国府宮はだか祭
実写(ライセンス済み)KKPCW / CC BY-SA 4.0

尾張・稲沢No.1262★★地図で見る →

国府宮はだか祭

culture穴場——実はすごい

旧暦正月十三日、稲沢市の尾張大國霊神社の参道を下帯姿の男たちが埋める。目指すのは、一年の厄を一身に引き受ける、ただひとりの神男だ。

  1. 起点名鉄名古屋駅
  2. 電車1本+徒歩3分名鉄名古屋本線
  3. 降車国府宮駅(名鉄名古屋本線)
  4. 徒歩
  5. 国府宮はだか祭

狙い目

隠れた祭りではない。人が押し寄せること自体が祭りで、神男を囲むもみ合いの光景はよく知られている。見落とされやすいのは、それ以外の時間だ。笹の奉納は午後を通して続き、翌日の夜明け前には、この祭りでもっとも重要とされる神事が行われる。

場所

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見どころ(歩く順)

尾張大國霊神社 楼門そらみみ / CC BY-SA 4.0
  1. 参道楼門へ続く道。祭りの日は笹を担ぐ男衆と見物の人で埋まる
  2. 楼門二層の門。境内に二つある国の重要文化財のひとつ
  3. 拝殿切妻造で内部に柱が立ち並ぶ建物。儺追笹はここへ奉納される
  4. 儺追殿神男が祭りの前に三日三晩こもり、身を清める建物

実際の行き方

  1. 名鉄名古屋駅→国府宮駅(名鉄名古屋本線・一宮/岐阜方面)。
  2. 国府宮駅北口→神社の参道(徒歩約3分)。
  3. 楼門をくぐって拝殿へ。儺追笹はここに奉納される。
  4. 夕刻の神男の登場まで見届け、駅へ歩いて戻る。
名鉄名古屋本線で国府宮駅へ
名鉄名古屋駅から名古屋本線の一宮・岐阜方面の電車に乗り、国府宮駅で降りる。北口から神社までは徒歩3分。
国府宮駅から戻る
北口へ戻り、名古屋本線で名鉄名古屋方面へ。祭りの日は、帰りの時間に余裕を見ておきたい。
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どんな場所か

正式な名は「儺追神事(なおいしんじ)」。厄を追い払うための神事で、中心にいるのは志願者の中からくじで選ばれた神男(しんおとこ)だ。サラシの褌に白足袋の男たちが数千人集まり、触れれば厄が落ちるとされる神男へ押し寄せる。それに先立ち、地区ごとの男衆が儺追笹(なおいざさ)を拝殿へ運び込む。笹に結ばれた布には、裸になれない人の名前と年齢が書かれていて、笹がその願いを代わりに届ける。もみ合いは、神男が儺追殿へ引き入れられて幕を閉じる。

おすすめの楽しみ方

神事は15時に始まり、笹を担ぐ一団は午後のうちに次々と到着する。夕刻になると、神男が男たちの群れへ飛び込む。翌朝3時の夜儺追神事では、厄を搗き込んだとされる土餅(どべい)を背負った神男が境内から追い出され、土餅は土に埋められる。

歴史・背景

奈良時代、神社は国衙の隣に鎮座していたことから尾張国の総社と定められた。祭りの起こりは約1250年前とされ、称徳天皇の勅命で全国の国分寺が悪疫退散を祈った際、尾張の国司がこの社で祈祷したことに始まると伝わる。楼門は室町時代初期、拝殿は江戸時代初期の建物で、どちらも1955年に国の重要文化財となった。2024年には初めて女性が法被姿で儺追笹の奉納に加わった。

行く前に

現金
愛知県公式の催事案内に観覧料の記載はない。神社は祭りに先立って儺追布を頒布していて、参加しなくても名前と年齢を書いた布を笹に託せる。初穂料は神社の案内で確かめたい。
行く前に
儺追神事の前後3日間は神社周辺で交通規制があり、神社の駐車場は使えないため、電車で行くのが前提になる。日付は旧暦で決まり毎年変わるので、その年の神社の案内を確かめておきたい。
別ルート
JR名古屋駅から東海道本線で稲沢駅へ。そこから神社まで徒歩15分ほど。
降りたあと
国府宮駅の北口を出て、徒歩3分ほどで神社に着く。