大洲城
実写(ライセンス済み)miozumi / CC BY-SA 4.0

愛媛・大洲No.643★★地図で見る →

大洲城

history穴場——実はすごい

愛媛県西部・肱川沿いの城。高くそびえる天守は木造で建て直された新しい建物で、その足元に江戸から残る櫓が並ぶ。丘の下の城下町の通りは無料で、時間を選ばずに歩ける。

  1. 起点松山駅
  2. 約1時間JR特急+町なか循環バス
  3. 降車伊予大洲駅(JR予讃線)
  4. そこから
  5. 大洲城

狙い目

大洲城は愛媛では知られた城で、忘れられた廃城ではない。見落とされているのはむしろ順番のほうだ。丘の下に広がる町並みは無料で、しかも開いている時間が決まっていない。ここで静かに歩ける部分は、料金のかからない部分とそのまま重なっている。

場所

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見どころ(歩く順)

高欄櫓Reggaeman / CC BY-SA 3.0
  1. 木造の天守当時の石垣の上に伝統的な木組みで建て直された天守
  2. 台所櫓と高欄櫓本丸で天守のすぐ脇に立つ、江戸期から残る重要文化財の櫓
  3. おはなはん通り北側に商家の蔵、南側に武家屋敷の区割りが残る城下の道
  4. 臥龍山荘肱川を見下ろす崖の上に建つ、明治の貿易商の別荘と庭

実際の行き方

  1. 松山駅→伊予大洲駅(JR予讃線・特急宇和海)。
  2. 伊予大洲駅→大洲城前(市内循環バス「ぐるりんおおず」)。タクシーも可。
  3. 大洲城前→本丸・木造天守へ、丘を徒歩で登る。
  4. 天守→おはなはん通り→臥龍山荘と、城下町を東へ歩く。
松山駅からJR特急、伊予大洲駅で循環バスへ
松山駅→(JR予讃線・特急宇和海)→伊予大洲駅。鉄道の所要は1時間を切り、特急は日中を通して動いている。伊予大洲駅からは市内循環バス「ぐるりんおおず」に乗り換えて大洲城前へ。駅前からタクシーでも行ける。バスの運賃は現金を用意しておきたい。
伊予大洲駅から松山方面へ戻る
循環バスか徒歩で伊予大洲駅まで戻り、特急で松山方面へ。循環バスの時刻は出かける前にバス停で読んでおくこと。運行が終わっていても、城下町から駅までは歩いて戻れる距離に収まっている。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

大洲城が建つのは、肱川が大きく曲がる内側の小高い丘だ。頂の天守は鉄筋ではなく木で組み直されたもので、その周囲には江戸期を生き延びた櫓が四棟、国の重要文化財として立っている。つまりこの城で守られているのは縁に並ぶ小ぶりな建物のほうで、中央にそびえる天守は指定を受けていない。だからこそ保護建築ではできない使い方も成り立ち、公式の城泊として天守で一夜を過ごすことまでできる。

おすすめの楽しみ方

天守の公開は9時から17時まで。この枠を軸に一日を組むと動きやすい。開門より早く着いたなら、無料で歩けるおはなはん通りと川べりを先に回り、時間になってから丘を登ればいい。天守を最後に持ってくると、いちばん高い場所から肱川の蛇行を見下ろして終われる。

歴史・背景

この丘に城が築かれたのは1331年ごろ、伊予宇都宮氏の時代で、当時は地蔵ヶ岳城と呼ばれていた。1617年に加藤貞泰が入城し、以後は加藤家が江戸時代を通じて大洲を治めた。明治に入ると天守は解体され、丘の上には櫓だけが残される。天守が戻ったのは、市民の募金運動によって木造で再建された2004年のことだ。

行く前に

現金
天守と臥龍山荘はどちらも有料で、二つをまとめた共通券もある。料金は変わることがあるので、数字を前提に予定を組まず窓口で確かめたい。おはなはん通りと川べりは無料で、閉まる時間もない。循環バス用に現金を持っておくとよい。
行く前に
天守の公開は日中のみ。内部は木がむき出しで、階と階のあいだの階段はかなり急だ。城下の通りには門がなく夜も歩けるが、明かりの乏しい区間がある。本丸への登りは短いものの、傾斜はある。
別ルート
南側からは、宇和島方面からのJR予讃線でも伊予大洲駅に着く。松山と愛媛の南西部を結ぶ移動の途中に挟み込める位置にあり、大洲だけのために往復する必要はない。
降りたあと
伊予大洲駅から城の丘は南西、町の平地を越えた先にある。いちばん簡単なのは市内循環バス「ぐるりんおおず」で大洲城前まで行く方法で、そこから本丸までは徒歩5分ほどの登りになる。