
北海道北部・幌加内No.1137★★地図で見る →
幌加内そば
〜作付面積日本一のそばの町〜
そばの作付面積が日本一の町が、その一杯を町の中ほどの道の駅に置いている。手打ちのそばと、そば製品を集めた物産館と、温泉がひとつの駐車場を囲み、原料をつくる畑はその外側からすぐ始まる。
- 起点深川駅
- 約1時間35分JRバス・1日数便
- 降車ルオント前(JR北海道バス深名線)
- 徒歩
- 幌加内そば
狙い目
ここは隠れた場所ではない。国道沿いに登録された道の駅で、車は一日じゅう出入りしている。旅程に乗りにくいのは交通の問題だ。町を走っていた鉄道は姿を消し、代わりの路線バスは一日に数便しかない。鉄道パスで巡る旅からは、どうしても外れてしまう。
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 国道沿いのそば畑7月中旬から8月中旬まで白い花に覆われる畑。町内の道沿いにビューポイントの表示がある
- 幌加内町物産館そば粉、乾麺、そばジェラート、くま笹ソフト。冬のあいだは閉まる
- 蕎麦ダイニング そばの里石臼で自家製粉し、その場で毎日手打ちする食堂
- せいわ温泉ルオント三頭山のふもとから湧く、赤褐色のナトリウム-塩化物泉
- 露天風呂建物の裏手、森の斜面に向いた露天の湯船
実際の行き方
- 札幌または旭川→深川駅(JR函館本線)。
- 深川駅→ルオント前(JR北海道バス深名線・約1時間35分)。
- ルオント前→物産館、その奥の食堂と温泉へ。すべて同じ駐車場の中に収まっている。
- 深川駅からJR北海道バス深名線
- 起点はJR函館本線の深川駅。駅前のバス乗り場から深名線が北へ向かい、ルオント前まではおよそ1時間35分かかる。ここまで乗り入れる便は一日に数本だけで、朝・昼・午後に散らばっている。昼食の時間より先に、バスの時間を決めておきたい。停留所は施設の真正面、国道沿いにある。
- ルオント前からの帰り
- 深川方面へ戻る便は、午前の遅い時間、午後の半ば、そして夕方に停まる。その間はぽっかり空く。深夜便はなく、タクシー乗り場もない。北へ向かう便は朱鞠内湖から名寄へ抜けるが、こちらはさらに本数が少ない。着く前に、どちらへ抜けるかを決めておくとよい。
どんな場所か
幌加内町は北海道の北部、深川と名寄をつなぐ幹線道路沿いに細長く伸びている。町の農地のうちおよそ3,200ヘクタールがそば畑で、市町村別ではこれが国内で最も広い。道の駅「森と湖の里ほろかない」があるのは、町のほぼ中間にあたる政和地区だ。ひとつの駐車場を囲んで、物産館と蕎麦ダイニング、そして日帰り温泉が並んでいる。食堂では町内産のそばの実を石臼で挽き、毎日その場で手打ちしている。
おすすめの楽しみ方
いちばん長く開いているのは温泉で、おおむね10時から21時まで。食堂は昼と夜に分かれて開く。どちらも水曜が休みで、物産館は冬に閉じる。バスの間隔は分ではなく時間の単位なので、ちらりと寄るより、食事と湯をひとまとめにして半日を置くほうが合っている。夏の盛りなら、一本早いバスで降りて、白い花の畑を国道の路肩から眺める時間をつくってもいい。
歴史・背景
幌加内にそばが広がったのは1970年代のはじめ、米の生産調整を受けて、冷涼な土地に合う作物が探された時期だった。1980年には市町村別の作付面積で国内一になり、その位置を今も手放していない。かつて谷筋を走っていた鉄道は廃止され、その名前を受け継いだ路線バスが代わりを務めている。道の駅の温泉は、内部を大きくつくり直したうえで2020年に再び開いた。
行く前に
- 現金
- 道の駅そのものは無料で、駐車場も自由に使える。温泉の日帰り入浴は、町の観光協会の案内で大人500円・小学生250円。バスと物産館のぶんは、カードをあてにせず現金を用意しておきたい。
- 行く前に
- 物産館は冬期休館で、開いている季節も火曜が定休。温泉と食堂は水曜が休みになる。晩秋から春までは雪が深く、そば畑が緑や白に染まるのは夏のあいだだけだ。
- 別ルート
- 車なら、施設は国道275号に面して建っている。この道を北へたどれば朱鞠内湖に出る。駐車場は建物のすぐ前にあり、この国道が一帯の南北をつなぐ幹線になっている。
- 降りたあと
- ルオント前は施設の正面の停留所。道路から少し引いた場所にトイレと物産館があり、その奥に建つ三角屋根と小さな塔のある大きな建物が、温泉と食堂の入る「ルオント」だ。