下仁田ねぎ
実写(ライセンス済み)Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0

群馬・下仁田町No.1009★★★地図で見る →

下仁田ねぎ

food王道を、いちばんいい形で

西上州の小さな盆地でしか本来の太さにならないねぎ。細長い普通のねぎとは似ても似つかない寸胴で、生では辛く、火を通すと甘くやわらかい。その名を負う町は、木造の終着駅の向こうにある。

  1. 起点高崎駅
  2. 約60分上信電鉄・終点まで1本
  3. 降車下仁田駅(上信電鉄上信線)
  4. 徒歩
  5. 下仁田ねぎ

場所

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見どころ(歩く順)

下仁田駅Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0
  1. 下仁田駅の木造駅舎上信線の終点に建つ木の駅舎。関東の駅百選に選ばれている
  2. 駅構内の側線貨物を扱っていたころの名残で、いまも広く残る線路
  3. 仲町通り駅前から続く旧街道の通り。ねぎ祭りの舞台になる
  4. 本誓寺と水戸天狗党本陣跡町の観光協会が組むまちなかコースの立ち寄り先
  5. ほたる山公園駅から歩いて上がれる、町を見下ろす高台の公園

実際の行き方

  1. 高崎駅0番線→下仁田駅(上信電鉄上信線・約60分。終点まで乗り換えなし)。
  2. 駅前に出る前に、木造の駅舎と広い構内をひと通り見ておく。
  3. 駅前から旧街道の通りへ。町の観光協会のまちなかコースがこの道をたどる。
  4. 帰りは同じ上信線で高崎へ。終列車の時刻は、着いたときに確かめておく。
高崎から上信電鉄で終点へ
高崎駅の0番線から上信電鉄上信線に乗り、終点の下仁田駅まで約60分。乗り換えはない。単線で本数も多くないので、出かける日を決める前に時刻表を見ておきたい。
同じ上信線で高崎へ戻る
帰りも同じ上信線で高崎へ。新幹線とJR各線につながる。下仁田駅は日中を通して係員がいるので、終列車の時刻は夕方になってからではなく、着いたときに聞いておくといい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

下仁田町は群馬の西のはずれ、尾根に囲まれた盆地にある。町の真ん中を鏑川が刻む。ここで穫れるのは枝分かれしない一本ねぎで、白い部分は太さが4センチを超えるのに、丈は伸びずに寸胴のまま止まる。種を播いてから収穫まではおよそ15か月。初夏にいったん掘り上げて植え替える手間が入る。土は礫まじりで粘り気のあるものが要る。軽い火山灰の畑では、この形にはならない。作られているのは、町の東に段々に切られた畑がほとんどだ。

おすすめの楽しみ方

下仁田ねぎは寒い側の半年のものだ。収穫は秋の終わりから冬にかけてで、その時季を外すと町でも棚に出ない。旬に合わせて開かれるのが下仁田ねぎ祭りで、会場は仲町通りとこんにゃく手作り体験道場の広場になる。上信線は本数が多くないから、午前に着いておくと午後がまるごと残る。

歴史・背景

いちばん古い記録は文化2年、1809年の書状だ。江戸の旗本に仕える役人が名主に宛て、ねぎを200本すぐ送れと書き送っている。殿様ねぎという別名はこの格から来たと言われるが、由来には諸説あって定まっていない。栽培が斜面から東の馬山あたりの平地へ下りてきたのは大正に入ってからで、いまも主産地はそこだ。鉄道が町まで届いたのは1897年、線路の終わりはそのとき以来ここにある。

行く前に

現金
上信電鉄はJRとは別の私鉄で、JRの切符や周遊券では乗れない。高崎で別に買う。町なかの小さな売り場では現金しか使えないこともあるので、いくらか持っておきたい。
行く前に
ねぎは冬の作物で、夏に行っても畑にも棚にも姿がない。季節に入ると盆地の朝は冷える。ねぎ祭りの日は通りも電車も混む。
別ルート
車なら上信越自動車道の下仁田インターチェンジから。上信電鉄は終点の駅に無料のレンタサイクルを置き、日中の一部の列車には自転車を持ち込めると案内している。町の先の谷まで足を伸ばすなら、これが早い。
降りたあと
下仁田は終点で、そこがもう目的地でもある。まず木造の駅舎そのものを見る。改札を出れば、正面から旧街道が町なかへまっすぐ伸びている。