
福岡・太宰府No.1090★★地図で見る →
九州国立博物館
太宰府天満宮の真裏の丘に立つ国立博物館。日本文化の成り立ちを、アジアの側から読み直す。入口は境内のなかにあり、エスカレーターと色の変わる動く歩道で丘の上へ上がっていく。
- 起点博多駅
- 約50分博多から直行バス
- 降車太宰府バス停(太宰府ライナーバス旅人)
- 徒歩
- 九州国立博物館
狙い目
日本有数の神社のとなりに立つ国立の施設で、穴場ではない。違うのは時計のほうだ。博物館は月曜が休みで、入館の締切も夕方の手前に来る。境内の外は外の時間で動いている。参拝のついでと考えず博物館の時間割に合わせて組めば、慌てずに見て回れる。
場所
福岡のほかの記事 28件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 天満宮からのアクセストンネル宝物殿の先にある入口。階段と長いエスカレーター、その先に動く歩道が続く
- 虹のトンネル曲面の壁がゆっくり色を変えていく、動く歩道そのもの
- 大屋根とガラスの壁面弧を描く一枚の金属屋根と、丘の森を映すガラスの面
- あじっぱアジアの品々に触れられる、入場無料の体験型展示室
- 文化交流展示室4階の常設展示。地域別ではなく時代順に交流の筋道をたどる
実際の行き方
- 博多バスターミナル→太宰府(太宰府ライナーバス「旅人」・乗り換えなし・予約不要)。
- 太宰府バス停→参道→太宰府天満宮の境内へ。
- 宝物殿の先、右手のアクセストンネルへ入り、エスカレーターと動く歩道で丘を上がる。
- トンネルを出て、九州国立博物館のエントランスへ。
- 博多バスターミナルから直行バス
- 太宰府ライナーバス「旅人」が、博多バスターミナルから太宰府まで乗り換えなしで約40分。予約は要らないが、満席のときは次の便を待つことになる。同じ路線は福岡空港の国際線ターミナルからも出ている。
- 太宰府バス停から戻る
- 帰りも同じ旅人バスで博多バスターミナルへ戻れる。電車なら太宰府駅から西鉄太宰府線に乗り、西鉄二日市で天神方面へ乗り換える。博物館が夕方前に閉まるぶん、どちらの経路でも明るいうちに市街へ戻れる。
どんな場所か
丘の斜面に、細長い建物が一棟だけ埋め込まれている。弧を描く金属の大屋根がその全長を覆い、地上5階・地下2階のなかに展示室も収蔵庫も修復の部屋も収まる。南北の壁面はガラスで、丘をとりまく森がそこに映り込む。設計は菊竹清訓建築設計事務所と久米設計の共同によるものだ。エントランスホールもカフェも体験展示の部屋も建物の下側にあり、展示室はその上に重なっている。
おすすめの楽しみ方
開館は9時30分から17時、入館は16時30分まで。時間の配分は常設の文化交流展に厚く取りたい――この館が建てられた理由がそこにあるからだ。先に丘の上の博物館を見て、帰りに参道を下っていけば、太宰府の二つの顔がひと続きの道になる。
歴史・背景
開館は2005年10月16日。東京・京都・奈良に続く四番目の国立博物館として、太宰府天満宮の裏の丘に開いた。掲げた理念は「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」というもので、九州の郷土史をまとめる館ではない。だから常設の展示も、旧石器の時代から近世の終わりまで、日本とアジアのあいだで人と物が行き来し続けた筋道をたどっていく。立っている場所そのものが、その主張の続きになっている。
行く前に
- 現金
- 文化交流展の観覧料は、確認時点で一般700円・大学生350円。高校生以下と18歳未満は無料。特別展は別料金になる。
- 行く前に
- 休館日は月曜(その月曜が祝日・振替休日にあたる場合は翌日)と年末。天満宮の境内が開いていても、博物館だけ閉まっている日がある。
- 別ルート
- 電車の場合は、西鉄福岡(天神)から西鉄天神大牟田線で西鉄二日市へ行き、西鉄太宰府線に乗り換えて太宰府駅で降りる。福岡空港からは地下鉄で天神へ出て、同じ経路に乗る。
- 降りたあと
- 太宰府バス停から参道を東へ進み、太宰府天満宮の境内へ入る。宝物殿を過ぎたあたりの右手にアクセストンネルの入口があり、階段とエスカレーター、その先の動く歩道で丘の上へ。バス停からおよそ徒歩10分。