
宮崎北部・日向No.1239★★地図で見る →
日向岬・馬ヶ背
宮崎県北部、リアス海岸の突端にある岬。溶結した火山岩が縦の柱に割れ、高さ約50メートルの断崖となって太平洋に落ちる。駐車場から舗装路が尾根を伝い、ガラス張りの展望台と突端へ延びる。
- 起点日向市駅
- 約15分タクシー・車で約15分
- 降車馬ヶ背駐車場(日向岬)
- そこから
- 日向岬・馬ヶ背
狙い目
案内看板も駐車場も茶屋もある、よく知られた景勝地で、隠れた場所ではない。それでも混み合いにくいのは、たどり着き方のせいだ。岬まで届く鉄道もバス停もなく、公式の案内に載るのは車での所要時間だけ。人は少しずつ車で着き、細い尾根の遊歩道に散らばっていく。
場所
宮崎のほかの記事 18件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 馬ヶ背茶屋・観光案内所無料駐車場に面した木造の建物。遊歩道の起点でもある
- 尾根の遊歩道岬の背を進む舗装路。両側が海へ落ちていく細い道
- 展望スペース「スケルッチャ!」海へせり出したガラス張りの展望台。足元に断崖が透ける
- 日向岬展望台突端に設けられた柵付きの展望台。日向灘を正面から見渡す
- 柱状節理の断崖溶結凝灰岩が四角形や六角形の柱に割れた岩壁。展望台から見下ろせる
実際の行き方
- 日向市駅→馬ヶ背駐車場(タクシー・レンタカーで約15分)。
- 駐車場→展望スペース「スケルッチャ!」(尾根の舗装遊歩道を徒歩)。
- スケルッチャ!→日向岬展望台(さらに尾根を数分)。
- 余力があれば、岬をさらに進んでクルスの海の展望所へ(車)。
- JR日豊本線で日向市駅、その先はタクシー
- JR日豊本線の日向市駅から岬までは車で約15分。岬に駅もバス停もないため、最後の区間はタクシーかレンタカーになる。駐車場は市街地からかなり離れているので、帰りの足は出発前に決めておきたい。
- 日向市駅へ戻る
- 往路と同じ道を車で戻る。日向市駅からはJR日豊本線が北の延岡方面、南の宮崎方面へ通じている。遅い時間の列車をあてにする前に、駅に着いた時点で発車表を確かめ、そこから岬の滞在時間を組み立てるとよい。
どんな場所か
日向岬は宮崎県北部・日向市の細島半島にあり、日豊海岸国定公園に含まれる。外洋の波が入り江を刻んだリアス海岸が約4.5キロにわたって続き、岩肌は縦に割れた柱状節理でできている。断崖の高さはおよそ50メートル。その先端にあたるのが馬ヶ背だ。盛り上がった岩の連なりを海側から見ると馬の背中に似ていることが、名の由来とされる。駐車場からは舗装された遊歩道が尾根づたいに延び、突端の展望台まで続いている。
おすすめの楽しみ方
歩く順番を守ると、景色が段階的に開けていく。茶屋、ガラスの展望スペース、突端の展望台と進めば、同じ海を三度見るのではなく、視界が一段ずつ広がる。時刻より空気の澄み具合が効くのがこの岬で、霞んだ日は対岸の海岸線が消え、断崖の奥行きも失われる。車があるなら、岩礁が十字に裂けたクルスの海まで足を延ばすのもいい。
歴史・背景
岩の来歴は約1500万年前にさかのぼる。現在の岬の沖で火山が生まれ、マグマの破片と高温のガスが斜面を流れ下る火砕流が起きた。堆積物は自らの重さと熱で溶結し、冷えるときに四角形や六角形の割れ目が入って柱状の形になった。その後の波が溶結した岩盤を削り、入り組んだ海岸線をつくっている。この柱状節理は2018年2月13日に「日向岬の柱状節理」として国の天然記念物に指定された。展望スペース「スケルッチャ!」がガラス張りに生まれ変わったのは2022年のことだ。
行く前に
- 現金
- 遊歩道にも展望台にも入場ゲートはない。駐車場は70台・無料と案内されている。岬で飲食ができるのは駐車場わきの馬ヶ背茶屋なので、タクシー代とあわせて現金を用意しておきたい。
- 行く前に
- 遊歩道は両側が切れ落ちた尾根の上を通る。強風や大雨の日に歩く場所ではない。日没後の照明はなく、茶屋と観光案内所の営業時間も季節で前後する。岬を目的に一日を組む日は、日向市や観光協会の公式ページで先に確かめておきたい。
- 別ルート
- 車なら東九州自動車道・日向ICから約14分。遠方からは宮崎空港から車でおよそ1時間20分で、海岸線を北上する道中の最初、あるいは最後の一点に据えやすい。
- 降りたあと
- タクシーや車は茶屋の横の無料駐車場で降りる。ここから先は徒歩だ。駐車場から案内表示に従って舗装の遊歩道に入り、尾根を進む。先に「スケルッチャ!」、その奥に突端の展望台がある。