
秋田南・横手No.1079★★地図で見る →
横手の雪まつり かまくら
二月の二夜、横手の町は雪を掘って室にし、内側から灯をともす。どの室も奥に町内の井戸の水神様をまつる。火の番をするのは子どもで、通りはその室と室をつなぐ廊下になる。
- 起点横手駅(JR奥羽本線)
- 徒歩約10分横手駅から徒歩
- 横手の雪まつり かまくら
狙い目
隠れた祭りではない。名は全国に知られていて、二夜のあいだ同じ通りに人が集まる。見落とされるのは、それ以外の季節のほうだ。同じ手でつくられた雪の室が、メイン会場の並びの館に冷やして置かれている。ふつうの日に開いているので、かまくらの中に立つのは二月の二夜だけの話ではない。
場所
秋田のほかの記事 34件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 横手市役所本庁舎前道路公園メイン会場。車を止めた通りに、中に座れる大きさの室が並ぶ
- 横手市ふれあいセンターかまくら館会場の並びに立つ館。約マイナス10度の展示室に本物の室が一年中ある
- 蛇の崎川原川原一面に並ぶ約3,500個のミニかまくら。ひとつずつ火が入る
- 羽黒町武家屋敷通り板塀と地割の残る旧士族の町。その並びに室が置かれる
- 横手公園ライトアップされた城が町の上に立ち、斜面にも室がつくられる
実際の行き方
- 東京→大曲(秋田新幹線こまち)→JR奥羽本線で横手へ。
- 横手駅→中央町の市役所本庁舎前会場(徒歩約10分)。
- 隣のかまくら館へ。ふつうの日でも本物の室が屋内にある。
- 無料の巡回バスで蛇の崎川原・羽黒町・横手公園へ。
- 大曲で奥羽本線に乗り換える
- 秋田新幹線は大曲に停まる。ここでJR奥羽本線に乗り換えて南へ下れば横手駅だ。駅から中央町の会場までは東へ徒歩約10分。メイン会場とかまくら館は同じ並びにあるので、最初の室にたどり着くのに市内でもう一度乗り換える必要はない。
- 横手駅へ戻る
- 同じ道を西へ。夜の終わりに灯が一斉に消え、人が一度に動き出すので、行きより時間を見ておきたい。奥羽本線も北上線も夕方以降は本数が減る。帰りの時刻は、夜が更けてからではなく着いたときに掲示で確かめておきたい。
どんな場所か
横手のかまくらは、見せるための雪の小屋ではない。雪を掘った室の奥に神棚を切り、町内の井戸の水神様をまつる、小正月の行事だ。床では炭がおこり、その上で餅が焼かれ、中にいる人が通りを歩く人に声をかける。ひとつの会場に集めるのではなく市内の何か所かに散らばっていて、灯がともっているあいだは無料の巡回バスが会場と会場をつなぐ。そして雪が解けても、この技が途切れるわけではない。メイン会場のすぐ並びに、冷やしたままの室が一年中ある。
おすすめの楽しみ方
灯がともるのは18時から21時まで。そのあいだは無料の巡回バスが会場を回っている。かまくら館のほうは9時から17時までの日中で、灯が入る前に見ておくか、二月を外した日に訪ねるかのどちらかになる。
歴史・背景
およそ450年続く小正月の行事とされる。旧暦の正月十五日の夜、商人の住む外町では町内の井戸のそばに雪の穴を掘り、水神様をまつった。武家の町には別の正月の習わしがあり、長い年月をかけて二つが溶け合って今の形になったと伝わる。開催日は長らく二月十五日と十六日に固定されていたが、2026年から二月の第二金曜と土曜へ移った。
行く前に
- 現金
- 会場を歩いて室をのぞく分には、料金の掲示は出ていない。かまくら館は展示の一部が有料で、確認した時点の案内は高校生以上100円・中学生以下は無料だった。金額は変わりうるので、行く前に公式で確かめたい。甘酒や餅は、室を守っている人たちからのふるまいだ。
- 行く前に
- 二月、雪の深い時期の行事だ。足元は踏み固められた雪と氷で、傘より靴が効く。かまくら館は12月29日から1月3日まで休みで、そのほかにも整備で短く閉まる期間がある。
- 別ルート
- 東北新幹線なら北上駅で降り、JR北上線を西へ。横手はこの線の終点なので、降りる駅を気にせずに済む。
- 降りたあと
- 横手駅の正面口を出て、大通りを東へ。中央町の市役所本庁舎前が最初の会場で、かまくら館はその数軒先に立つ。