青森県立美術館
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

青森・三内No.1061★★地図で見る →

青森県立美術館

culture穴場——実はすごい

三内丸山遺跡のとなりに、白い建物が地面へ沈み込むように建っている。発掘現場の壕をそのまま設計に取り込んだ、青森県の美術館だ。

  1. 起点青森駅
  2. 約20分青森市営バス・約20分
  3. 降車県立美術館前(青森市営バス)
  4. 徒歩
  5. 青森県立美術館

狙い目

穴場ではない。県を代表する美術館で、観光バスも入る。それでも詰まった感じがしないのは、展示室が複数の階に分かれ、土の部屋と白い部屋が交互に現れるからだ。入口階を離れた時点で人はばらけていく。屋外の作品は離れた芝生の上に置かれていて、そこでもう一度ばらける。

場所

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見どころ(歩く順)

美術館エントランスyisris / Yuichi / CC BY-SA 2.0
  1. エントランスの庇白い煉瓦の壁と、深く張り出した庇の下にある入口
  2. アレコホールシャガールの舞台背景画のために作られた四層吹き抜け
  3. 土の展示室床も壁も土がむき出しのまま残された部屋
  4. あおもり犬西側の屋外に立つ、高さ約8.5mの奈良美智の立体作品
  5. 八角堂南側の敷地に建つ八角形の煉瓦建築。《Miss Forest/森の子》を置く

実際の行き方

  1. 青森駅で市営バス6番のりばへ行き、三内丸山遺跡行きに乗る。
  2. 約20分乗って「県立美術館前」で降りる。
  3. 白い庇の下から入り、土の展示室を抜けてアレコホールへ下りる。
  4. 西側の出口からあおもり犬を見て、南の芝生を渡って八角堂まで歩く。
青森駅 → 県立美術館前
青森市営バス6番のりばから三内丸山遺跡行きに乗って約20分。降りればすぐ目の前が入口になる。
青森駅へ戻る
同じ路線を折り返す。市街中心部の路線ほど本数は多くないので、閉館後に慌てないよう、着いたときに停留所の時刻表で帰りの便を控えておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

展示室は二種類ある。土がむき出しの床と壁に囲まれた部屋と、余計なものを置かない真っ白な部屋。館内を歩くというのは、この二つを行き来し続けるということだ。片方では発掘現場の内側に立っている感覚になり、もう片方では作品だけが残る。収蔵の考え方も同じで、青森に生まれた作家と海外の名前が同じ重さで並ぶ。どちらかが客人という扱いになっていない。だから、いま何の企画展をやっているかに関係なく、建物そのものを見に来る価値がある。

おすすめの楽しみ方

美術館と三内丸山遺跡は、半日ぶんの一つの塊として組むといい。停留所は同じ市営バス路線の上にあり、二つの間も歩ける距離しか離れていない。午前の遅い時間に着けば、美術館を見てから遺跡の復元住居まで回れる。休館日は曜日固定ではなく展示替えに合わせて設定されるので、行く前に公式サイトのカレンダーを見ておく。

歴史・背景

開館は2006年。設計は青木淳で、案の核は「遺跡の掘り方を建築の言葉にする」ことだった。地面を幾何学的に切り込み、その上へ白い箱をかぶせる。隣の三内丸山遺跡と一体で読ませる意図がはっきりしている。青森県はそれ以前から県ゆかりの作家を集めており、棟方志功、寺山修司、成田亨、奈良美智といった名前が並ぶ。新しい建物は、その蓄積にようやく常設の置き場所を与えた。

行く前に

現金
常設展と企画展はそれぞれ有料で、料金は改定されることがある。現在の額は公式サイトで確認を。バス運賃用の小銭を用意しておくと乗り降りが早い。
行く前に
休館日は曜日固定ではなく、展示替えに合わせて設定される。公式サイトのカレンダーで確認すること。青森は雪の多い街で、屋外の作品と芝生は冬の条件に左右される。
別ルート
新青森駅東口からはルートバス「ねぶたん号」が同じ停留所まで約10分で着く。青森空港からは車で約20分。
降りたあと
県立美術館前は建物の北側、環状道路沿いにある。停留所から入口までは数歩の距離しかない。