山形・寒河江No.463★★★地図で見る →

山形のさくらんぼ

food王道を、いちばんいい形で

山形県のほぼ中央、寒河江川のほとりに建つ道の駅。ひとつの果実を軸に組み立てられた施設で、さくらんぼの加工品がひととおり揃い、隣には日本初のさくらんぼ資料館が無料で開いている。

山形のさくらんぼ
実写(ライセンス済み)Qwert1234 / CC BY-SA 4.0

佐藤錦は、谷を挟んだ東根で、ナポレオンと黄玉を掛け合わせて生まれた。山形のさくらんぼと言うとき、多くの人が思い浮かべているのはこの品種だ。実はしっかりと硬く、色は濃い赤で、手を加える必要を感じさせない甘さがある。ただし店頭に並ぶのは6月の数週間だけだ。寒河江市は自らを日本一のさくらんぼの里と名乗り、その看板を掲げて寒河江川のほとりに道の駅を建てた。西に月山、東に蔵王を望む位置にある。

歴史・背景

佐藤錦の始まりは、1912年に東根の佐藤栄助がナポレオンと黄玉を交配したことにある。そこから実生を見比べる年月が続き、抜きん出た一本が残った。名が決まったのは1928年で、育てた本人の姓が採られた。その後も長くナポレオンが商品の主役であり続け、佐藤錦が山形を代表する果実になったのは、さらに時間が経ってからだった。

見どころ(歩く順)

道の駅寒河江チェリーランド掬茶 / CC BY-SA 4.0
物産の売り場
さくらんぼの加工品、菓子、地酒、工芸——県内のものがひと屋根の下に並ぶ
さくらんぼ会館
日本初のさくらんぼ資料館。入場無料で、行列のできる手づくりジェラートが同居する
さくらんぼ狩り案内所
会館前に置かれる、時季だけの観光さくらんぼ園の受付
クラッピンサガエ
子ども向けの屋内遊戯施設。屋外にはキャンプ場とRVパークが続く
河川敷公園
建物の裏手、寒河江川の河川敷に開けた広場。秋には芋煮の場になる

おすすめの楽しみ方

道の駅はおおむね9時から17時30分、さくらんぼ会館は18時まで開き、11月から3月は17時に閉まる。この場所の核心はやはり6月だ。観光さくらんぼ園が開き、会館前の案内所が予約を受け、果実がいちばんいい状態でいるのは数週間しかない。それ以外の月は、ジェラートの台と加工品の棚が同じ果実を別の形で持っている。

実際の行き方

起点
寒河江駅
所要
約10分 · JR左沢線+タクシー10分
降車
寒河江駅(JR左沢線)
  1. 山形駅→寒河江駅(JR左沢線)。
  2. 寒河江駅→道の駅(北へ約3km、タクシーで10分ほど)。
  3. まず物産の売り場を歩き、さくらんぼ会館へ移って資料展示とジェラート。
  4. 6月なら、さくらんぼ会館前の案内所で予約して園へ向かう。
JR左沢線で寒河江駅へ
山形から延びる支線、JR左沢線で寒河江駅まで。道の駅はそこから北へ約3km、寒河江川のほとりにあり、駅前のタクシーで10分ほど。山形駅からは待ち時間を含めて1時間ほどを見ておきたい。
寒河江駅から戻る
タクシーで寒河江駅へ戻り、左沢線で山形駅へ。山形駅からは新幹線に乗り継げる。幹線ではなく支線なので、長い昼食に落ち着く前に帰りの時刻を確かめておくこと。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
道の駅もさくらんぼ会館も、入るだけなら無料。さくらんぼ狩りは有料で、料金は園ごとに違う。6月はさくらんぼ会館前の案内所かインターネットでの事前予約になるため、当日ふらりと行く前提は弱い。
定休
通年で開いているが、テナントごとに休みがある。トルコ共和国ギレスン市との姉妹都市の縁で建てられたトルコ館は当面の休業中なので、これを目当てに組まないほうがいい。
別ルート
車なら寒河江川沿いの国道112号に面していて、山形自動車道・寒河江ICからすぐ。駐車場は広く、実際に来訪者の多くは車で着く。
降りたあと
寒河江駅から道の駅までは北へ約3km、寒河江川を渡った先。歩き通すより、駅前のタクシーを使うほうが現実的だ。

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