
千葉・習志野No.940★地図で見る →
谷津干潟
高速道路と鉄道と集合住宅にはさまれた四角い干潟に、シギやチドリが渡りの途中で降りる。南岸には全面ガラス張りの観察センターが建ち、干潟の泥をまっすぐ見渡せる。
- 起点東京駅
- 約1時間JR京葉線+徒歩
- 降車新習志野駅(JR京葉線)
- 徒歩
- 谷津干潟
狙い目
郊外の住宅地のただ中にある保護区で、田舎の隠れた一角ではない。静かなのは、ここが観光地区ではなく生活の場だからで、リズムを作っているのは人出ではなく鳥と潮のほうだ。
場所
千葉のほかの記事 50件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 谷津干潟自然観察センター南岸に建つ全面ガラス張りの施設。レンジャーが常駐し、双眼鏡は無料で借りられる
- 上下2層の観察スペース1階と地下1階、水面に近い高さから干潟を正面に見る窓
- 淡水池と観察壁センターの裏手にある小さな池。鳥を驚かせないよう壁ごしにのぞく
- 干潟を一周する遊歩道約3.5kmの周回路。屋根つきのシェルターと、水辺に張り出した観察デッキがある
実際の行き方
- 東京駅→新習志野駅(JR京葉線・直通)。
- 新習志野駅→谷津干潟自然観察センター(徒歩約20分)。
- センター→干潟を囲む遊歩道へ出て、水辺に張り出した観察デッキへ。
- 同じ道で戻るか、西側の南船橋駅まで歩いて京葉線に乗る。
- 東京駅からJR京葉線で乗り換えなし
- 東京駅からJR京葉線で新習志野駅へ。乗り換えはない。駅からは南岸の観察センターまで徒歩約20分。日中は本数が多く、行きは時刻表を調べなくても困らない。
- 新習志野駅から戻る
- 新習志野駅まで歩いて戻り、JR京葉線で東京駅へ。夜は本数が減るが、観察センターはそれよりずっと早く閉まるので帰りの計画は立てやすい。北側へ抜けるなら、同じ京葉線の南船橋駅も同じくらいの徒歩距離だ。
どんな場所か
谷津干潟の広さはおよそ40ヘクタール。京葉線、東関東自動車道、そして住宅地に四方をふさがれている。東西の端にある2本の水路が東京湾とつながっているので、潮は今も海と同じように満ち引きする。ここで1年に記録される野鳥はおよそ110種。なかでもシギ・チドリ類が渡りの途中に立ち寄る補給地として知られている。ほぼ長方形という不自然な輪郭は、まわりが埋め立てられ、ここだけが残ったことの跡だ。四方はコンクリートの護岸で囲まれ、その外側を遊歩道が一周している。
おすすめの楽しみ方
見えるものを決めるのは潮で、満ちれば一面の海に、引けば泥が戻って鳥の採餌が始まる。観察センターは午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)なので、その時間帯のうち潮が引いていくころを狙いたい。干潟そのものは保護区で、遊歩道と窓ごしに眺める場所だと考えておきたい。
歴史・背景
東京湾岸の干潟は1960年代から70年代にかけての大規模な埋め立てで次々に消え、海岸線は沖へ遠のいた。この一角が残ったのは、土地が国の所有のままだったことと、渡り鳥にとって欠かせないと訴えた保護運動があったからだ。1988年に国指定の鳥獣保護区となり、1993年6月10日にはラムサール条約の登録湿地になった。国内の干潟としては初めての登録で、習志野市はこの日を「谷津干潟の日」としている。
行く前に
- 現金
- 観察センターの入館料は確認時点で19歳以上450円、65歳以上300円、18歳以下は無料。園地と周回の遊歩道は無料で歩ける。JRの運賃はSuicaやPASMOなどのICカードで支払える。
- 行く前に
- 観察センターの休館日は月曜(祝休日にあたる場合は翌平日)と、12月28日から1月1日まで。遊歩道は湾からの風がまともに当たるが、屋根のある休憩場所が点在している。
- 別ルート
- JR総武線の津田沼駅南口から京成バスの「谷津干潟」行きに乗り、終点で降りて徒歩約15分。京成本線なら谷津駅から徒歩約30分。
- 降りたあと
- 新習志野駅を出て、舗装路を北西へ歩くと干潟の南岸に出る。観察センターは、広い石畳の広場の奥に建つ石張りの低い建物だ。