江差 いにしえ街道
実写(ライセンス済み)pakku / CC BY 3.0

北海道南西・江差No.731★★地図で見る →

江差 いにしえ街道

〜ニシンの港町の旧街道〜

history穴場——実はすごい

北海道の南西、日本海に面した江差の旧道沿いに、商家と蔵と社寺が一続きに残る。ニシンと檜山のヒノキ材で栄え、江差の五月は江戸にもないと言われた時代の町並みだ。

  1. 起点函館駅
  2. 約2時間15分函館バス・1日5便
  3. 降車中歌町(函館バス610系統)
  4. そこから
  5. 江差 いにしえ街道

狙い目

江差は知られていない町ではない。国の重要文化財があり、日本遺産にも認定されている。静かなのは、町まで来ていた鉄道が廃止され、函館からバスで2時間以上かかるからだ。日帰りだとどうしても滞在が短くなる。

場所

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見どころ(歩く順)

姥神大神宮BATACHAN / CC BY-SA 4.0
  1. 旧中村家住宅主屋・文庫倉・下ノ倉・ハネダシが港へ一列に連なる国の重要文化財
  2. 旧檜山爾志郡役所街道の上の斜面に建つ洋風庁舎。いまは江差町郷土資料館
  3. 横山家街道沿いの商家。確認時点では休館中で、見られるのは外観のみ
  4. 姥神大神宮街道の南端に立つ神社。毎年8月の渡御祭では山車が街道を進む

実際の行き方

  1. 函館駅前→中歌町(函館バス610系統・江差ターミナル行、約2時間15分)。
  2. 中歌町バス停→旧中村家住宅前でいにしえ街道に入る(徒歩1〜2分)。
  3. 街道を南へ、旧檜山爾志郡役所→横山家→姥神大神宮(端から端まで徒歩10分ほど)。
  4. 函館へ戻るなら中歌町へ引き返す。かもめ島へ足を延ばすなら姥神町フェリー前まで歩く。
函館駅から函館バス610系統
函館駅前→函館バス610系統(江差ターミナル行)→中歌町。渡島半島を横断して約2時間15分。確認時点では1日5便あり、うち始発と最終は土日祝には運行しない。
同じ610系統で戻る
函館へ戻るのも同じ610系統で、時刻は停留所の掲示に出ている。歩き終えてからではなく、着いた時点で控えておきたい。本数は1日数便で、帰りも2時間あまりかかる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

江差は北海道の南西端にあり、海岸から一本内側に街道が通っている。かつての国道はいま「いにしえ街道」と呼ばれ、沿いに立つ建物はニシン交易が建てたものだ。北の端に近い旧中村家住宅は、主屋・文庫倉・下ノ倉・ハネダシが港へ向かって一列に並ぶ。土台は越前石、材はヒノキアスナロで、海を渡ってきた石とこの土地の木が一軒に同居している。南の端まで歩けば姥神大神宮に行き着き、毎年8月にはここから山車が町へ繰り出す。その間には、高台の旧郡役所と、いまは休館している商家が並ぶ。

おすすめの楽しみ方

かもめ島ではなく街道が目当てなら、降りるのは中歌町。旧中村家住宅から始めて、海を右に見ながら南へ歩くとよい。開館は9時から17時、11月から3月は月曜と祝日の翌日が休みになる。南端の姥神大神宮までは歩いて10分ほど見ておき、歩き出す前に帰りのバスの時刻を確かめておきたい。

歴史・背景

江差は北海道のなかでも早くから開けた港だった。春にニシンが押し寄せ、檜山のヒノキアスナロが同じ船で本州へ運ばれていく。積んだのは日本海を回る北前船で、その往来が「江差の五月は江戸にもない」という言葉を生んだ。旧中村家住宅の主屋と文庫倉は明治期、下ノ倉は江戸時代の末に建てられている。この言葉はそのまま日本遺産のストーリー名になり、ニシンの繁栄が息づく町として認定された。

行く前に

現金
函館駅前から中歌町までは確認時点で片道2,500円。旧中村家住宅の入館料は大人300円、小中高100円。街道と神社の境内は無料で歩ける。
行く前に
旧中村家住宅は9時から17時まで。11月から3月は月曜と祝日の翌日が休みで、12月31日から1月5日も閉まる。横山家は確認時点で休館中のため、外から眺めるだけになる。街道そのものは公道で、時間を選ばず歩ける。
別ルート
新幹線の新函館北斗駅からも同じ610系統に乗れ、中歌町まで2,000円。車なら函館空港から約90分。
降りたあと
江差町の案内は、中歌町のバス停を旧中村家付近としている。降りて1〜2分歩けばいにしえ街道に入る。ひとつ先の姥神町フェリー前はかもめ島へ行く人のための停留所で、街道が目当てなら手前で降りる。