
福島西・吾妻連峰No.1101★★地図で見る →
磐梯吾妻スカイライン
吾妻連峰の東斜面を越えていく高所の道。春から晩秋までしか開かない。中間地点の浄土平は灰色の裸地の台地で、駐車場とビジターセンターがあり、火口壁までは歩いて上がれる。
- 起点福島駅
- 約1時間季節運行の直行バス
- 降車浄土平(磐梯吾妻スカイライン)
- そこから
- 磐梯吾妻スカイライン
狙い目
東北を代表するドライブコースで、秋の週末には浄土平の駐車場が埋まる。静かな場所ではない。見落とされているのは、秘密の展望台があるという話ではなく、ほとんどの人が車から降りないという一点だ。頂上部の台地は普通の靴で歩ける。駐車場から始まる短い登りが、写真を撮って通り過ぎる場所と、一日過ごせる場所とを分けている。
場所
福島のほかの記事 20件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 浄土平ビジターセンター駐車場に隣接する国立公園の拠点。当日の登山道情報と火山ガスの掲示が出る
- 浄土平天文台同じ台地に立つ、日本でいちばん標高の高い公開天文台
- 浄土平湿原の木道センター脇の湿地を抜ける短い木道。解説板が置かれている
- 吾妻小富士の火口壁駐車場から道路を渡って始まる、裸の円錐をまっすぐ上がる階段道
- 一切経山台地の北にそびえる標高1949メートルの山。長めの登山道が通じている
実際の行き方
- 福島駅西口→浄土平(季節運行の直行便「浄土平スカイアクセス」・要事前予約・約1時間)。
- 浄土平に着いたら、ビジターセンターで当日の登山道と火山ガスの情報を確認する。
- 駐車場から道路を渡り、階段を上って吾妻小富士の火口壁へ。
- 台地を離れる前に、センター脇の湿原の木道を歩く。
- 福島駅から季節運行の直行バス
- 開通期間中は、福島駅西口から高湯温泉を経由して浄土平へ向かう直行便「浄土平スカイアクセス」が走っている。所要は約1時間で、その場で乗り込むのではなく事前に予約する形だ。運行するのは道が開いている期間だけになる。車で行く場合も福島駅から約1時間かかる。
- 福島へ戻るか、南の土湯へ抜ける
- 来た道を福島駅へ引き返すか、そのまま南下して土湯峠を越え、道の南端の土湯温泉へ下りる。この台地から歩いて下りる選択肢はなく、夜間は道そのものが閉まる。駐車場を離れる前に帰りの手段を決めておきたい。
どんな場所か
磐梯吾妻スカイラインは、吾妻連峰の東斜面を28.7キロにわたって横切る。北の起点は福島市の高湯温泉の上、南の終点は土湯峠だ。最高地点は浄土平の近くで標高1622メートル、道の大半は平均1350メートルほどの高さを保っている。上がるにつれて地面が変わる。下部はブナやダケカンバの林、上部は灰色の火山灰の斜面と裸の岩、そして湯気の立つ地面になる。全線が磐梯朝日国立公園のなかにあり、日本の道100選にも選ばれている。
おすすめの楽しみ方
駐車場から吾妻小富士の火口壁までは階段を10分ほど。火口を一周すると約1時間かかる。一切経山は片道約90分と規模が違うので、ついでではなく朝のうちに取りかかりたい。どちらに向かうにしても、まずビジターセンターの火山ガスと登山道の掲示を読んでから決めるのがよい。
歴史・背景
開通は1959年。観光のために造られた東北の山岳道路としては最も早い時期のもので、それまで人が越える道のなかった斜面に引かれた。もとは県の事業として始まり、途中から日本道路公団が引き継いだ経緯があり、半世紀以上にわたって有料道路として運用されてきた。2013年に無料開放され、いまは通常の県道として、開通している期間なら誰でも無料で通れる。
行く前に
- 現金
- 道路そのものに通行料はかからない。浄土平の駐車場は有料で、ビジターセンター・天文台・レストハウスはそれぞれ開設期間と料金が別に決まっている。金額と時間は当日に確認したほうが確実だ。
- 知っておきたいこと
- 開通しているのはおおむね4月上旬から11月中旬まで。それ以外は雪で閉鎖される。シーズンの初めと終わりには夜間通行止めもかかる。吾妻山は活火山なので、火山ガスの状況によって台地の登山道が急に立入禁止になることがある。福島県の道路規制情報とビジターセンターの掲示が、最新の判断材料になる。
- 別ルート
- 南側から入るという手もある。猪苗代方面から土湯峠へ上がり、静かな端からこの道に乗る。福島側へ下るときは、つばくろ谷で車を停めたい。不動沢橋が谷を渡っていて、道沿いに置かれた八つの展望地「吾妻八景」のひとつになっている。
- 降りたあと
- 直行バスも駐車場も、着く場所は同じ浄土平の台地。ビジターセンター、天文台、湿原の木道はいずれも駐車場から数分の徒歩圏にあり、吾妻小富士へ上がる階段は道路の反対側から始まる。