南部せんべい
実写(ライセンス済み)Quercus acuta / CC BY-SA 4.0

岩手・盛岡繋No.1171★★地図で見る →

南部せんべい

food穴場——実はすごい

小麦粉の生地を丸い鉄型に挟んで焼く、岩手県北から青森県南部に伝わる素朴な一枚。盛岡の西はずれにある盛岡手づくり村には、その焼き台を構える工房が入っている。

  1. 起点盛岡駅
  2. 約35分岩手県交通バス・約30分
  3. 降車盛岡手づくり村前(岩手県交通・繋温泉線)
  4. 徒歩
  5. 南部せんべい

狙い目

南部せんべいは知る人ぞ知る品ではなく、岩手の駅の売店なら必ず置いてある。見落としやすいのは、村の中の工房がそれぞれ独自の営業日で動いていることだ。村自体が開いている平日でも、せんべいの工房だけ閉まっていることがある。

場所

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見どころ(歩く順)

南部曲り家掬茶 / CC BY-SA 4.0
  1. 展示即売室振興センター1階。南部鉄器、麺、地酒、箱入りのせんべいが並ぶ売り場
  2. 展示資料室2階の資料展示。鉄瓶づくりの工程を映像で追える部屋
  3. 手づくり工房の一角南部鉄器・藍染・竹細工・わら細工・陶器の工房が並ぶ通り
  4. 盛岡せんべい店焼き台に鉄型を並べ、返しながら焼き上げるせんべいの工房
  5. 南部曲り家馬産地の住まいを移築した曲り家。当時の農工具もあわせて展示

実際の行き方

  1. 盛岡駅前→盛岡手づくり村前(岩手県交通・繋温泉線、約26分、事業者の運賃検索で620円)。
  2. バス停→地場産業振興センターの入口(徒歩2〜3分)。
  3. 展示即売室・展示資料室→手づくり工房の列へ。盛岡せんべい店に立ち寄る。
  4. 工房の列→敷地の奥の南部曲り家を見て、同じバス停へ戻る。
盛岡駅から岩手県交通のバス
盛岡駅前→(岩手県交通・繋温泉線/盛岡つなぎ温泉行)→盛岡手づくり村前。乗り換えはない。事業者の経路検索では所要26分・620円・12.3kmと出る(確認時点)。手づくり村の公式アクセスはこれを約30分としている。本数は多くないので、行きの便だけは先に決めておきたい。
盛岡駅へ戻る
帰りも同じ繋温泉線で、盛岡手づくり村前から盛岡バスセンター・盛岡駅方面へ約26分。日中の便はまばらなので、着いたときに停留所の時刻表を撮っておき、帰りがけに慌てて調べることのないようにしたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

盛岡手づくり村は、市の西のはずれ、繋温泉の近くに建つ。構成は三つに分かれる。ひとつは職人が実際に仕事をしている手づくり工房の一角で、南部鉄器、天然藍染、竹細工、陶器、冷麺などが並ぶ。もうひとつは地場産業振興センターで、展示即売室には岩手県内の産品が4,000種類以上置かれている。奥には、馬産地だったこの地域特有の住まいである南部曲り家が移築され、当時の農工具とともに公開されている。南部せんべいの工房も工房の列に入っており、生地を丸い鉄型に挟み、火の上で返しながら一枚に焼き上げる。

おすすめの楽しみ方

村自体は8時40分から17時まで開き、年末年始に休む。ただ、効いてくるのは村の時間よりも工房の曜日のほうだ。せんべい工房の案内は金・土・日と祝日となっており、村は各工房の営業日を月ごとに掲示している。手焼きは予約を一切受け付けず来た順なので、帰りがけではなく着いてすぐに向かうのがよい。閉まっていても展示即売室にせんべいは並び、曲り家と展示資料室で時間はつぶせる。

歴史・背景

南部せんべいは、青森県の南東部から岩手県北部にかけて広がる旧南部藩の領域に根づいた食べものだ。夏に太平洋から吹き込む冷たい風のせいで米の実りが安定せず、代わりに小麦やそばがつくられた。戦前は多くの農家が鉄の型を持っており、焼き上げた一枚は日持ちのする備えの食料でもあった。起源には諸説あり、南北朝期の天皇に家臣が鉄の兜で焼いて差し上げたという話も伝わるが、どれも定まってはいない。

行く前に

現金
入村は無料。2階の展示資料室だけは別途100円で、工房の体験教室も有料になる。バスは車内で運賃を払うので、小銭と千円札を用意しておきたい。
行く前に
村は年末年始に休む。工房はそれぞれの定休日で休むほか、制作の都合で一時的に閉めることもあり、工房の列が必ず全部開いているとは限らない。
別ルート
車なら盛岡駅から国道46号を秋田方面へ約25分、東北自動車道の盛岡インターからは約10分で着く。敷地内に広い駐車場がある。同じバス路線の終点である繋温泉は、そこからさらに数分先だ。
降りたあと
盛岡手づくり村前のバス停から、県道沿いの入口を入ってそのまま徒歩2〜3分。最初に着くのが、展示即売室のある地場産業振興センターの建物になる。