
北海道中央・鹿追No.887★★地図で見る →
然別湖
〜大雪山国立公園の山あいの湖〜
大雪山国立公園の高いところにあるせき止め湖。路線バスが湖岸まで直通する。澄んだ水と、稜線に並ぶ溶岩ドーム。そして1月末からは、凍りついた湖面の上に雪と氷の村が現れる。
- 起点帯広駅
- 約1時間45分拓殖バス・1日数便
- 降車然別湖畔温泉(北海道拓殖バス 然別湖線)
- そこから
- 然別湖
狙い目
国立公園のなかの知られた湖で、穴場ではない。人が薄いのは道のせいだ。十勝平野から登ってきた道は湖岸で途切れるので、通りすがりに寄る人がいない。冬の氷の村と夏のカヌーでは訪れる人の顔ぶれも違い、季節ごとに客が分かれる。
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 然別湖畔温泉バスの終点となる西岸。温泉ホテルとネイチャーセンター、遊覧船の発着場が一列に並ぶ
- しかりべつ湖コタン冬の終わりに凍った湖の上へ立ち上がる氷の村。イグルー、アイスバー、氷上の露天風呂が置かれる
- 遊覧船の発着場暖かい季節に出る遊覧船の乗り場。エンジンを積んだ船で湖に出られるのはこれだけ
- 弁天島湖に浮かぶ小さな島。島には小さな鳥居が立っている
- 白雲山と天望山湖岸からの眺めを閉じる溶岩ドーム。天望山は「くちびる山」とも呼ばれる
実際の行き方
- 帯広駅バスターミナル→然別湖畔温泉(北海道拓殖バス 然別湖線・約1時間45分)。
- 終点まで乗り通す。湖岸もネイチャーセンターも温泉ホテルも、バス停のすぐそばにある。
- まず湖岸を歩き、それから遊覧船の発着場へ。冬はホテルの前の氷の上に村が広がっている。
- 帰りも同じ路線で。途中の扇ヶ原展望台で降りれば、十勝平野を見下ろす眺めが待っている。
- 帯広駅から拓殖バス然別湖線
- 帯広駅バスターミナル→(北海道拓殖バス 然別湖線)→終点・然別湖畔温泉。公式時刻表では2時間弱で、日中に数便が散らばっており乗り換えはない。運賃は距離制で、乗車時に整理券を取る方式。
- 帯広へ戻る
- 帰りも同じ路線で然別湖畔温泉から出る。1日数便しかなく、最終は夕方に出てしまう。着いた直後にバス停の時刻表を見ておくのが確実で、帰り際に確認するのでは遅い。
どんな場所か
然別湖は大雪山国立公園の南部、鹿追町にある。然別火山群の溶岩ドームがヤンベツ川の谷をふさぎ、せき止められた水が標高810mにたまった。北海道の自然湖でこれより高い場所にあるものはない。湖岸線は約13.8kmで複雑に入り組み、どこに立っても湖の全体は見渡せない。水の澄みかたも際立っていて、透明度は19.5mが記録されている。西岸には温泉ホテルとネイチャーセンター、遊覧船の発着場が肩を並べ、道路はそこで行き止まりになる。
おすすめの楽しみ方
静かな湖面を見たいなら朝がいい。観光協会も早朝の水上をすすめていて、この時間は朝もやが低く垂れ、山のかたちが水面に戻ってくる。冬の氷の村は9時に開いて夜まで続くので、どちらの季節でもバスの日帰りで足りる。
歴史・背景
然別湖はカルデラ湖ではなく、せき止め湖である。然別火山群の溶岩ドームがヤンベツ川をまたいで成長し、谷をふさいだところに水がたまった。新しくできた湖に閉じ込められたイワナはミヤベイワナへと変わり、オショロコマの亜種としてここだけに残った。冬の湖上に立つ村の名「コタン」はアイヌ語で村を意味し、1月の末から3月の半ばまで置かれる。
行く前に
- 現金
- 湖岸を歩くだけなら費用はかからない。冬の氷の村は総合案内受付で入場シーズンパスの協賛金を求められ、遊覧船・カヌーツアー・氷上露天風呂はそれぞれ別料金。バス運賃は車内払いで、QRコード決済にも対応している。
- 行く前に
- 冬は湖面が全面結氷し、氷の村は1月末から3月にかけて開かれる。糠平と然別湖のあいだの道路は冬季通行止めになるため、鹿追側から上がること。夏でも山の天気は急に変わる。
- 別ルート
- JR新得駅からは同じ拓殖バスの鹿追方面の便に乗り、鹿追で然別湖行きに乗り継ぐ。車なら道東自動車道の十勝清水ICから約60分と観光機構は案内している。
- 降りたあと
- バスは水際の然別湖畔温泉で終点になる。湖のほうへ向き直れば、湖岸の道もネイチャーセンターも遊覧船の発着場も徒歩1〜2分の距離にある。