能島城跡
実写(ライセンス済み)さかおり / CC BY-SA 4.0

愛媛・今治 大島No.1310★★地図で見る →

能島城跡

history穴場——実はすごい

大島の沖に浮かぶ無人の小島で、島そのものがかつての城だった。海の一族・能島村上氏の本拠で、いまは島を巡る潮流体験の船から城跡を眺める。

  1. 起点今治駅
  2. バス2本・乗り継ぎ1回急行バス+島内バス
  3. 降車村上水軍博物館(大島島内バス)
  4. そこから
  5. 能島城跡

狙い目

国の史跡で、村上海賊の物語の中心にある場所だ。隠れた名所ではない。初めての人が戸惑うのは、ふだんは島に上がれないことだろう。定期船はなく、上陸は催行される上陸ツアーに限られる。この城は、海の上から読み解く城だ。

場所

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見どころ

能島周辺の潮流さかおり / CC BY-SA 4.0
  1. 村上海賊ミュージアム宮窪の海辺に建つ市立の博物館。発掘の出土品を展示し、3階に海を望む展望室がある
  2. 能島周辺の潮流最大10ノット(時速約18km)に達する急流。かつては城の天然の堀だった
  3. 能島城の本体の島。岸の岩に、桟橋の跡とされる丸い柱穴が残る
  4. 鯛崎島能島の南に向き合う小島。平らにならした頂が出丸に使われた
  5. 伯方・大島大橋しまなみ海道の橋。船の上から真下を見上げる

実際の行き方

  1. 今治駅前→石文化公園(瀬戸内海交通・急行バス)。
  2. 石文化公園→村上水軍博物館バス停(大島島内バス)。
  3. バス停→村上海賊ミュージアムと乗船受付(徒歩約1分)。
  4. 潮流体験の船で、能島のまわりの海へ。
急行バスから大島島内バスへ
今治駅前のバス停から、瀬戸内海交通の急行バス(大島・伯方島・大三島方面)に乗り、石文化公園で降りる。そこで大島島内バスに乗り換え、村上水軍博物館バス停へ。どちらの時刻表も事業者が公開しているので、乗り継ぎは出発前に確かめておきたい。
今治へ戻る
島内バスで石文化公園まで戻り、今治行きの急行バスに乗り継ぐ。急行に乗るには島内バスが要るので、船に乗る前に島内バスの最終便を確かめておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

能島は、大島と伯方島にはさまれた狭い海峡に浮かぶ小島だ。周囲はおよそ720mしかないが、島全体が城として造り込まれていた。頂上を平らに削って本丸とし、そのまわりを段状の曲輪が取り巻く。いまは住む人のいない無人島だ。村上海賊ミュージアム前の岸から潮流体験の船が出て、島のまわりの海を巡る。潮が走りだすと、海面は渦を巻いて盛り上がる。船の上から見れば、この島が攻めにくかった理由がよく分かる。

おすすめの楽しみ方

まずミュージアムで全体像をつかんでから、船の受付へ歩くと流れがよい。船は9時から15時まで毎時00分に出て、乗船は約40分。悪天候では出航の直前でも中止になるので、日程には余裕を持たせたい。

歴史・背景

能島村上氏は、因島・来島と並ぶ村上氏三家のひとつだ。出土品と文献から、14世紀には能島の利用が始まっていたと考えられている。芸予諸島の中央を抜ける最短航路を押さえ、通る船から通行料を受け取る代わりに、通行許可の旗と水先案内で航海の安全を守った。その役目は1588年、豊臣秀吉の海賊停止令で終わる。島は1953年に国の史跡となり、村上海賊の物語は日本遺産にも認定されている。

行く前に

現金
2026年10月の確認時点の掲載では、ミュージアムの観覧料は一般310円で、高校生以下は無料。潮流体験の船は大人1,800円・小学生1,000円。ミュージアムの駐車場は無料。
行く前に
ミュージアムは月曜休館(祝日なら翌平日)で、12月29日〜1月3日も休み。今治市の案内では、潮流体験も月曜が休業日。能島へ渡る定期船はなく、上陸ツアーは別の事業者が行うため、催行の有無と日程は事前に確認を。
別ルート
本州側からは、高速バス「しまなみライナー」で大島BSまで行き、瀬戸内海交通の島内バスで村上水軍博物館バス停へ。車なら、本州側からは大島北IC、今治側からは大島南ICで降りる。
降りたあと
バス停の名前は、ミュージアムの旧称のまま。ミュージアムと、その前にあるレストラン「能島水軍」の建物内の乗船受付までは徒歩約1分。