銭形砂絵
実写(ライセンス済み)Naokijp / CC BY-SA 4.0

香川西・観音寺No.656★★地図で見る →

銭形砂絵

〜砂に描かれた巨大な寛永通宝〜

local穴場——実はすごい

香川県西部の浜に描かれた、江戸の銭の巨大な砂絵。丘の展望台から正円に見えるよう、あえて楕円に引き伸ばしてある。料金も閉門もなく、日が落ちればライトアップされる。

  1. 起点高松駅
  2. 約1時間30分JR+徒歩またはタクシー
  3. 降車観音寺駅(JR予讃線)
  4. そこから
  5. 銭形砂絵

狙い目

駐車場も照明付きの展望台もある、よく知られた名所だ。語り継がれるうちに平らになってしまうのは、由来が記録ではなく伝説だという点のほうだろう。市も県も「そう伝えられている」という形でしか書いていない。確かなのは維持のほうだ。線が今も浜にあるのは、住民が出て掻き直しているからで、それは毎年続いている。

場所

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見どころ(歩く順)

象ヶ鼻岩銭形展望台Naokijp / CC BY-SA 4.0
  1. 有明浜と松原砂絵が描かれている浜と、その背後に続く公園の松林
  2. 地上から見た銭形砂絵東西122m・南北90m。近づけば意味の取れない砂の土手になる
  3. 象ヶ鼻岩銭形展望台琴弾山の山頂。楕円が正円に戻る、ただ一つの場所
  4. 琴弾八幡宮展望台と同じ山頂に鎮座する社
  5. 神恵院と観音寺四国八十八箇所の68番と69番。ひとつの境内に同居する

実際の行き方

  1. 高松駅→観音寺駅(JR予讃線・特急しおかぜまたはいしづち)。
  2. 観音寺駅→琴弾公園(徒歩約20分、またはタクシー5分)。
  3. 琴弾公園→山頂の銭形展望台(公園の道を上る、または駐車場からの階段)。
JR予讃線で観音寺へ
観音寺は予讃線の高松から56.5km。特急しおかぜ・いしづちがおよそ1時間ごとに走っている。駅から公園までは約2kmで、タクシーなら5分ほど。全体で1時間30分を見ておけば、丘に上がる分まで収まる。
観音寺駅へ戻る
帰りも同じ特急で高松方面へ戻れる。ただし夜の本数は日中ほどではない。丘に上がる前に帰りの列車を決めておくこと。ライトアップされた砂は、平気で一時間を持っていく。歩きが思ったより長引いたなら、公園からタクシーで駅へ戻ればいい。
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どんな場所か

図柄は江戸を通じて流通した銅銭、寛永通宝だ。それを琴弾公園の有明浜の砂の上に描いてある。外周はおよそ345m。地上を歩けば、意味の取れない長い砂の土手が続いているだけに見える。円として描かれていないからで、丘から見たときに正しく見えるよう、あらかじめ楕円に引き伸ばしてあるのだ。この砂絵を抱く公園は国の名勝に指定されていて、浜の背後の松原も同じ公園のうちにある。

おすすめの楽しみ方

料金も閉門もない開かれた場所で、日没から22時までは照明が入る。だから夕方以降に行くのは妥協ではなく、選択肢のうちだ。砂は春と秋に掻き直され、その直後がいちばん線の締まった姿になる。展望台までは短いが、上りは上りなので、距離ではなく坂として時間を見ておくといい。

歴史・背景

伝えによれば、この銭形は1633年(寛永10年)、領内を巡視する丸亀藩主・生駒高俊を迎えるために、土地の人々が一夜のうちに造ったものだという。市も県も、この由来を「そう伝えられている」という形でしか記していない。もう一つ、この銭形を見た者は健康で長生きし、金に不自由しないという言い伝えも並んで残る。ただし、砂絵を今日まで浜に留めてきたのは、そのどちらでもない。

行く前に

現金
砂絵を見るのに払うものは何もなく、時間帯も問わない。用意しておきたい現金は、駅と公園のあいだのタクシー代と、一日に数便しかないコミュニティバスに当たったときの運賃くらいだ。
行く前に
屋外の開かれた場所だが、砂絵は浜に引かれた線でしかない。風にも台風にも削られ、守られているというより、壊れてから直されている。春の大型連休には公園のドライブウェイに交通整理が入った年もあり、その日は歩いて上るほうが早い。
別ルート
観音寺駅からはコミュニティバスが琴弾公園に停まるが、一日4便しかないので、当てにする前に時刻を確かめること。駅近くの観光案内所・大正橋プラザではレンタサイクルが借りられる。車なら遊具前の公共駐車場か有明グラウンドに停め、階段で上がると展望台まで徒歩約15分。
降りたあと
鉄道はここまで。県は駅から公園まで徒歩20分と案内している。展望台はさらにその上で、公園の道を上るか階段を使うことになる。