ナイタイ高原牧場
実写(ライセンス済み)pakku / CC BY 3.0

北海道・上士幌No.966★★地図で見る →

ナイタイ高原牧場

local穴場——実はすごい

十勝・上士幌の丘をまるごと使った公共の牧草地。牧場の中を一本の道が登り、その突き当たりのレストハウスから十勝平野が見渡せる。ゲートが開くのは放牧の季節だけだ。

  1. 起点帯広駅
  2. 約60〜90分帯広からバス+車
  3. 降車上士幌交通ターミナル(十勝バス・拓殖バス)
  4. そこから
  5. ナイタイ高原牧場

狙い目

ここは観光のために整えられた牧場ではなく、町の農家が共同で使う牧草地だ。だから開いているかどうかを決めるのは観光の都合ではなく放牧の暦で、ゲートは草の季節にだけ開き、冬は閉じる。加えて帯広から車で1時間以上、丘を登るバスは一本もない。人が薄いのは隠れているからではなく、条件のそろう期間が短いからだ。

場所

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見どころ(歩く順)

放牧地の斜面pakku / CC BY 3.0
  1. 牧場入口ゲート放牧の季節にだけ開く、丘のふもとのゲート
  2. 牧草地を登る一本道両側を牧柵に挟まれ、草地の中を丘の上へ登っていく道
  3. ナイタイテラス尾根の上のレストハウス。展望カフェとショップ、ギャラリーホールが入る
  4. 十勝平野の眺め畑と防風林、そして遠い山並みまでが平らに広がる眺め
  5. 放牧地の斜面暖かい季節に牛が散らばる斜面。エゾシカが混じっていることもある

実際の行き方

  1. 帯広駅バスターミナル→上士幌交通ターミナル(上士幌線・十勝バス/北海道拓殖バス、約40〜50分)。
  2. 町で車を手配する(または帯広で借りておく)。そこから北西へ、牧場を目指す。
  3. 丘のふもとの入口ゲートを通り、牧草地の中の一本道を尾根の上のレストハウスまで登る。
  4. 帰りは同じ道を下り、閉門時刻までにゲートを出る。
帯広駅からバスで上士幌へ、その先は車
牧場まで登るバスはない。上士幌には鉄道も通っていないので、公共交通の区間は帯広駅バスターミナルから上士幌交通ターミナルまでの上士幌線(十勝バスと北海道拓殖バスの共同運行)で、およそ40〜50分。そこから先は車になる。帯広から通しで運転する場合、公式の案内は約1時間から1時間半までと幅があるので、長いほうを見て組んでおきたい。
同じ道を下って上士幌へ
帰りは一本道をゲートまで下り、そのまま町へ。帯広行きのバスは行きと同じターミナルから出る。夕方は本数が減り、土日祝に走らない便もあるので、登る前に帰りの時刻を確かめておきたい。バスの時刻がどうであれ、ゲートは閉門時刻に閉まる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

ナイタイ高原牧場は、十勝・上士幌の町から北西に広がる丘の斜面をまるごと使った牧場だ。総面積はおよそ1,700ha。町も牧場の運営者も、日本でいちばん広い公共牧場だと記している。暖かい季節には約2,000頭の乳牛が放たれるが、それでも牛より草地のほうが目に入るほど土地が広い。入口のゲートから尾根の上のレストハウスまでは一本道で、高いあたりで標高はおよそ800m。そこに立つと、十勝平野が遠い山並みまで平らに続いていく。

おすすめの楽しみ方

ゲートが開くのは朝7時。6月から9月は夜7時まで開いているので、時間の幅がいちばん広いのは真夏で、季節の両端では短くなる。尾根の上のレストハウスは9時から17時までとゲートより短く、開門直後はカウンターに列ができる前の高原ということになる。期間も時間も放牧の一年に合わせて動くので、出かける前に町の公式ページで確かめておきたい。

歴史・背景

牧場が完成したのは1972年。ひとつの農家が持つのではなく、地域の農家が共同で使う「公共牧場」として整えられた土地で、作物には高すぎ寒すぎる丘を牧草地に変えたものだ。ナイタイという名は斜面の下を流れる川に由来し、その川の名はさらに、奥の深い沢を指すアイヌ語の言葉にさかのぼるとされる。道の終点近くにレストハウスができたのはずっと後のことで、いまはそこが牧場の顔になっている。

行く前に

現金
牧場に入るのに料金はかからず、駐車場も無料。お金を使う場所は尾根の上のレストハウスくらいで、規模の小さな売店だからカードだけでなく現金も持っておきたい。
行く前に
ゲートが開くのは4月下旬から10月下旬までで、冬のあいだは閉鎖される。期間中は無休だが、天候によって変わることがあると町は案内している。開いている時間も月によって違い、いちばん遅くまで開くのは真夏だ。出かける前に公式ページで確かめておきたい。
別ルート
高速道路なら、札幌・千歳方面からは道東自動車道の音更帯広インターチェンジが出口になる。上士幌線のバスは町の先、ぬかびら源泉郷まで続いているので、温泉のある谷まで足を延ばす行程に牧場を挟むこともできる。
降りたあと
上士幌交通ターミナルは町の中心にあり、牧場はそこから北西の丘の上になる。この区間にバスはないので、帯広か町なかで車かタクシーを手配しておきたい。最後の登りは牧草地を貫く一本道だ。