筑後吉井 白壁の町並み
実写(ライセンス済み)そらみみ / CC BY-SA 4.0

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筑後吉井 白壁の町並み

〜うきはの在郷町〜

local穴場——実はすごい

久留米と日田を結ぶ豊後街道沿い、うきは市に残る商家町。1869年の大火のあと町は白壁と瓦で建て直され、その家並みがJRの駅から歩いて行ける場所に残っている。

  1. 起点博多駅
  2. 約1時間30分JR久大本線
  3. 降車筑後吉井駅(JR久大本線)
  4. 徒歩
  5. 筑後吉井 白壁の町並み

狙い目

ここは保存された舞台ではなく、人が住んでいる町だ。店はそれぞれの時間で開き、多くの家はただの住まいである。静かなのには単純な理由がある。平坦で短く、歩いて見終わってしまう区画で、しかも山あいの果樹園や棚田と、県境の向こうの日田という有名な行き先に挟まれているからだ。

場所

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見どころ(歩く順)

居蔵造の町家そらみみ / CC BY-SA 4.0
  1. うきは市観光会館「土蔵」酒蔵を改装した観光案内所。地図が揃い、電動アシスト自転車も借りられる
  2. 白壁通り旧街道に面した白漆喰の家並み。両側に格子戸と深い瓦庇が続く
  3. 居蔵造の町家分厚い壁で火を防ぐ商家の造り。この地区の建築名の由来になっている
  4. 鏡田屋敷若宮にある1863年建築の屋敷。地区に残る最も古い建物

実際の行き方

  1. 博多駅→久留米(JR鹿児島本線)。
  2. 久留米→筑後吉井(JR久大本線)。
  3. 駅から北東へ歩き、観光会館「土蔵」と白壁通りへ。
  4. 通りを東へ鏡田屋敷まで歩き、同じ道を戻って列車に乗る。
JRで久留米、そこから久大本線
博多駅→(JR鹿児島本線)→久留米→(JR久大本線)→筑後吉井駅。全体で1時間30分ほど。一日の組み立てを決めるのは久大本線で、単線の普通列車のため列車と列車の間隔が長い。
筑後吉井から戻る
久大本線で久留米へ戻り、鹿児島本線で博多へ。久大本線は夕方以降さらに本数が減るので、着いたときに発車標を確認し、帰りの列車を先に決めてから歩き出すとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

筑後吉井は、うきはの山を背にした平野に開けている。旧街道がそのまま白壁通りとして町を貫き、歩道のわきを細い水路が流れる。保存地区は20.7haで、種別は在郷町。城下ではなく田園のなかで育った市場町という意味だ。酒、油、蝋を扱った商人はやがて広い範囲に金を貸すほど力を持った。その富の形は家の正面にそのまま出ている。厚い壁を白漆喰で塗り込め、瓦を重ねた屋根を載せ、意匠より延焼を止めることを優先した戸口が並ぶ。

おすすめの楽しみ方

まず観光会館「土蔵」に寄る。地区の地図があり、電動アシスト自転車も借りられる。通りだけなら徒歩一時間で足りるし、白壁がいちばんきれいに見えるのは午前の光の下だ。自転車を借りれば同じ行程が半日に伸びる。平野が山にぶつかるあたり、南へ数キロ行けば果樹園と棚田が始まる。

歴史・背景

町は豊後街道の宿場として育った。久留米の城下と、幕府領だった大分の日田を結ぶ道である。平野に引かれた用水が周囲を米どころに変え、集落はその産物を扱う市場になった。1869年(明治2年)の大火で茅葺きの家々が焼け、商人たちは燃えにくい塗屋造と瓦で建て直す。それが今日まで残る町の姿だ。1996年12月、この一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。

行く前に

現金
町並みを歩くこと自体に料金はかからず、通りはいつでも通れる。公開されている町家は市の施設で、それぞれ休館日がある。店や喫茶のために現金を持っておきたい。
行く前に
鏡田屋敷は耐震診断のため2026年4月から閉館している(確認時点)。通りと外観の見学には影響しない。地区は全体が平坦で舗装されている。夜間のライトアップはないので、白壁は日中に見るのがいい。
別ルート
車なら大分自動車道・杷木ICから観光会館「土蔵」まで約10分。近隣に市営駐車場がある。
降りたあと
筑後吉井駅から北東へ徒歩10分ほど。旧街道の家並みと観光会館はまっすぐ進んだ先にある。