
青森・青森市No.1071★★地図で見る →
陸奥湾のホタテ
〜青森駅前ののっけ丼市場〜
陸奥湾はホタテの産地で、その貝がいちばん近く並ぶのが青森駅の裏手にある屋根付きの市場だ。食事券を買い、丼のご飯を受け取り、あとは通路を歩いて具を一皿ずつ選んでいく。
- 起点青森駅(JR奥羽本線・津軽線/青い森鉄道)
- 約5分青森駅から徒歩5分
- 陸奥湾のホタテ
狙い目
隠れた場所ではない。青森の旅程にはたいてい入っているし、丼には固有の名前まで付いている。見落とされやすいのはむしろ、ここが観光施設ではなく現役の市場だという点だ。店は市場の時間で開け閉めし、ご飯屋はご飯が尽きた時点で終わり、週に一度はシャッターが下りる。朝に行けばホタテの台は埋まっているが、昼を回れば残りものを見ることになる。
場所
青森のほかの記事 34件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- のっけ丼案内所食事券を売っている窓口。場内およそ30店舗で使える
- ご飯の引き換え所赤い看板の店。食事券1枚で丼のご飯が受け取れる
- 刺身のケースその朝の魚が並ぶ冷蔵ケース。皿ごとに必要な券の枚数が貼ってある
- ホタテの台陸奥湾のホタテ。店によって生、焼き、煮付けと出し方が違う
- 場内の飲食スペース組み上げた丼を食べるために用意された席
実際の行き方
- 新青森駅→青森駅(JR奥羽本線)。新幹線と在来線は新青森で乗り換える。
- 青森駅の正面口→青森魚菜センター。徒歩5分ほど、駅を背にして南へ。
- まず案内所で食事券。ご飯を先に受け取り、それから通路を回って具を選ぶ。
- 場内の席で食べる。帰りの列車の時刻は先に確かめておく。
- 新青森から青森へ在来線で
- 東北新幹線が着くのは新青森駅で、市街地ではない。ここでJR奥羽本線に乗り換えると青森駅に出る。市場は正面口から徒歩5分ほど。青い森鉄道も津軽線も終点は同じ青森駅なので、在来線の経路はここに集まる。
- 青森駅から帰る
- 新青森行きの在来線は日中通して走るが、南へ向かう新幹線の最終は夕方には出てしまう。市場で遅い昼を取るなら、その先の移動と噛み合うかを先に見ておきたい。八戸方面の青い森鉄道も、暗くなると本数が落ちる。
どんな場所か
陸奥湾は、津軽と下北の両半島に囲まれてほとんど閉じた海になっている。八甲田の山から流れ込む水を受けて、県の資料はこの湾を天然の生簀と呼ぶ。ここで育つのがホタテだ。養殖は縄から吊り下げる方式で、段になった篭に入れるか、貝の耳に穴を開けて吊るす。その貝が、朝に揚がった魚と一緒に駅裏の市場の台に並ぶ。市場が考えた仕組みが「のっけ丼」で、一軒でご飯だけ受け取り、あとは食事券と引き換えに具を一皿ずつのせていく。注文するのではなく、自分で組み立てる丼になる。
おすすめの楽しみ方
公式の案内では、のっけ丼は朝7時から夕方4時ごろまで、休みは火曜。ねぶた祭の期間や盆、年末年始は日程が動くので、朝を一つ空ける前に公式のカレンダーを見ておきたい。狙いは朝だ。刺身のケースがいちばん埋まっているのは開店直後で、ご飯屋はその日のご飯がなくなった時点で終わる。
歴史・背景
陸奥湾のホタテ養殖が副業から産業に変わったのは昭和40年代だ。スギの葉をタマネギ袋に詰めて湾に沈め、稚貝を安定して集められるようになったことが転機になった。同じころ、駅裏の古川市場も青森市民の台所として賑わい始めている。のっけ丼のほうはずっと新しい。すでにあった店の並びの上に、商工会議所が人を通すための仕掛けとして乗せたものだ。
行く前に
- 現金
- 場内の支払いは市場の食事券で回る。案内所で綴りを買い、選んだ品に応じて枚数を渡す仕組みだ。券の値段も必要枚数も改定されるので、数字はガイドではなく当日の公式サイトから取る。カードが使えない店もあるため、現金は持っておく。
- 行く前に
- 市場は週に一度休み、ねぶた祭の期間と盆、年末年始はカレンダーが動く。日を決める前に公式で確かめておきたい。屋根の下は暖房が効いていて青森の冬でも歩けるが、駅からの数分は吹きさらしで、12月からは雪が寄せられている。
- 別ルート
- 南から入るなら、八戸から青い森鉄道で青森駅まで上がる手もある。新青森を経由せずに同じ正面口へ出られる。津軽半島から来る津軽線も、終点はここだ。
- 降りたあと
- 青森駅の正面口を出たら、駅を背にして商店街を南へ歩く。左手に低い建物があり、正面に市場の名前が出ている。