少林山達磨寺
実写(ライセンス済み)小池 隆 / CC BY 3.0

群馬・高崎西No.957★★地図で見る →

少林山達磨寺

craft穴場——実はすごい

高崎の西、丘の斜面に建つ黄檗宗の寺。赤い張り子だるまはここから始まり、達磨堂には全国から集まっただるまが並ぶ。麓の町はいまも国内の張り子だるまの大半を作り続けている。

  1. 起点高崎駅
  2. 約25分JR信越本線+徒歩
  3. 降車群馬八幡駅(JR信越本線)
  4. 徒歩
  5. 少林山達磨寺

狙い目

ここは見世物ではなく、いまも祈祷が営まれている寺で、住宅地の静かな斜面に建つ。正月の二日間はだるま市で人が押し寄せるが、それ以外の時期の参道と堂宇はゆったりしていて、予約の要るものも何ひとつない。

場所

群馬のほかの記事 20件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

洗心亭小池 隆 / CC BY 3.0
  1. 総門参道の入口に立つ門。ここから斜面を登り始める
  2. 観音堂坂の途中に建つ茅葺の堂。厄除けや子育ての観音として信仰されてきた
  3. 霊符堂(本堂)方位除けと星祭の祈祷が営まれる本堂
  4. 達磨堂達磨大師の坐像を中心に、全国から集まっただるまを並べた堂
  5. 洗心亭ドイツの建築家ブルーノ・タウトが1930年代に暮らした境内の離れ

実際の行き方

  1. 高崎駅から群馬八幡駅へ(JR信越本線・普通で約7分)。
  2. 群馬八幡駅から碓氷川を渡って参道入口へ(徒歩約15分)。
  3. 総門から観音堂・本堂を経て達磨堂と洗心亭まで登り、同じ道を戻る。
JR信越本線・高崎駅から
高崎駅から群馬八幡駅まで、JR信越本線の普通で約7分。駅からは徒歩約15分で、南へ出て国道18号をくぐり、碓氷川を渡って対岸の坂道を案内に従って登ると総門に着く。
群馬八幡駅から戻る
坂を下って群馬八幡駅へ戻り、信越本線で高崎駅へ。単線の区間で夕方以降は本数が細るので、着いたときにホームの発車時刻を控えておくといい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

少林山達磨寺は、高崎の市街から西へ、鼻高丘陵の北斜面に建つ。中国から伝わった禅宗・黄檗宗の寺で、観光の場というより祈祷の道場だ。そして、日本各地で売られる赤い張り子の縁起だるまは、この寺から始まったとされる。寺の下に広がる豊岡の工房群は、いまも年におよそ九十万個を出荷し、国内の張り子だるまの大半を占める。あの丸い姿がどこから来て、なぜ作られたのか。その答えの半分が、この境内にある。

おすすめの楽しみ方

午前のうちに、急がずに歩きたい。総門から茅葺の観音堂、本堂、達磨堂、そしてタウトの洗心亭まで、立ち止まる時間を入れても一時間ほどで回れる。だるま市は一月六日と七日で、参道に露店が並び、麓の工房から一年分のだるまが運び込まれる。賑わいが目当てならこの二日を、そうでないなら別の日を選べばいい。

歴史・背景

開創は元禄十年(1697年)。水戸徳川家の帰依を受けた中国僧・心越禅師を開山と仰いで開かれた。以来この寺の仕事は一貫して祈祷で、方位除けと星祭を柱としてきた。およそ二百年前、天明の飢饉のあと、九代目の東嶽和尚が心越禅師の一筆達磨をもとに木型を彫り、冬の稼ぎになるようにと近隣の農家へ張り子の作り方を伝えた。それが高崎だるまの始まりになった。

行く前に

現金
境内を歩くのに料金はかからない。寺務所と達磨堂は確認時点で9時から17時。だるまや授与品は現金で求める。群馬八幡駅には簡易Suica改札機があり、鉄道はICカードで足りる。
行く前に
参道は石段のある斜面で屋根がなく、雨や雪の日は歩きにくい。冬の空っ風は強い。日が落ちると照明はない。一月のだるま市の期間は寺の周辺に交通規制がかかる。
別ルート
高崎駅西口からは市内循環バス「ぐるりん」の少林山線が出ていて、約20分で少林山入口に着く。そこから参道に入る。車で行く場合、寺に無料の駐車場がある。
降りたあと
群馬八幡駅から南へ出て国道18号をくぐり、碓氷川を渡って対岸の道を案内板に従って進む。距離は二キロに満たず、最後の登り以外はほぼ平坦だ。