
香川・高松中心部No.648★★地図で見る →
讃岐うどん
〜高松の商店街で味わう香川の麺〜
香川は一杯の麺で県のかたちを決め、自ら「うどん県」を名乗った。高松の中心部なら、駅から平坦な屋根付きの道を歩くだけで店が続く。品書きは、料理名ではなく注文の指示書として読む。
- 起点高松駅(JR予讃線・高徳線)
- 約10分高松駅から徒歩
- 讃岐うどん
狙い目
全国区の名物であって、隠れた店ではない。見落とされやすいのは品書きの読み方のほうだ。「かけ」も「ぶっかけ」も料理名というより指示に近く、同じ麺が、カウンターで告げる一語によって温かくも冷たくもなる。
場所
香川のほかの記事 19件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 高松駅港に隣接する終端駅。中心部への徒歩ルートの起点になる
- 兵庫町商店街駅から歩いて最初に入る、アーケードの北の腕
- 高松丸亀町商店街再開発された中核部。交差点にガラスのドームがかかる
- 南新町商店街ドームの南へ続く、やや細く静かなアーケード
- 瓦町駅アーケード南端のことでんの拠点。県内各方面へ電車が出る
実際の行き方
- 高松駅→兵庫町(アーケード北端)まで徒歩約10分。
- 兵庫町から南へ、ガラスのドームがかかる丸亀町へ歩く。
- さらに南新町へ抜け、開いている店に入る。
- 品書きは具ではなく麺の出し方を指している。読んでから頼む。
- 高松駅から歩く
- 高松駅はJR予讃線・高徳線の終端駅で、高松港に隣接している。駅前広場から南東へ10分ほど歩くと、兵庫町でアーケードの北端に入る。道は平坦な舗装路で、アーケードに入ってからは屋根の下を歩ける。
- 高松駅へ戻る
- アーケードを北へ戻れば駅まで10〜15分、丸亀町のドーム付近からならその程度で着く。岡山方面のマリンライナーも高徳線も夕方以降まで走っているが、最終の時刻は路線ごとに違う。二杯目に向かう前に、発車案内を見ておきたい。
どんな場所か
讃岐は、県名になる前の香川の呼び名だ。その名を残したのがうどんだった。小麦の生地をよく練り上げて弾力を出し、だしは瀬戸内のいりこ(煮干し)と塩で組み立てる。一杯ごとの違いは、乗せるものではなく扱い方にある。品書きの名前は、麺を締めるか締めないか、何をかけるかの指定になっている。店は県内の市街から田んぼの中の交差点まで散らばっているが、高松の中心部だけは、歩いて何軒も回れる密度で並んでいる。
おすすめの楽しみ方
頼む前に品書きを読む。「かけ」は温めた麺にだしをかけたもの、「ぶっかけ」は締めた麺に濃いつゆを直接かけたもの、「釜あげ」は釜からゆで汁ごと、「釜玉」は締めずに生卵の器へ移したものだ。最初の一杯は具の少ないものがいい。麺そのものの違いが分かる。営業時間は店ごとに違うので、夕方以降に回るつもりなら先に確かめておきたい。
歴史・背景
讃岐は、廃藩置県で香川になる前の国の名だ。県名が変わっても、うどんにはその名が残った。唐から戻った空海が伝えたという言い伝えが長く語られてきたが、県自身も記録ではなく伝承として扱っている。確かなのは材料のほうだ。雨の少ない讃岐平野の小麦、瀬戸内の塩、同じ海のいりこ。この三つが揃った土地で、麺は特別な料理ではなく日常の食べ物になった。「うどん県」という呼び名が付いたのは、ずっと後のことだ。
行く前に
- 現金
- アーケードは公道なので、歩くだけなら無料。うどん店は総じて安いが、カードやICが使えるかどうかは店ごとに違うため、現金を用意しておくのが確実。JR高松駅ではICOCAやSuicaなどのICカードが使える。
- 行く前に
- アーケードは全長にわたって屋根があり、雨でも歩ける。ただし営業日と営業時間は店ごとにばらばらで、通りとして揃ってはいない。遅い時間に予定を組むなら、店頭の掲示を先に確かめておく。
- 別ルート
- 本州側からは、岡山から快速マリンライナーが瀬戸大橋を渡って高松に着く。市内なら、ことでん瓦町駅が同じアーケードの南端に接しているので、南から北へ歩くこともできる。
- 降りたあと
- 高松駅から広場を横切り、南東へ10分ほど。兵庫町からアーケードが始まり、そのまま南へ続いている。