村田 蔵の町並み
実写(ライセンス済み)皓月旗 / CC BY-SA 4.0

宮城南部・村田No.823★地図で見る →

村田 蔵の町並み

history穴場——実はすごい

紅花の商いが建てた店蔵と門が、村田の目抜き通りの両側に一対ずつ並んで残っている。宮城県が県内で最初に選んだ重要伝統的建造物群保存地区がこの通りだ。

  1. 起点大河原駅(JR東北本線)
  2. バスと徒歩ですぐ大河原駅からバス
  3. 村田 蔵の町並み

狙い目

隠れた場所ではない。宮城県はここを県内初の重伝建地区に選び、案内も出ている。ただ町が小さく、新幹線の線からも外れている。仙南を横切る旅行者の多くは、この通りの存在を知らないまま高速道路で通り過ぎていく。

場所

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見どころ(歩く順)

本町の町並みKei hashi / CC BY-SA 3.0
  1. 蔵の観光案内所本町にある案内所。通りを歩き始める起点になる場所
  2. 本町の町並み地区の南半分。店蔵と門が一対になって連なる区間
  3. 村田商人やましょう記念館商家のなかでも一番大きな構え。門と店蔵をひと続きの表構えとして残す
  4. 荒町の町並み地区の北半分。南側と同じ、門と蔵が交互に来る並び

実際の行き方

  1. 仙台駅→大河原駅(JR東北本線)。
  2. 大河原駅→ミヤコーバス 村田・川崎方面。
  3. 「中央」下車。降りた場所が蔵の通り。
  4. 本町と荒町を歩き、同じバスで戻る。
大河原駅からバスで
大河原駅はJR東北本線、仙台から南へ下った駅だ。駅前から村田・川崎方面のミヤコーバスが内陸へ入り、「中央」で降りればもう蔵の通りに立っている。段取りが要るのはこのバスだけで、あとは降りた場所から歩き出せる。
「中央」から戻る
同じバスで大河原駅へ戻り、東北本線で仙台に出る。使う停留所はひとつきりなので、通りを歩き始める前に掲示の時刻を見ておきたい。歩き終えてから見るのでは遅い。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

村田が栄えたのは、仙台へ向かう道が山形へ分かれる地点だったからだ。商人たちは仙南で紅花を買い集め、上方や江戸へ送って財を成した。その金が形になったものが、いまも通りに並んでいる。白漆喰の二階建て店蔵、腰にはなまこ壁、その隣に軒下を彫刻で飾った重い門。保存地区はこの繰り返しを7.4ヘクタールぶん抱えている。見せるために整えた通りではない。車の通る生活道路の両側に、いまも商いを続ける店に混じって建っている。

おすすめの楽しみ方

通りは公道なので、券も開館時刻も関係なく歩ける。公開している建物のほうは休みがまちまちなので、出かける前に本町の観光案内所でどこが開いているかを確かめておきたい。見上げる時間もとっておくといい。彫刻の多くは目の高さではなく門の軒下にある。

歴史・背景

村田は仙台と山形盆地を結ぶ道の分岐に位置し、商人たちは仙南一帯で紅花を買い集めて上方と江戸へ送った。戻ってきた金は、火に強い建物に変わった。土蔵造りの壁、腰を固めるなまこ壁、そして炎の入る隙間をつくらないための掛子塗りの窓と扉。宮城県は2014年、意匠に優れた商家町としてこの通りを県内初の重要伝統的建造物群保存地区に選定した。

行く前に

現金
通りを歩くだけなら費用はかからない。公開している建物はそれぞれに料金と休みを決めているので、本町の蔵の観光案内所で最新の一覧を確かめるのがいい。
行く前に
町並みは現役の公道なので、季節を選ばず歩ける。ただし公開建物は平日に閉まっていることがある。車も通る道だから、門を見上げて立ち止まるときは路肩に寄っておきたい。
別ルート
仙台からはミヤコーの高速バス「村田・蔵王町線」が乗り換えなしで町に入る。車なら東北自動車道から内陸へ。駐車場は本町の観光案内所で聞ける。
降りたあと
大河原駅から村田・川崎方面のバスに乗り、「中央」で降りる。そこがもう蔵の通りだ。南へ行けば本町、北へ行けば荒町なので、大きく引き返さずに地区を往復できる。