八戸せんべい汁
実写(ライセンス済み)くろふね / CC BY-SA 4.0

青森南・八戸No.1065★★地図で見る →

八戸せんべい汁

〜八食センターで出会える鍋〜

food穴場——実はすごい

鶏だしの醤油汁に野菜ときのこ。そこへ汁専用に焼いた南部せんべいを割り入れ、もちもちになるまで煮る。八戸の郊外にある市場が、この一杯にいちばん近づける場所だ。

  1. 起点八戸駅
  2. 約12分八戸駅から直行バス
  3. 降車八食センター(南部バス・八戸駅東口発)
  4. そこから
  5. 八戸せんべい汁

狙い目

せんべい汁は知られていない料理ではない。全国のB級グルメの大会で頂点を取り、八戸の食を挙げれば必ず出てくる。車を持たない旅行者に難しいのは、市内に散らばる店からどこを選ぶかのほうだ。市場ならバス一本で片づく。館内の食事処にこの鍋を出す店があり、しかも料理を全国区にしたあの大会の第1回が開かれたのが、ほかでもないこの建物だった。

場所

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見どころ(歩く順)

八食センター 市場棟Wakkubox / CC BY-SA 3.0
  1. 市場棟鮮魚や青果、惣菜の店が並ぶ長い通り
  2. 七厘村館内で買った食材を、その場で炭火にかけられる一角
  3. 味横丁二つある食事処のうちの一つ。近年に改装されている
  4. 厨スタジアムもう一方の食事棟。市場棟より遅い時間まで開いている
  5. くりやランド同じ建物の上階にある子ども向けの遊び場

実際の行き方

  1. 東北新幹線で八戸駅へ。市場行きのバスは東口4番のりばから出る。
  2. 八戸駅東口→八食センター。専用バスで約12分。
  3. まず市場棟の通りを一往復し、それから食事処へ回る。
  4. 帰りの便を停留所で確かめておく。最終は夕方には出てしまう。
八戸駅から市場の直行バス
東北新幹線が停まるのが八戸駅で、市場へは東口4番のりばから出る専用バスで約12分。本数は多くなく、午前の遅い時間から夕方まで、おおむね1時間に1本の間隔だ。時間が合わなければ同じ区間をタクシーでも走れる。
八食センターから八戸駅へ
帰りは食事棟の脇にある同じ停留所から出る。最終は建物が閉まるより前に出てしまうので、滞在の終わりを決めるのはシャッターではなくバスのほうだ。着いたら先に時刻を控えておく。中心街に泊まっているなら、ターミナルへ向かう別系統もある。
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どんな場所か

主役はせんべいのほうだ。南部せんべいは小麦粉を鉄の型で丸く焼いた素朴なもので、鍋用はそれとは別に作られている。厚みがあり、汁を吸っても溶けずに形が残る配合だ。これを割って、鶏からとった醤油の汁に、ごぼう、きのこ、ねぎ、糸こんにゃくと一緒に入れる。煮えると菓子の面影は消え、幅の広い麺に近い歯ごたえになる。地元はその頃合いをアルデンテと呼ぶ。八戸の市街を外れた八食センターは、この一杯にたどり着きやすい場所で、店の並ぶ通りは全長170メートル続く。

おすすめの楽しみ方

市場棟と味横丁は朝9時から夕方6時まで、厨スタジアムは夜9時まで開いている。定休は水曜だが例外があるので、公式のカレンダーを見てから日を決めたい。駅からのバスは休業日も走る。朝が良い場所ではないので、腹を空かせて昼前後に着くのがちょうどいい。

歴史・背景

起こりは江戸時代の後期、八戸藩の領内とされる。米が実らない年が続き、小麦を焼いたせんべいのほうが日持ちした時代の食べ方だった。売り出されたのはずっと後になってからで、2003年に市民の有志が研究所を名乗って動き始める。2006年2月には、この市場を会場にして第1回のB-1グランプリが開かれた。2012年、北九州での第7回大会でゴールドグランプリを取っている。

行く前に

現金
館内は独立した店の集まりで、支払いは一つのレジではなく店ごとに済ませる。値段も運賃も改定されるので、数字は当日の公式ページで確かめる。バスは車内で払い、交通系のICカードが使える。小さな売り場では現金のほうが早い。
行く前に
定休は水曜で、年末年始はカレンダーが動く。日を決める前に公式で確かめておきたい。休業日でもバスは走り、止まるのは1月1日だけだ。館内は端から端まで屋内なので、雨でも風でも順路は変わらない。
別ルート
中心街からは、八戸中心街ターミナル発の別のバスがある。本八戸駅からの便も加わったので、新幹線の駅より街なかに泊まる人はこちらが早い。車なら八戸自動車道のインターから短い距離だ。
降りたあと
バスが着くのは食事棟の東側。市場棟までは前庭を数歩渡るだけで、入口には市場の名前が赤い大きな文字で出ている。