
東京東部・葛飾No.914★★地図で見る →
柴又帝釈天
〜寅さんの町の門前参道〜
東京の北東の端に建つ日蓮宗の寺と、そこへ続く木造の店が並ぶ参道。草団子や煎餅の店が軒を連ねるこの通りと寺は、まとめて国の重要文化的景観に選ばれている。歩くこと自体が目的になる場所だ。
- 起点上野駅
- 約35分京成・高砂から1駅
- 降車柴又駅(京成金町線)
- 徒歩
- 柴又帝釈天
狙い目
柴又は日本国内では有名で、国外ではほとんど知られていない。その落差がそのまま面白さになっている。歩いているのは国内客、それも年配の人が多く、店は家族経営で、通りの表示に外国語はほとんどない。週末と縁日は混むが、平日の午前はしずかだ。
場所
東京のほかの記事 77件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 寅さんとさくらの像駅前広場に立つ二体の銅像。旅立つ兄と、それを見送る妹
- 帝釈天参道瓦屋根の店が並ぶ短い通り。草団子や煎餅の店が続き、国の重要文化的景観の一部
- 二天門参道の突き当たりに立つ、1896年建立の二層の彫刻門
- 彫刻ギャラリー内殿をぐるりと覆う法華経説話の浮き彫り。拝観は別料金
- 邃渓園屋根付きの木の回廊から眺める池泉庭園
実際の行き方
- 京成上野駅→京成高砂(京成本線・約20分)。
- 京成高砂→柴又(京成金町線・1駅)。
- 柴又駅→参道入口のアーチ(広場を渡って徒歩約3分)。
- 参道を歩いて二天門をくぐり、その先の境内へ。
- 京成本線+金町線
- 京成上野駅から京成本線で京成高砂へ(約20分)、金町線に乗り換えて1駅で柴又。金町線は数分おきに走っている。駅を出て広場を渡ると参道の入口で、そこまで徒歩約3分。
- 京成高砂経由で戻る
- 柴又から京成高砂へ1駅、そこから京成本線で上野方面へ。乗り換えずに成田空港へ向かうこともできる。金町線は深夜前に終わるので、夕食を取ってから帰るならホームの表示を見ておきたい。
どんな場所か
柴又は東京の北東の端、江戸川に近い平地にある。日蓮宗の寺・帝釈天があり、駅前の広場から山門まで続く参道こそが、人がここへ来る理由だ。参道沿いの店は木造で背が低く、看板は手描きで、この一帯はまるごと国の重要文化的景観に選ばれている。戦後の長寿映画シリーズが主人公の故郷としてこの通りを使い続けたため、日本人は来る前から風景を知っている。海外からの旅行者はそうではない。だから同じ道が違って見える。保存された観光地ではなく、たまたま残った普通の商店街として。
おすすめの楽しみ方
シャッターが上がる前に着けば、参道は配達の車と鐘の音のものだ。昼になれば団子の湯気と行列のものになる。草団子は箱詰めより、店先で温かいものを買って、その場で食べたい。彫刻ギャラリーと庭園は別料金だが、回廊からの眺めだけでも払う価値がある。
歴史・背景
寺の創建は1629年。参詣の人の流れに沿って、門前に町ができていった。境内の入口に立つ二層の二天門は1896年の建立で、二体の守護神を安置している。本堂の奥では、彫り師たちが長い年月をかけて内殿を法華経の説話の浮き彫りで覆った。その先の池泉庭園は近代になって整えられたもので、歩き回るのではなく、木の回廊から眺めるようにつくられている。
行く前に
- 現金
- 境内と参道を歩くだけなら無料。彫刻ギャラリーと庭園は別に拝観料がいる。参道の古い店は現金を好むところが多い。
- 行く前に
- 店の営業時間はまちまちで、多くは夕方には閉まる。電車が終わるずっと前に通りは静かになる。道は全区間が平坦な舗装路。
- 別ルート
- 上野・日暮里からJR常磐線で金町へ出て、京成金町駅まで歩き、金町線を反対側から1駅乗る手もある。
- 降りたあと
- 柴又駅の改札を出て広場へ。二体の銅像の前を通ると、正面に参道のアーチが立っている。