八街の落花生
実写(ライセンス済み)Unaaari / CC BY-SA 3.0

千葉・八街市No.950★地図で見る →

八街の落花生

food穴場——実はすごい

下総台地の上にある、落花生の収穫量が日本一の町。駅の北口に落花生のモニュメント、南口に市のアンテナショップがあり、秋には町はずれの畑に乾燥のための野積みが並ぶ。

  1. 起点東京駅
  2. 約1時間JR総武本線
  3. 降車八街駅(JR総武本線)
  4. 徒歩
  5. 八街の落花生

狙い目

ここは観光地ではなく、農業の町だ。城も名刹も絶景もないので、観光ルートは八街を素通りして成田か海のほうへ向かう。あるのは作物そのものである。駅のまわりには品種の名前を出して落花生を売る店が並び、等級を見比べてから買える。秋になれば、収穫を積み上げた畑の風景が町の外側に現れる。東京からも空港からも近い。ただし華やかさはなく、寄り道としてちょうどいい大きさだ。

場所

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見どころ(歩く順)

八街駅Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0
  1. 八街駅の北口広場北口を出た駅前の広場。石の落花生のモニュメントが置かれている
  2. 市のアンテナショップ「ぼっち」南口を出てすぐの市の推奨店。落花生と地元の生姜のジンジャーエール
  3. 駅まわりの落花生店線路の両側の通りに点在する、生産者や問屋の直売店
  4. 畑と乾燥の野積み町のはずれの農地。秋に落花生を円筒形に積み上げた「ぼっち」が並ぶ

実際の行き方

  1. 東京駅→千葉駅(JR総武快速線)、千葉駅で総武本線に乗り換えて八街駅へ。
  2. または東京駅から特急しおさいで、乗り換えなしに八街駅へ。
  3. まず北口へ出て、駅前広場の落花生のモニュメントを見る。
  4. 南口へ回り、市のアンテナショップと周辺の落花生店をのぞく。
JR総武本線・千葉駅乗換
東京駅→(JR総武快速線で千葉駅、総武本線に乗換)→八街駅。特急しおさいなら東京駅から乗り換えなしで停まる。八街市は東京駅までを約1時間としている。この駅は定期の旅客列車が全て停まるので、迷うのは特急料金を払うかどうかだけだ。改札はSuicaなどのIC乗車券が使える。
八街駅から東京方面へ
総武本線で千葉駅まで戻り、そこから東京方面へ。特急しおさいの時間が合えばそのまま乗ってもいい。ただし本数は多くないので、夕方になってからではなく、着いたときにホームの時刻表を見ておくこと。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

八街市は千葉市の東、下総台地の上にある。市の名前は、この土地がどうやってできたかをそのまま残している。ここは長く幕府の馬の牧で、明治になって開墾地として人が入った。新しく開かれた土地には、開墾の順に漢数字と縁起のよい字を組み合わせた名前が付けられていく。八街はその八番目にあたる。「街」は家や店が集まる場所という意味で、当時としては描写ではなく願いだった。移り住んだのは江戸の町人たちで、家族ごとに長屋へ入った。与えられたのは軽くて水はけの速い土。それが落花生によく合った。

おすすめの楽しみ方

「ぼっち」が目当てなら秋に行くこと。掘り上げた落花生を畑で一週間ほど地干しし、それから円筒形に積み上げて、初冬まで畑に立たせておく。それ以外の季節は店が目的になる。営業は日中の普通の時間帯なので、午前の遅い時間から午後の半ばまでが確実だ。半日あれば十分で、総武線沿いの別の目的地と組み合わせやすい。

歴史・背景

明治2年、政府は下総の馬の牧を開墾地として開き始めた。窮民の救済も目的のひとつで、江戸の町人が家族ごとに長屋へ入って開墾に当たった。明治30年には鉄道が銚子まで通り、八街にも駅ができる。落花生は開かれたばかりの台地に根づき、戦後には八街が全国一の産地になった。その位置は今も変わっていない。この町が名前を出して推すのは「千葉半立」という品種だ。

行く前に

現金
列車はIC乗車券で乗れる。駅前の店は小さく、現金だけの店もあるので、少し多めに買うつもりなら紙幣を用意しておきたい。殻付きは軽いがかさばる。持ち帰るなら煎ってある密封パックのほうが扱いやすい。
行く前に
市のアンテナショップは、案内では土曜・日曜・祝日が休みとされている。週末に行くなら、駅周辺の落花生店を当てにすることになる。畑の「ぼっち」は秋から初冬だけの景色で、季節を外すとただの畑だ。農地なので、道から見るだけにすること。
別ルート
千葉駅からなら総武本線で乗り換えなしに着く。すでに東京の東側にいるならこちらが早い。成田空港からも、佐倉駅で乗り換えれば鉄道で来られる。
降りたあと
八街駅は橋上駅で、南北どちらにも出られる。落花生のモニュメントは北口の駅前広場、市のアンテナショップは南口を出てすぐ。畑を除けば、この記事に出てくる場所はどれも改札から歩ける範囲にある。