
三重北・菰野No.1196★★地図で見る →
御在所岳と湯の山温泉
鈴鹿山脈の東の麓に湧く温泉街と、その通りから主峰の尾根まで一気に上がるロープウエイ。まったく性格の違う半日が、上下に重なっている。
- 起点近鉄名古屋
- 約1時間30分近鉄+路線バス
- 降車湯の山温泉駅(近鉄湯の山線)
- そこから
- 御在所岳と湯の山温泉
狙い目
穴場ではない。名古屋からの定番の日帰り先で、紅葉の時期がいちばん混む。それでも海外の旅程に載らないのは、鉄道の形のせいだ。湯の山線は行き止まりの支線で、どこかへ向かう途中に通りかかることがない。電車に乗っている人は全員、この谷が目的地になる。
場所
三重のほかの記事 17件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 湯の山温泉の温泉街谷底に開けた湯の町。出発点であり、一日を締める場所でもある
- 白鉄塔高さ61mの6号鉄塔。ロープウエイの支柱としては日本一
- 山上公園駅山上の駅。ロープウエイ博物館が入り、伊勢平野に向いたテラスがある
- 観光リフト山上公園駅から山頂へ、もうひと登りぶんを運ぶ短いリフト
- 望湖台山上でいちばん高い場所。西に琵琶湖を望む
実際の行き方
- 近鉄名古屋→湯の山温泉駅(名古屋線の急行+湯の山線・近鉄四日市乗り換え、約1時間14分、1,030円)。
- 湯の山温泉駅→「湯の山温泉・御在所ロープウエイ前」(三重交通バス・約10分)。
- ロープウエイで山上公園駅へ。観光リフトに乗り継ぎ、展望地まで歩く。
- 下りてきて、残りの時間を温泉街で使う。
- 近鉄名古屋から湯の山線へ
- 近鉄名古屋→(名古屋線の急行で近鉄四日市、湯の山線に乗り換え)→湯の山温泉駅。約1時間14分、1,030円。駅から三重交通バスで「湯の山温泉・御在所ロープウエイ前」まで約10分。麓の駅まで1時間30分ほどを見ておきたい。
- ロープウエイ麓駅から戻る
- バスで湯の山温泉駅へ下り、湯の山線で近鉄四日市、そこから名古屋線へ。支線は行き止まりで夕方以降は本数が薄くなるので、下りてから調べるのではなく、上がる前に帰りの便を確かめておく。
どんな場所か
御在所岳は三重と滋賀の県境にそびえる標高1,212メートルの山で、鈴鹿山脈の主峰であり、鈴鹿国定公園の中心でもある。その東の麓、谷底に開けているのが湯の山温泉だ。両者を全長2,161メートルのロープウエイが結び、温泉街から山頂直下の尾根まで780メートルを一気に上がる。この上下関係が、山と温泉を別々の行き先ではなく一つの半日にまとめている。着いて、上がって、山上を歩いて、下りて湯に入る。山上側にはリフトと展望地、小さな博物館もあり、眺めて終わりにはならない。
おすすめの楽しみ方
午前に上がって、午後を温泉街で使う。ロープウエイは季節ごとの運行時間で日が暮れる前に終わるが、湯のほうはもう少し遅くまで開いている。服装は麓ではなく山上に合わせたい。谷が晴れていても上は雲のなか、ということが珍しくない。泊まらずに湯だけ使うなら、日帰り入浴を受けている宿を上がる前に調べておく。
歴史・背景
湯の山温泉は養老2年(718年)の開湯を伝える。浄薫という僧が薬師如来のお告げを受けて湯を見つけた、という話だ。もう一つ、傷を負った鹿がこの湯で癒えたという伝説があり、そこから「鹿の湯」の名も残る。2018年には開湯1300年を数えた。泉質はアルカリ性ラジウム泉で、無色透明のやわらかい湯。地元では「美人の湯」と呼ばれている。
行く前に
- 現金
- 近鉄はきっぷと交通系ICカードのどちらでも乗れる。温泉街の小さな店や宿ではカードが使えないこともあるので、現金も持っておきたい。ロープウエイの乗車券は麓の駅で買う。料金は現地と運営会社のサイトに掲示されている。
- 行く前に
- ロープウエイは季節ごとの運行時間で、日没後は動かない。荒天時は運休することもある。運営会社が運行状況と山上の天気を公開しているので、出かける朝に見ておくといい。谷が晴れていても、上だけ雲のなかという日がある。
- 別ルート
- 車なら新名神・菰野インターチェンジから約10分で、麓の駅に有料駐車場がある。名古屋の名鉄バスセンターからは三重交通の高速バスが湯の山方面へ走っていて、四日市での乗り換えがいらない。
- 降りたあと
- バスは「湯の山温泉・御在所ロープウエイ前」で降りる。ロープウエイの麓駅もまた湯の山温泉駅という名前で、道から少し上がったところにある。