関宿
実写(ライセンス済み)ignis / CC BY-SA 3.0

三重・亀山No.912★★地図で見る →

関宿

〜旧東海道の町並みが残る宿場〜

history穴場——実はすごい

名古屋と京都をむすぶ旧東海道の途中に、江戸から明治の町家が並ぶ通りがそのまま残っている。東の追分から西の追分まで、半日あれば端から端まで歩ける。

  1. 起点名古屋駅
  2. 約65分JR関西本線・亀山乗換
  3. 降車関駅(JR関西本線)
  4. 徒歩
  5. 関宿

狙い目

関宿は旧街道を歩く人には知られた場所で、三重県の観光案内にも載っている。隠れ家ではない。それでも静かなのは、東海道の後継である新幹線も高速道路も、この旧道を避けて通るからだ。結果として、通りを歩いているのは通りを目当てに来た人だけになる。

場所

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見どころ(歩く順)

関宿旅籠玉屋歴史資料館Abasaa / Public domain
  1. 東の追分伊勢別街道が東海道から分かれる東の入口
  2. 関宿旅籠玉屋歴史資料館江戸期の旅籠を活かした資料館。旅の道具や記録が並ぶ
  3. 関地蔵院宿場の中央に立つ寺。歩程のちょうど折り返しにあたる
  4. 西の追分大和街道が奈良方面へ分かれる西の入口

実際の行き方

  1. 名古屋駅→亀山駅(JR関西本線)。
  2. 亀山駅→関駅(加茂方面の列車に乗り換え・名古屋から通しで約65分)。
  3. 関駅から北へ歩き、旧東海道の通りに出る。
  4. 東の追分から関地蔵院を経て西の追分まで歩き、来た道を戻る。
名古屋から亀山乗換で関へ
名古屋駅からJR関西本線で亀山へ。亀山で加茂方面の列車に乗り換えると関駅で、名古屋からの所要は通しで約六十五分。亀山はJR東海とJR西日本の境界駅なので、乗り換えには少し余裕をみておきたい。
帰りも関駅から同じ道を
関から亀山へ戻り、名古屋方面の列車に乗り換える。時刻表はホームに掲示されているので、歩き終えてからではなく、着いた時点で帰りの一本を決めておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

町並みは東の追分から西の追分まで、旧東海道に沿って東西にのびる。保存されている区間はおよそ一・八キロ。その両側に、江戸から明治にかけて建てられた町家が二百軒ほど連なる。国の重要伝統的建造物群保存地区だが、復元された観光地ではない。格子の奥には今も人が住み、店は当時の構えのまま商いを続けている。端まで歩いて、また戻る。それがこの宿場の見方だ。

おすすめの楽しみ方

通りは片道でおよそ三十分。資料館に寄るなら二時間は見ておきたい。帰りの列車は歩き出す前に決めておくのが安心で、時刻表は関駅のホームに掲示されている。道が東西にのびているので、午後遅くの光が正面から差し込み、瓦屋根の起伏がいちばんよく見える。

歴史・背景

徳川の街道制のもとで、関は江戸から数えて東海道四十七番目の宿場だった。栄えた理由は、ここで二つの街道が東海道から分かれていたことにある。東の追分では伊勢神宮へ向かう伊勢別街道が、西の追分では奈良へ抜ける大和街道が、それぞれ枝分かれしていた。旅人は足を止めて行き先を選ぶことになり、宿が集まった。一九八四年に町並みが国の保存地区に選ばれ、以後の修理は昔の間口をなぞって行われている。

行く前に

現金
通りを歩くだけなら費用はかからない。関駅ではICOCAなどのICカードが使えるが、資料館や通り沿いの店には現金を用意しておきたい。
行く前に
ここは屋外博物館ではなく、人が暮らす町だ。格子の奥は住まいなので、道から離れず、玄関や路地の奥に立ち入らないこと。
別ルート
関西側や伊勢方面から来るなら、関西本線か紀勢本線で亀山まで出て乗り換える。関は同じ線を西へ進んだ先にある。
降りたあと
関駅を出て北へ歩くと、数分で旧東海道が東西に横切る。右へ折れれば東の追分、左へ進めば関地蔵院と西側の町並みだ。