
青森南・八戸No.1280★★地図で見る →
八戸えんぶり
〜八戸に春を呼ぶ豊作祈願の舞〜
馬の頭をかたどった烏帽子の太夫が、豊作を願って舞う八戸の2月の祭り。毎年決まった4日間に開かれ、市街の南、長者山の森に建つ長者山新羅神社への奉納から幕を開ける。
- 起点八戸駅
- 約30分JR八戸線+徒歩
- 降車本八戸駅(JR八戸線)
- そこから
- 八戸えんぶり
狙い目
知られていない祭りではない。青森の冬の三大まつりの一つに数えられ、国の重要無形民俗文化財でもある。初めての人が見逃しやすいのは始まりのほうだ。えんぶり組は中心街へ向かう前に、初日の早朝、まず神社で舞を奉納する。
場所
青森のほかの記事 34件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 長者山新羅神社初日の朝、えんぶり組が最初に舞を奉納する丘の上の神社
- 桜の馬場境内の馬場。毎年8月には騎馬打毬が行われる
- 八戸市中心街えんぶり組がいっせいに舞う「一斉摺り」の舞台になる通り
- 八戸市庁前市民広場夜にはかがり火のなかでえんぶりが披露される屋外の会場
- 更上閣明治期の豪商の邸宅。庭を舞台にした夜のお庭えんぶりは前売制
実際の行き方
- 八戸駅→本八戸駅(JR八戸線、約8分)。
- 本八戸駅→長者山新羅神社(南へ徒歩約20分)。
- 2月17日の早朝に神社で奉納を見て、えんぶり組とともに中心街の一斉摺りへ。
- 夜は市庁前のかがり火えんぶりか、予約した更上閣のお庭えんぶりへ。
- JR八戸線で本八戸駅へ
- 東北新幹線が停まる八戸駅からJR八戸線に乗り、本八戸駅まで約8分。そこから神社までは歩いて約20分だ。乗る前に時刻表を確かめておきたい。
- 八戸駅へ戻る
- 中心街の最寄り駅は本八戸駅で、中心街と八戸駅の間には路線バスも走っている。夜の公演まで残るなら、帰りの便を先に調べておくと安心だ。
どんな場所か
えんぶりは予祝の芸能だ。その年の稲作を先に演じてみせることで、実りを呼び込もうとする。主役の太夫は、馬の頭をかたどったといわれる長い烏帽子をかぶる。頭を大きく振り、手にした棒で地面を摺るように舞って、苗代の種まきから田植え後の田ならしまでを表していく。摺りの合間には、子どもたちがえびす舞などの祝福芸を披露する。八戸と近隣の町から30組ほどのえんぶり組が集まり、初日には中心街でいっせいに舞う。
おすすめの楽しみ方
えんぶりは毎年2月17日から20日まで。神社での奉納は17日の早朝で、そのあとえんぶり組は行列を組んで中心街へ向かい、一斉摺りを見せる。午後から夜にかけては、ホールでの公演、市庁前のかがり火えんぶり、予約制の更上閣のお庭えんぶりと、場所を変えて続いていく。奉納から見たいなら、前の晩は中心街に泊まっておくと朝の動きが楽になる。
歴史・背景
えんぶりは、北国に広く伝わってきた田植え踊りの流れをくむ。江戸時代には小正月の行事として、裕福な商家などの家々を回って舞われていた。明治に入ると旧来の悪習として県に禁じられたが、1881年、地元の有力者たちが新羅神社の神事として復活させた。神社は1678年に八戸藩の2代藩主が建てたのが始まりで、いまの社殿は1826〜27年の造営だ。えんぶりは1979年、国の重要無形民俗文化財に指定された。
行く前に
- 現金
- 公式の行事案内では、神社での奉納、えんぶり行列、一斉摺りは観覧無料とされている。更上閣のお庭えんぶりは前売りのチケット制で、せんべい汁と甘酒が付く。料金は年によって変わるので、その年の公式案内で確かめる。
- 行く前に
- 2月の八戸は冷え込み、通りの行事は屋外で長く立って見ることになる。防寒はしっかりと。日程や出演する組は天候などで変わることがある。日付は毎年同じだが、その年の行事表はVISITはちのへが発表する。
- 別ルート
- 八戸駅からは、市営バスや南部バスで中心街へ向かう方法もある。二十三日町か十六日町で降りれば、神社まで歩いて約10分。
- 降りたあと
- 本八戸駅から南へ、中心街を抜けて歩くと長者山の森に着く。神社はその頂にあり、駅からは徒歩約20分。