立佞武多の館
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 3.0

青森西・五所川原No.1074★★地図で見る →

立佞武多の館

〜五所川原の山車の通年展示館〜

culture穴場——実はすごい

五所川原の夏祭りで街を練り歩く巨大な灯籠山車は、祭りが終わるとこの館の吹き抜けへ戻り、立ったまま次の夏を待つ。天井が高いのは、寝かせずに置くためだ。

  1. 起点弘前駅
  2. 約50分JR五能線+徒歩
  3. 降車五所川原駅(JR五能線)
  4. 徒歩
  5. 立佞武多の館

狙い目

ここは知る人ぞ知る施設ではなく、祭りの時期には混み合う地域の名所だ。面白いのはむしろ祭り以外の日で、年に数晩しか動かない山車が、開館日ならいつでも目の前に立っている。骨組みに貼られた紙の継ぎ目まで見える距離で眺められるのは、この館の中だけだ。

場所

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見どころ(歩く順)

立佞武多展示室の吹き抜け掬茶 / CC BY-SA 3.0
  1. 立佞武多展示室の吹き抜け1階から山車を真下に見上げる、天井まで抜けた空間
  2. 4階のスロープ起点順路の出発点。山車の上のほうの段と目線が合う高さ
  3. 螺旋スロープの下り回りながら降りるうちに、山車の見え方が少しずつ変わる通路
  4. 立佞武多制作所3階で、翌年の山車に骨が組まれ紙が貼られていく作業場
  5. 1階の物産ホールとカフェ順路の出口にある土産の売り場と喫茶

実際の行き方

  1. 弘前駅→五所川原駅(JR五能線・乗り換えなしで約45分)。
  2. 五所川原駅→立佞武多の館(大通りを北西へ徒歩約5分)。
  3. まず吹き抜けの足元から見上げ、それからエレベーターで順路の最上部へ上がる。
  4. 山車の横を螺旋に降り、帰りがけに製作所へ寄る。
弘前駅からJR五能線
弘前駅→(JR五能線・乗り換えなしで約45分)→五所川原駅、そこから大通りを徒歩約5分。この線は日中の本数が限られるので、館に入る前に帰りの列車を決めておくほうがいい。
五所川原駅から戻る
五所川原駅まで歩いて戻り、JR五能線で弘前へ。夕方以降はさらに本数が減り、都市部の感覚より早い時間に最終が近づく。見学のあとに調べるのではなく、着いたときに発車時刻を確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

立佞武多の館は、津軽平野の町・五所川原の目抜き通りに建つ。建物の芯は1階から4階まで貫く吹き抜けで、8月の祭りに出る山車を、寝かせずそのままの姿で置いておけるだけの高さがある。山車は木の骨組みに紙を貼った人形灯籠で、高さは約23メートル、重さは約19トン。館内には常に3基が置かれ、その年の新作と、前の2年に作られたものが並ぶ。吹き抜けの壁の一部は動くようになっていて、祭りの日には山車がそこから通りへ出ていく。

おすすめの楽しみ方

開館の時間は季節で変わり、冬は短くなるので、出かける前にその日の時間を確かめておきたい。8月の祭りの週を外して訪ねるのがこの館の使い方だ。山車は屋内で灯りをまとって立っているので、通り過ぎるのを待つのではなく、自分の足のはやさで見て回れる。まず下から見上げ、最上部まで上がって歩いて降りてくるだけの時間はみておきたい。

歴史・背景

五所川原は津軽平野の米や木材が集まる町として栄え、明治の終わりごろには豪商や大地主が競うように背の高いねぷたを作らせていた。その競争を終わらせたのは電線である。電灯線や電話線が街に張られると山車は下をくぐれなくなり、背は年々低くなって、やがて高い形そのものが消えた。古い設計図が見つかったのは1990年代のこと。有志の手で背の高い山車が1996年に復元され、80年ほどの空白を越えて津軽の夜へ戻った。館が開いたのは2004年、祭りは毎年8月4日から8日に行われる。

行く前に

現金
展示のフロアは有料だ。料金は改定されることがあるので、最新の額は公式サイトで確認しておきたい。窓口によって使える支払い方法が違うため、現金も持っておくと確実だ。
行く前に
冬のあいだは開館時間が短くなり、点検などで休みになる日もある。長期の休館が入ることもあるため、遠方から向かう日は当日の開館を必ず確かめたい。8月の祭りの期間中、山車は館の中ではなく通りに出ている。
別ルート
JRの駅の隣には津軽鉄道の津軽五所川原駅があり、その路線に乗る日程と組み合わせることもできる。車なら、津軽自動車道の五所川原北インターチェンジから近い。
降りたあと
五所川原駅から大通りを北西へ徒歩約5分。左手に建つ、れんがとガラスの背の高い建物が館で、通りに面した正面が丸いガラス張りになっている。