龍飛崎
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

青森・津軽半島No.797★★地図で見る →

龍飛崎

nature穴場——実はすごい

津軽半島の最北端。国道339号がアスファルトをやめ、階段になって岬を登っていく場所だ。上には灯台と石碑の丘、そして青函トンネル記念館が立っている。

  1. 起点青森駅
  2. 約3時間鉄道+町バス
  3. 降車龍飛崎灯台(外ヶ浜町循環バス)
  4. 徒歩
  5. 龍飛崎

狙い目

青森ではよく知られた岬で、夏には観光バスも上がってくる。穴場ではない。人が薄いのは単純に遠いからだ。蟹田より北の鉄道は2022年8月の大雨被害で止まったままで、最後の二区間はローカルバス頼みになる。青森からの日帰りでここまで北上する人は、そう多くない。

場所

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見どころ(歩く順)

階段国道339号くろふね / CC BY 3.0
  1. 龍飛埼灯台断崖の上に立つ白い灯台。日本の灯台50選のひとつ
  2. 碑の岬太宰治・吉田松陰・川上三太郎の碑が並ぶ丘。ボタンを押すと歌謡碑から曲が流れる
  3. 青函トンネル記念館海底トンネル工事の記録館。ケーブルカーで実際の作業坑へ下りられる
  4. 階段国道339号灯台側から漁港へ下る、歩行者だけの国道区間
  5. 龍飛漁港階段の下端。崖下に岬の家並みと漁船が並ぶ

実際の行き方

  1. 青森駅→蟹田駅(JR津軽線)。
  2. 蟹田→三厩(外ヶ浜町の代行バス・乗合タクシー。運休中の鉄道区間の代わり)。
  3. 三厩→龍飛崎灯台(外ヶ浜町循環バス・約30分)。
  4. 龍飛崎灯台→灯台と碑の丘(徒歩約7分・登り)。そこから階段国道を下って龍飛漁港へ。
蟹田まで鉄道、その先は代行バス
青森駅からJR津軽線で蟹田へ。蟹田から先は2022年8月の大雨被害で列車が止まったままで、外ヶ浜町の代行バスと乗合タクシーが三厩方面をつないでいる。三厩からは町の循環バスで約30分、龍飛崎灯台まで。列車もバスも1日数本なので、3区間の乗り継ぎには午前いっぱいを見ておきたい。
龍飛崎灯台から戻る
帰りは同じ3区間を逆にたどる。町の循環バスで三厩へ、代行バスで蟹田へ、JR津軽線で青森へ。どの区間も1日数本しかないため、階段を下り始める前に帰りの便を決めておきたい。時刻は外ヶ浜町が改正のたびに案内を出し直している。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

半島はここで細くなり、津軽海峡の上で唐突に終わる。国道339号は龍飛漁港から灯台のほうへ岬を登っていくが、その区間は道路ではない。362段、全長388.2メートル、標高差およそ70メートルの階段だ。車もバイクも入れず、階段でできた国道は全国でここだけになった。強い風がこの岬の常態で、地名は龍が飛ぶほどの風に由来するという。晴れた日には、海峡の向こうに北海道・松前半島が横たわって見える。

おすすめの楽しみ方

階段国道は下りで歩くのがいい。灯台の側から見ると漁港までの一本の線として全体が見え、登り返さずに済む。記念館は別枠で考えたほうがよく、岬は立ち寄りより半日で組むと収まりがいい。町のバスは1日数便なので、下り始める前に停留所の時刻表を撮っておきたい。

歴史・背景

龍飛崎は長いあいだ、訪れる場所というより海峡を見張る場所だった。それでも来てしまった人たちの碑が、灯台の上の丘に並んでいる。幕末の思想家・吉田松陰の碑があり、太宰治の碑もある。太宰は『津軽』の取材で岬の下の旅館に泊まっており、その建物はのちに集落の観光案内所として使われた。海の下を抜けているのは北海道へ渡る鉄道トンネルで、岬に建つ記念館がその掘削の記録を引き受けている。

行く前に

現金
岬そのもの、階段国道、灯台のまわり、碑の丘はいずれも無料。青函トンネル記念館とケーブルカーは別料金になる。町の循環バスと代行バスの運賃は車内払いなので、現金を用意しておきたい。
行く前に
階段国道の区間は北国の冬のあいだ通行止めになる。青函トンネル記念館も通年営業ではなく、シーズンを区切って開いている。風の強さがこの岬の常態で、崖の上は季節を問わず吹きさらしだ。岬の下の観光案内所は町の告知により2026年春から閉館しており、問い合わせ先は記念館に移った。
別ルート
車なら東北自動車道・青森ICで降り、国道280号で陸奥湾沿いを北上して途中から国道339号へ。蟹田より先の鉄道が止まっている今は、こちらのほうが現実的だ。
降りたあと
龍飛崎灯台で下車。舗装路を7分ほど登ると灯台と碑の丘で、階段国道の上端はその先、漁港側に開いている。