志波彦神社・鹽竈神社
実写(ライセンス済み)Suikotei / CC BY 4.0

宮城・塩竈No.1232★★地図で見る →

志波彦神社・鹽竈神社

history穴場——実はすごい

塩竈の港を見下ろす一森山の上に、時代の違う二つの神社がひとつの境内を分け合っている。町からは長い石段が一直線に上がる。参拝は無料で、門が閉まっても外の境内は歩ける。

  1. 起点仙台駅
  2. 約45分JR仙石線+徒歩
  3. 降車本塩釜駅(JR仙石線)
  4. 徒歩
  5. 志波彦神社・鹽竈神社

狙い目

ここは宮城の定番で、穴場ではない。正月と七月の港まつりは人で埋まる。それでも普段の午前が静かなのは、無料の駐車場が境内の東側と北側にあって、車で来る人の多くは表参道の石段を一度も通らないからだ。

場所

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見どころ(歩く順)

志波彦神社Saigen Jiro / CC0
  1. 表参道の石鳥居石段のふもとに立つ花崗岩の鳥居。国の重要文化財に含まれる一基
  2. 表参道の石段杉と石灯籠にはさまれ、町から門まで急勾配でまっすぐ上る石の道
  3. 随身門石段を上りきったところに立つ、朱塗りの二階建ての楼門
  4. 鹽竈神社の社殿重要文化財14棟。素木と檜皮葺の本殿群の手前に、朱塗り銅板葺きの拝殿が並ぶ
  5. 志波彦神社境内の北西に離れて建つもう一社。本殿・拝殿とも朱と黒の漆塗り

実際の行き方

  1. 仙台駅→本塩釜駅(JR仙石線・およそ30分、乗り換えなし)。
  2. 本塩釜駅→表参道の石鳥居(商店街を北西へ徒歩)。
  3. 石段を上って随身門をくぐり、正面の広場から鹽竈神社の社殿へ。
  4. 北西の志波彦神社と庭園まで歩き、帰りは博物館のある東参道を下る。
JR仙石線・仙台駅から乗り換えなし
仙台駅→(JR仙石線でおよそ30分)→本塩釜駅。そこから商店街を抜けて、表参道の石鳥居まで徒歩約15分。途中の乗り換えはない。
本塩釜駅から戻る
石段を下りて本塩釜駅へ戻り、仙石線で仙台駅へ。夕方は本数が減り、社殿の門も午後には閉まる。一日の後半に入れるより、前半に組むほうが収まりがいい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

志波彦神社と鹽竈神社は、塩竈の港町からせり上がる一森山の上で、ひとつの境内を分け合っている。表参道は杉と石灯籠のあいだをまっすぐ上る202段の石段で、ふもとの商店街からいきなり始まる。東からの参道はそれより長いが勾配はゆるく、途中に神社の博物館がある。上りきると砂利の広場と庭園が開ける。鹽竈神社の社殿は朱塗りの随身門の奥にあり、志波彦神社は北西に離れて自分の門と前庭を構えている。

おすすめの楽しみ方

鹽竈神社の門は年間を通しておおむね午前5時に開く。東と北の駐車場が埋まる前の朝のうちなら、石段も社殿前の広場も落ち着いて歩ける。上りは表参道、下りは東参道にすると博物館の前を通ることになり、志波彦神社側の庭からは松島湾の島々が見える。

歴史・背景

中世の記録はすでに鹽竈神社を陸奥国一之宮と記している。仙台藩の伊達家はこの社を自家の社として扱い、社殿を根本から建て替えて1704年に完成させた。このときの江戸期の建物群と石鳥居が、いま国の重要文化財に指定されている。志波彦神社はもともと内陸の岩切にあり、1874年にこの境内へ移された。朱と黒の漆で塗られた現在の社殿が整ったのは1938年のことだ。

行く前に

現金
境内の参拝は無料。境内にある鹽竈神社博物館は入館有料。博物館と授与品のぶんの現金は持っていくとよい。
行く前に
開門・閉門の時刻は月ごとに変わり、しかも志波彦神社と鹽竈神社で時刻が違う。朝いちで行くなら、神社公式の月別表を先に見ておくこと。閉門中でも門の外の境内は歩ける。表参道の石段は急なので、雨や雪の日は東参道のほうが上り下りしやすい。
別ルート
仙台からはJR東北本線で塩釜駅に出る手もある。列車は速いが、神社公式は駅からの徒歩を約25分としている。車なら三陸自動車道の利府塩釜インターから約10分。無料駐車場は境内の東側から北側にかけてある。
降りたあと
本塩釜駅を出て商店街を北西へ進むと、表参道の石鳥居に突き当たる。東参道は同じ通りから分かれ、石畳のゆるい坂を上っていく。