別子銅山 東平ゾーン
実写(ライセンス済み)Araiyasushige / CC0

愛媛東・新居浜No.625★★地図で見る →

別子銅山 東平ゾーン

history穴場——実はすごい

新居浜の背後の山腹に残る、別子銅山の採鉱本部跡。レンガの貯鉱庫と索道の石積みが森のなかに立っている。通じる道は狭い市道が一本で、冬のあいだは閉鎖される。

  1. 起点マイントピア別子(せとうちバス・マイントピア線)
  2. 往復約2時間マイントピア別子発のガイドバス
  3. 別子銅山 東平ゾーン

狙い目

知られていない遺構ではない。愛媛では有名で、案内板もきちんと整備されている。人が絞られるのは道のほうだ。通じているのは狭い市道が一本だけで、大きな車は入れず、12月から2月末までは完全に通行止めになる。季節を外して来た人、車格を間違えた人は、単純に上までたどり着けない。

場所

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見どころ(歩く順)

東平歴史資料館Dokudami / CC BY-SA 4.0
  1. 東平歴史資料館上段の平場に建つ木造の資料館。鉱山町の暮らしをジオラマと写真で見せる
  2. マイン工房保安本部の建物跡を転用した工房。中に入って見学できる
  3. 貯鉱庫跡と索道停車場跡東平の主役。斜面に組まれたレンガの貯鉱庫と、索道を受けていた石積み
  4. 花木園遺構の上、平らにならされた段に花木を植えた園地

実際の行き方

  1. 新居浜駅→マイントピア別子(せとうちバス・マイントピア線)。
  2. マイントピア別子→東平(ガイド付き観光バス、11時/13時発、往復約2時間)。
  3. 資料館からマイン工房を経て、貯鉱庫跡と索道停車場跡へ下りる。
  4. 同じバスでマイントピア別子へ戻る。
マイントピア別子発のガイドバス
道の駅マイントピア別子から東平へ、ガイド付きの観光バスが出ている。現地での見学を含めて往復およそ2時間。有料の予約制なので、当日の飛び込みではなくWebか電話で押さえておきたい。マイントピア別子へは、新居浜駅からせとうちバスのマイントピア線で行ける。
マイントピア別子へ戻る
ツアーは出発地のマイントピア別子の駐車場に戻ってくる。後の便は13時発なので、新居浜駅へ抜ける予定なら、夕方の便を当てにせず午後の帰着から逆算して組むこと。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

東平(とうなる)は、新居浜の市街を見下ろす赤石山系の中腹、標高およそ750メートルにひらけた平場である。二十世紀の初めの一時期、ここに別子銅山の採鉱本部が置かれ、それを支えるひとつの町が山の上にできた。坑が止まると町は空になり、山は森に戻っていった。残ったのは石とレンガだ。斜面に組み込まれた貯鉱庫、索道停車場の石積み、もう何も載っていない平場を支えている擁壁。苔と紅葉がその上を覆っている。

おすすめの楽しみ方

資料館は10時に開き17時に閉まる。休みは月曜、祝日と重なればその翌日だ。ガイドバスはマイントピア別子を11時と13時に出るので、遺構を午後の光で見たいなら後の便を選ぶといい。ただし12月から2月末までは、道もバスも資料館もまとめて閉まる。

歴史・背景

採鉱の中心は、掘る場所が動くたびにこの山を上下してきた。1916年、本部は東平へ移される。以後の十四年間、この平場が別子銅山の頭脳だった。1930年に本部はさらに下の端出場(はでば)へ移り、その跡地が今のマイントピア別子である。東平坑は1968年に休止し、山は森に返された。のちの保存整備で、歴史資料館と、保安本部跡を使った工房を備えた見学地としてよみがえった。

行く前に

現金
歴史資料館は入館無料。ガイドバスは有料で、料金は運営側の設定なので予約時に最新の額を確認したい。マイントピア別子までの路線バス代として現金も用意しておく。
行く前に
東平エリアは12月から2月末まで閉鎖される。市道河又東平線は狭く、離合できない区間がある。車高2.8メートル・車幅2.1メートル・車長7.1メートルを超える車は通行できない。新居浜市に大雨警報が出れば道は止まり、気象警報が出ればバスも中止になりうる。
別ルート
3月から11月なら、市道河又東平線を自分の車で上がることもできる。ただし小さい車に限られ、混み合う土日祝は狭い区間で交通規制が入る。
降りたあと
発着はマイントピア別子(端出場ゾーン)の駐車場。せとうちバスの同名の停留所も同じ敷地にある。