道と季節の花
- 木戸池全長4.1kmの自然探勝コースの終点。白樺に囲まれ、道路側にバス停がある
実際の行き方
- 長野駅東口→志賀高原山の駅バスターミナル(長電バス急行で約70分)。
- 山の駅→志賀高原ビジターセンター(西へ徒歩数分)でコースの地図と現況を確かめる。
- 蓮池→木戸池を自然探勝路で歩き、木戸池のバス停からバスで下る。
- 長電バス急行・長野駅から直通
- 長野駅東口→(志賀高原行き急行バスで約70分)→志賀高原山の駅バスターミナル。この急行は通年ではなく運行期間が季節ごとに決まっているので、日程を固める前に志賀高原または長電バスのサイトで最新の運行日を確かめたい。
- 長野駅・湯田中駅へ戻る
- 山の駅ターミナルからは長野駅行きと湯田中駅行きの両方が出る。夕方にかけて本数は減り、ターミナルより上の区間は谷側より早く終わる。帰りの時刻は歩き終えてからでなく、着いた時点でターミナルの掲示を見ておくといい。
どんな場所か
志賀高原は長野県北部・山ノ内町の山あいに広がる高原地帯だ。大小18のスキー場が同じ台地の上に並び、最も低いゲレンデと稜線の間には標高差およそ1,000メートルがある。雪のない季節にはリフトの多くが止まり、蓮池、木戸池、田ノ原湿原といった水の場所が表に出てくる。白樺の林のなかには、もっと小さな池もいくつも散らばる。高原の真ん中を国道292号が貫き、渋峠を越えて群馬側へ抜けていく。車を使わない旅行者にとっての玄関は、蓮池のバスターミナル「山の駅」になる。
おすすめの楽しみ方
蓮池から木戸池までの自然探勝コースは片道およそ2時間で、木戸池からはバスで下りてこられる。往復せず片道だけ歩けばいいのが、この高原の身軽なところだ。紅葉は9月下旬に横手山のあたりから始まり、山を下りながら10月上旬から中ごろに蓮池まわりへ届く。冬は同じターミナルがリフト網の拠点になるので、同じ住所を季節で二通りに使える。
歴史・背景
志賀高原は上信越高原国立公園のほぼ中心にあたる。志賀山を中心とする亜高山帯の針葉樹原生林は、1980年にユネスコの生物圏保存地域(エコパーク)に登録された。日本で最初に承認された第一世代のひとつで、登録地は長野・群馬の二県五町村にまたがる。1998年の長野冬季オリンピックでは、焼額山と東館山のゲレンデが競技に使われた。厳しい保護と観光利用を同じ土地でどう両立させるかを、この高原はずっと問われ続けている。
行く前に
- 現金
- 自然探勝路も池のまわりの道も、歩くだけなら費用はかからない。高原内のバスには「志賀高原ALL DAYきっぷ」があり、確認時点では大人1,000円、緑の季節の決まった期間に販売されていた。運賃もきっぷの条件も季節で変わるため、当日に確かめること。
- 行く前に
- ここは雪国で、季節がすべてを決める。渋峠を越えて群馬側へ抜ける道は一年のうち一部の期間しか開かず、ターミナルより上のバス区間も同じ期間に従う。秋の終わりから路面は凍り、車ならスタッドレスタイヤが必要になる。探勝路に照明はない。
- 別ルート
- 東京方面からは、北陸新幹線で長野へ、長野電鉄に乗り換えて湯田中駅(最速約40分)、そこから長電バス白根火山線で山の駅まで、便によって30〜40分ほど。このルートはスノーモンキーパークのバス停も通る。
- 降りたあと
- バスターミナルそのものが山の駅の建物なので、降りてからの徒歩はない。観光案内所は館内にあり、志賀高原ビジターセンターは国道292号を西へ数分。