総本山善通寺
実写(ライセンス済み)Zairon / CC BY 4.0

香川西・善通寺No.1179★★地図で見る →

総本山善通寺

history穴場——実はすごい

真言宗善通寺派の総本山で、空海の生誕地と伝わる寺。道を挟んで東の伽藍と西の誕生院が向かい合い、境内を歩くだけなら無料で、朝7時から入れる。

  1. 起点高松駅
  2. 約1時間15分JR+徒歩20分
  3. 降車善通寺駅(JR土讃線)
  4. そこから
  5. 総本山善通寺

狙い目

ここは四国遍路の香川側で最大の札所であり、穴場ではない。静かかどうかは時間の問題だ。金堂は朝7時に開き、有料の拝観が始まる8時より1時間早い。遍路のバスや団体が西側の駐車場に着くのは、もう少し後になる。

場所

香川のほかの記事 19件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

御影堂Saigen Jiro / CC0
  1. 南大門伽藍側の正門。軒の四隅に四天王像がすえられた高麗門
  2. 大楠門の北、五社明神社のかたわらに立つ2株。樹齢千年以上と伝わる
  3. 五重塔高さ43mの国重要文化財。心柱が鎖で吊られ礎石から浮いている
  4. 金堂外観は簡素な本堂。須弥壇に像高3mほどの薬師如来坐像がすわる
  5. 御影堂と戒壇めぐり西院の中心の堂と、その地下を約100m巡る真っ暗な通路

実際の行き方

  1. 高松駅→善通寺駅(JR、列車により約45〜60分、850円)。
  2. 善通寺駅→伽藍の南大門(徒歩約20分)。
  3. 伽藍を南大門→大楠→五重塔→金堂の順に歩く。
  4. 西院へ渡り、御影堂・戒壇めぐり・宝物館を拝観する。
高松駅からJRで善通寺駅へ
高松駅→善通寺駅は38.7km、運賃850円(確認時点)。琴平行きの普通列車なら乗り換えなしで約1時間。坂出や多度津で1回乗り換える組み合わせだと45〜55分ほどになる。土讃線の特急も善通寺に停まり、特急料金を足せば30分前後まで縮む。
善通寺駅から戻る
帰りも町なかを20分歩いて駅へ。夕方以降は本数が落ちるのが早く、高松方面への直通も夜遅くまでは残らない。着いたときに発車案内を見ておき、遅い列車をあてにしない方がよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

境内はおよそ4万5千平方メートル。公道を挟んで東西の二院に分かれているのが、この寺の形をいちばんよく表している。東の「伽藍」は創建以来の寺域で、金堂と五重塔、それに二株の大楠が立つ。西の「誕生院」は、空海が生まれた佐伯家の邸宅跡と伝わる場所で、中心に御影堂が建つ。明治になるまで、この二つはそれぞれに住職を置く別々の寺だった。京都の東寺、和歌山の高野山と並ぶ弘法大師三大霊跡のひとつに数えられるのも、生誕地という由来による。

おすすめの楽しみ方

7時の金堂の開扉に合わせて着き、まず東の伽藍から回るとよい。南大門、大楠、五重塔、金堂と、光がまだ低いうちに外を歩ける。戒壇めぐりと宝物館は8時から、受付は夕方前に終わるので、外を先にして西院へ渡る順が自然に決まる。戒壇めぐりには時間を残しておきたい。壁に手を添えて、まったくの暗闇を歩くことになる。

歴史・背景

寺の記録では、空海は宝亀5年(774年)にこの地で生まれた。大同2年(807年)、父が寄進した土地で造営が始まり、寺号はその父の諱「善通」からとられている。堂舎は空海が学んだ唐・長安の青龍寺を模したと伝わるが、永禄元年(1558年)の兵火ですべて焼けた。その後の大名たちの援助で再建が進み、いまの金堂は元禄12年(1699年)のものだ。五重塔はこの場所で4代目にあたり、幕末に着工して明治35年(1902年)に完成した。

行く前に

現金
境内を歩くだけなら無料。戒壇めぐりと宝物館は共通の拝観券で、確認時点では大人700円・小中高生300円。受付は御影堂側にある。西側の参拝者用駐車場は別料金。
行く前に
御影堂の地下は照明のない通路で、受付は堂の閉まる時刻より早く終わる。伽藍は日陰の少ない広場だ。五重塔の内部はふだん非公開で、特別公開のときだけ開く。
別ルート
こんぴらさんの門前町・琴平からは、土讃線で一駅・5分ほど戻るだけなので、一日で二つを続けて回れる。車なら高松自動車道の善通寺インターから約10分。
降りたあと
善通寺駅から南西へ、平坦な町なかを徒歩約20分。伽藍の南大門から境内に入る。