
兵庫・南あわじNo.1150★★地図で見る →
淡路島たまねぎ
〜うずの丘で味わう島の看板作物〜
島の看板作物を、育てている農地ではなく、鳴門海峡を見下ろす丘の記念館で受け取る。ここではたまねぎが焼かれ、箱に詰められ、ネット詰めで売られ、入口では巨大なオブジェにまでなっている。
- 起点三宮駅(神戸)
- 約2時間高速バス+無料シャトル
- 降車福良バスターミナル(神姫バス・淡路交通・本四海峡バスの高速バス)
- そこから
- 淡路島たまねぎ
狙い目
隠れた名産ではない。全国区のブランドで、専用のバーガー店まで持っている。難しいのはむしろ会いに行く場所のほうだ。作っている畑も小屋も誰かの仕事場で、旅行者が入っていく前提になっていない。この記念館は、入っていける形に作られた側の場所になる。
場所
兵庫のほかの記事 4件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 三原平野のたまねぎ小屋バスの窓から見える壁のない木の小屋。初夏には球が吊るされ、風で乾かされる
- おっ玉葱入口に据えられた巨大な玉ねぎ。高さ2.5メートル、直径2.8メートル、重さ約200キロ
- ショップうずのくに島の産品が並ぶ売り場。たまねぎはネット詰めで棚に積まれている
- 淡路島オニオンキッチン島のたまねぎを主役に据えた、館内のバーガーの店
- 屋上展望台無料で上がれる展望デッキ。大鳴門橋と鳴門海峡が正面に開ける
実際の行き方
- 三宮バスターミナル→福良(神姫バス・淡路交通・本四海峡バスの高速バス、約1時間半・予約不要)。
- 福良 うずしおクルーズ前→うずの丘(無料シャトルUZU LOOP・出る前に時刻表を確認)。
- 入口の巨大な玉ねぎから売り場、バーガーの店、屋上展望台の順に館内を回る。
- シャトルで福良へ下り、高速バスで三宮へ戻る。
- 三宮から福良まで高速バス
- 神戸三宮バスターミナルから、神姫バス・淡路交通・本四海峡バスの共同運行便が島を南下して福良まで走る。所要はおよそ1時間半。予約は要らず、前から乗って降りるときに払う方式だ。福良からは無料のシャトルバスUZU LOOPが丘の上まで運んでくれる。
- シャトルと高速バスで戻る
- 帰りも同じUZU LOOPを使うが、1日の便数は片道で数本しかない。着いたらまず停留所の時刻表を撮っておくとよい。福良から三宮へ戻る高速バスは夕方以降も走っている。シャトルの時刻が合わないときは、同じ区間をタクシーで詰められる。
どんな場所か
淡路島のたまねぎが育つのは、島の南に開けた三原平野だ。夏に稲を作った田を寒い半年のあいだ畑に替え、球をゆっくり太らせる。畑で十分に熟してから引き抜き、壁のない木の小屋に吊るして海風で乾かす。産地が甘さの根拠として挙げるのが全糖含有率で、およそ9〜10パーセントに達する。辛さより先に甘さが立つのはそのためだという。ただしこの工程はすべて私有地の上で進む。だから食べるより見るほうが難しい作物になった。丘の上のうずの丘は、その同じたまねぎが調理され、箱に詰められて戻ってくる窓口にあたる。
おすすめの楽しみ方
館の営業は9時から17時で、店ごとにもう少し短い時間で動いている。昼前に着いておけば、食べて、買って、屋上まで一度に回れる。渦潮は潮の時刻に従うので、まずその日の見ごろを調べ、館の時間をそちらに合わせるのが順当だ。小屋が埋まり、新たまねぎが売り場に出そろうのは、春の終わりから初夏にかけて。
歴史・背景
たまねぎが島に入ったのは明治のなかごろ、輸入した種を現在の南あわじ市域で試作したのが始まりとされる。産業として広がったのは、そのあとの数十年だ。丘の上の記念館の歴史はずっと新しい。開館は1985年、眼下の海峡に大鳴門橋が初めて車を通したのと同じ年で、もともとは橋の記念館として建てられた。たまねぎ一色に染まっていったのは、その上に重なった後年の話になる。
行く前に
- 現金
- 館に入ること自体は無料で、屋上の展望デッキも無料。館内のうずしお科学館だけは別に料金がかかる。UZU LOOPのシャトルも無料で、予約は要らない。高速バスも予約不要で、降りるときに支払う。
- 行く前に
- 定休は火曜日で、祝日はその限りではない。年末年始も休む。館内の各店はそれぞれもう少し早く閉まるので、食事の最終注文は建物の閉館よりかなり手前になる。
- 別ルート
- 車なら淡路島南インターからすぐで、駐車場も無料。国内の来訪者の多くはこの行き方をとる。同じ無料シャトルは尾根を少し進んだ道の駅うずしおにも停まる。こちらも公開された施設で、たまねぎの食べ物と海峡の眺めがそろっている。
- 降りたあと
- 福良で降りたら、道の駅福良の脇にある「福良 うずしおクルーズ前」の停留所へ歩き、無料シャトルUZU LOOPに乗る。うずの丘はその経路上の一つで、丘の上に着く。歩くのは現実的ではない。港から西へ数キロ、しかもほぼ上り坂になる。